
8月20日 廬山 雨のち曇りのち晴れ
昨夜からの雨が今朝もシトシトと降り続く。
この旅行を決める前に見たネットの長期天気予報、廬山には晴れマークがずらりと並んでいた。
万全を期して旅行先を決めたはずなのに。
持ってきた傘はあくまでも日傘として使うはずだったのに。
ドミトリーの窓から外を恨めしそうに眺める。
あぁ、お腹が空いてきた・・・取りあえず朝食を食べに出掛けよう。
牯岭街に出て廬山三鮮米粉をすする。米の麺はツルツルとのど越しが良い。具は昆布と茹で卵の白身と豚肉で、辛くて酸っぱいササゲの漬物をトッピングした。

雨が降る中を大勢の観光客を乗せた循環バスが行き交う。朝食が済む頃には雨が止んだ。
ユースに戻ってバックパックに飲み物とお菓子と廬山地図を詰め込んで出直す。
まず、循環バスのフリーパスを購入しに行く。
東ルートと西ルートの2路線が7日間乗り放題で80元。
他人に転売が出来ないように、機械で読み取らせた右手親指の指紋をプラスチックのフリーパスにインプットし、乗車の度に職員が指紋を照合する。ずいぶんとハイテクだ。
循環バスに乗り込む時は運転手に目的地を告げる。方向が違っていたら、別の循環車へ乗るように促される。
運行時間は4月1日~10月31日は7:00~19:00、11月1日~翌年3月31日は7:30~18:00である。
循環バスのお蔭で、スムーズに観光スポットや登山口に行けて、移動時間短縮と体力温存が出来た。
今日の観光は下記の順番で廻った。
「花径」(被写体は私でもKateでもありません)

「如琴湖」



「飛来石」

「三畳泉」とそこに向かうまでの山道と景色とケーブルカー






ケーブルを降りてからひたすら急な山道を降りる。ちょうど太陽の高さがピークに達し、汗がとめどもなく流れる。
「五老峰」










昨晩、同室の(ドリフターズの仲本工事似の)おひとり様20代女子(以下略称「工事ギャル」)が撮った写真を見せてくれながら、一番よかった場所だと言っていた「五老峰」。一峰から五峰まで片道2.36kmの山道を往復する。
もう一人の同室者で、昨夜遅くに霧の中を模索しながらユースに到着した(私と多分年齢が近いけれど体育教師みたいに溌剌としている)天津から来たおひとり様女性(以下略称「天津ギャル」)と第四峰でバッタリ会う。
彼女はおひとり様ヤング男子と一緒で、五老峰から三畳泉へ向かうと言う。工事ギャルも天津ギャルも循環バスを使わずに廬山を歩き回るツワモノである。
「電力ダム」。ダイナミックな放水を期待して行ったが、実際は濃厚なアオコまみれの静かな池

特産品「雲霧茶」の茶畑

今日の観光はここまで。
夜はユースの女将に教えてもらったもう一軒の店「石牛酒家(レストラン)」へ行く。
牯岭街から看板は見えども(狭い道に入って石段を登らなくてはならず)決して良いとは言えない立地条件であるのにも関わらず、順番待ちの観光客で賑わいを見せている。
今日も廬山ビールで乾杯してから・・・



登山後の食事は格別にうまいっ
<お小遣い帳>
朝食12元
循環バス フリーパス券80元
三畳泉入場料64元
三畳泉ケーブルカー往復80元
夕食116元/2=58元
廬山地図5元
宿泊45元
合計344元