なぜ、政治家、マスコミ、評論家は本当のことを言わないのだろうか?多分多くの人が黙っているが、私は今の郵政に関する動きは日本の非常に大きくなった国の借金問題と明らかに関係があると思います。
●なぜ、国債価格は下がらないのか?
日本国債は、ゆうちょ銀行と日本の金融機関により買い支えられている官製マーケット。もし、国債き受けができなかったら国債価格が暴落し、金利は高騰。株式市場はかつてない値崩れを起こし、日本発の金融恐慌として世界を震撼させる。
●日本とギリシャの違い
非常に大きい借金を持つ日本が、少し前の南米や今のギリシャのような問題とならないのは、日本国債を保有しているのが政府に飼いならされている日本郵政を筆頭とする日本の金融機関(日本の金利は、中国の元と同じように政府によってコントロール)である。
という2つを軸にして、これまでの動きを見てゆくと今の動きが説明できる。
●なぜ、日本郵政民営化を方向転換しようとしているのか?
ゆうちょ銀行が外資に買収されると、利益重視の外資は運用利回りの低い日本国債を売却し、その他の利回りの高い金融商品に乗り換えようする可能性が高いと考えられ、それが起こると国債価格が暴落し、金利が高騰する。
●なぜ、斉藤次郎氏が日本郵政の社長に就任したか?
国債の引き受けを円滑にするめるために、ゆうちょ銀行は非常に重要で、国(i.e.財務省)との連携ができる人をつけることが必須であった。
●なぜ、預け入れ限度額を上げようとしているのか?
ゆうちょ銀行に、円滑に今後発行される日本国債を引き受けさせるための資金(預金)が必要であること。また、将来景気が良くなった時に金利げるためには、満期が近い国債をより長期な国債に借り換え金利変動リスクを低減する必要があり、そのゆうちょ銀行による当該国債の購入資金が必要であること。
私は、亀井さんは嫌いですが、亀井さんがやっていることはある程度理にかなっていると思います。でも、一方、日本郵政の再国営化による非効率性の温存等のリスクを考えると、どうやって今後の日本郵政をウォッチしていくかが重要ですが。。