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上海老婆のひとりごと

趣味の旅行・日常生活で感じたあれこれ
「老婆」は中国語で「女房」「かみさん」の意味。

江西省廬山へ行ってきた2

2013-08-24 | 旅行

8月20日 廬山 雨のち曇りのち晴れ

昨夜からの雨が今朝もシトシトと降り続く。

この旅行を決める前に見たネットの長期天気予報、廬山には晴れマークがずらりと並んでいた。

万全を期して旅行先を決めたはずなのに。

持ってきた傘はあくまでも日傘として使うはずだったのに。

ドミトリーの窓から外を恨めしそうに眺める。

あぁ、お腹が空いてきた・・・取りあえず朝食を食べに出掛けよう。

牯岭街に出て廬山三鮮米粉をすする。米の麺はツルツルとのど越しが良い。具は昆布と茹で卵の白身と豚肉で、辛くて酸っぱいササゲの漬物をトッピングした。


雨が降る中を大勢の観光客を乗せた循環バスが行き交う。朝食が済む頃には雨が止んだ。

ユースに戻ってバックパックに飲み物とお菓子と廬山地図を詰め込んで出直す。

まず、循環バスのフリーパスを購入しに行く。

東ルートと西ルートの2路線が7日間乗り放題で80元。

他人に転売が出来ないように、機械で読み取らせた右手親指の指紋をプラスチックのフリーパスにインプットし、乗車の度に職員が指紋を照合する。ずいぶんとハイテクだ。

循環バスに乗り込む時は運転手に目的地を告げる。方向が違っていたら、別の循環車へ乗るように促される。

運行時間は4月1日~10月31日は7:00~19:00、11月1日~翌年3月31日は7:30~18:00である。

循環バスのお蔭で、スムーズに観光スポットや登山口に行けて、移動時間短縮と体力温存が出来た。

今日の観光は下記の順番で廻った。

「花径」(被写体は私でもKateでもありません)


「如琴湖」
  

「飛来石」


「三畳泉」とそこに向かうまでの山道と景色とケーブルカー
      
ケーブルを降りてからひたすら急な山道を降りる。ちょうど太陽の高さがピークに達し、汗がとめどもなく流れる。

「五老峰」
         

昨晩、同室の(ドリフターズの仲本工事似の)おひとり様20代女子(以下略称「工事ギャル」)が撮った写真を見せてくれながら、一番よかった場所だと言っていた「五老峰」。一峰から五峰まで片道2.36kmの山道を往復する。

もう一人の同室者で、昨夜遅くに霧の中を模索しながらユースに到着した(私と多分年齢が近いけれど体育教師みたいに溌剌としている)天津から来たおひとり様女性(以下略称「天津ギャル」)と第四峰でバッタリ会う。

彼女はおひとり様ヤング男子と一緒で、五老峰から三畳泉へ向かうと言う。工事ギャルも天津ギャルも循環バスを使わずに廬山を歩き回るツワモノである。

「電力ダム」。ダイナミックな放水を期待して行ったが、実際は濃厚なアオコまみれの静かな池


特産品「雲霧茶」の茶畑


今日の観光はここまで。

夜はユースの女将に教えてもらったもう一軒の店「石牛酒家(レストラン)」へ行く。

牯岭街から看板は見えども(狭い道に入って石段を登らなくてはならず)決して良いとは言えない立地条件であるのにも関わらず、順番待ちの観光客で賑わいを見せている。

今日も廬山ビールで乾杯してから・・・
 鄱阳湖爆虾(poyanghubaoxia) 48元 香ばしい

笋衣烧肉 38元 水で戻した筍の皮と豚肉を醤油で煮込んでいる

素炒野芹菜 20元 セリの炒め物 さっぱり味

登山後の食事は格別にうまいっ

<お小遣い帳>
朝食12元
循環バス フリーパス券80元
三畳泉入場料64元
三畳泉ケーブルカー往復80元
夕食116元/2=58元
廬山地図5元
宿泊45元

合計344元

コメント (2)
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江西省廬山へ行ってきた1

2013-08-22 | 旅行

8月19日(月)晴れ

自宅から最寄りの地下鉄駅に向かって5時台(6時近く)の始発に乗り込む。

私が乗る新幹線は7:40に上海虹橋火車駅を出発するから、そんなに早く家を出る必要はなかったのだけれども、上海の地下鉄は始発と終電の時間が告示されているだけで、利用者に対しての時刻表という物がないから安全パイでそうした。(案の定、虹橋火車駅で時間を持て余す)

上海ではバス(夜間運行バスは除く)にも時刻表がない。地下鉄と同様に始発と終点の時間が表示されているだけだ。

日本のバスは時刻表通りに来るからすごいなぁと感心してしまうが、運転手のストレスが心配である。

上海虹橋火車駅を出発して、江西省省都の南昌駅まで6時間29分揺られる。

里帰りする女性と子供が何組もいて託児室さながらの賑やかさだった。

ほぼ定刻に到着した南昌駅から更に九江火車駅行の新幹線に乗り換える(乗車時間は1時間5分)


九江駅の1つ手前の廬山駅は廬山へ行くバスの本数が極めて少ない。(紛らわしい駅名である)

途中で新幹線は長江を横断する


九江駅からタクシーで長距離バスステーションへ。


廬山へ向かう長距離バスは途中、廬山のチケットセンターに停まり、乗客は全員一旦ここで降ろされ、廬山のチケットを購入後また同じバスに乗って出発する。

九江から廬山まで曲がりくねった山道を1時間走る。

車窓からはススキが見えて秋の気配を感じる。海抜が高くなるに従って涼しさが増していく。

長距離バスは乗客を牯岭街(gulingjie)まで運ぶ。そこは廬山で一番賑やかな通りで、宿泊施設、飲食店、お土産屋などが軒を連ねる。


牯岭街から徒歩10分の緑に囲まれた「廬山大自然青年旅舎(ユースホステル)」の6人ドミトリーにチェックインする。

女将に案内されて部屋のドアを開けると2段ベッドが3つある。Kateが下段、私は上段を使う。

先住民はお出かけ中だ。私達は荷物を置いて女将に教えてもらったレストラン「利民煨汤」へ向かった。

まずは室温の廬山ビールで乾杯


石耳肉片。28元。「石耳」は廬山の特産品で歯応えのない木耳(きくらげ)みたいで淡白な味わい。きゅうりと豚肉で炒めている。
 

廬山活豆腐。15元。固めの絹豆腐みたいでこれも淡白な味わい。


農家三宝。15元。ジャガイモとピーマンと茄子の薄切り炒め。


石魚炒蛋。18元。「石魚」も廬山の特産品でしらすに似ている。玉子と玉ねぎとピーマンで炒めている。
 

たっぷり食べてレストランを出る頃には、霧が牯岭街を包み幻想的な世界となっていた。


そして雨が降り始める。私とkateは雨女で一緒に行った安徽省の九華山でも黄山でも雨に降られた過去がある。

ユースに向かってダッシュする。女将曰く「1か月以上ぶりの雨」だとか。自分たちがやっぱり雨女であることを思い知らされる。

雨脚は衰えずにザーザーと降り続ける。なんだか不穏な予感がしてきた。

<お小遣い帳>
上海地下鉄 5元
上海虹橋火車駅→南昌火車駅 新幹線2等席237元+代理店手数料5元=242元(8月14日購入)
南昌火車駅→九江火車駅 新幹線2等席39.5元+代理店手数料5元=44・5元(8月18日購入)
九江火車駅→長距離バスステーション タクシー5元(初乗り)+1元(燃料費)6元/2=3元
九江→廬山 長距離バス 15元
廬山チケット180元
ユースホステル45元/日(会員割引)
夕食85元/2=42.5元
みかん9元/2=4.5元
合計581.5元
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プーケットへ行ってきた5

2013-08-14 | 旅行

とうとう最終日を迎える。朝から快晴で気持ちが良い。
 

ビュッフェで朝食を済ませて夫とビーチを散歩する
    

海は穏やかそうに見えても波が荒いので遊泳禁止である。波間に見えるのは3人のサーファーの姿だけ。

食材屋さんで見かけた大きな豆。いったいどんな味なのか?


ベビーコーンはタイ鍋で食べた。甘くて美味しい


現地のタイ人御用達の屋台
 

喉が渇いたので軽食屋でコーヒーを頼む。(普段はブラックしか飲まないから)心の準備もなく無防備に口に含んだコーヒーが激甘でビックリ!!血糖値が一気に高まりそう。

別の店で昼食をとる。コブミカンの葉とレモングラスと生姜と唐辛子が効いたスパイシーなトムヤンクンで思い切りむせる。

夕食は海鮮に舌鼓を打つ
  

ロブスターはガーリックで炒め、大きなシャコは塩コショウで、蟹はカレーで味付けをしてもらう。甲殻類は手づかみでワイルドにかぶりつくとうまさが倍増する。

空港へ着く前に(ツァーに含まれていた)タイ式マッサージ屋に寄る。夫と日本語で話していたら、女性マッサージ師が日本語で会話に入ってきて、ビックリした。

彼女は30年前に東京で働いたことがあると言う。

外国旅行では(上海でも)、周囲の人たちは日本語が分からないだろうと、ついつい会話のハメをはずしてしまう(言いたい放題で楽しいのだが)。

後で、そばにいる人が日本語の分かる外国人(人民)だったとか、私みたいに雰囲気の現地化が進んでいる日本人と知って、冷や汗をタラ~リとかくこともある。

ここは浦東空港?虹橋空港?深夜のプーケット空港は人民で溢れっている。

掲示板に示された目的地には中国の地名が並んでいる。

免税店でプーケット最後の買い物に忙しい人民とは反対に、私はイスに腰掛けてモーレツな睡魔と闘っていた。

普段は10時前後の就寝で(起床も比例して早い)、3:45の離陸まで起きていられない。

周囲に目を泳がすと、搭乗口前のイスが3つ空いている。小柄な体を横にして人目も気にせずに爆睡した。






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プーケットへ行ってきた4

2013-08-11 | 旅行

昨夜から海の見えるホテルに移る。

今日は朝から天気が良い(こんな日にシュノーケリングをしたかった~!!)

朝から仏教のお寺に案内された後は、まるまる1日を使って、天然ゴムの低反発枕屋さんや宝石屋さんやタイのお土産屋さんに連行される。

(後で思えば)ホテルに残ってプールで泳いだり、ビーチを散歩したり、読書して過ごすべきだった。

今日のお土産屋さんの第一弾である枕屋さんでレクチャーを受けた後、低反発のマットや枕で横になって寛ぐスペースが設けられていた。


周りの人民の買いっぷりがすこぶる良い。日本円で約1万円もする枕が羽の生えたように売れる。

夫も買う気満々で2個買った。どの人民の手にも圧縮して小さくした枕の箱があった。

お土産屋さんの第二弾である宝石屋さんで、タイはルビーやサファイアの産地でお買い得と言われたが、眺めるだけでもう満足である。

第三弾のお土産屋さんではカシューナッツ、タイシルクのキルティングバッグ、トムヤンクンやエビペーストなどの調味料、アロマグッズ、お香、瀬戸物などがあり、私はここで主にカシューナッツを仕入れた。

夜はホテルの近くのタイ式マッサージ屋へ。

夫はタイ式マッサージ全身200バーツ、私はオイルマッサージ300バーツをお願いした。

部屋中に籠る薄荷と樟脳系の香りが(エヘン虫にいじめられている)喉に心地よい。

マッサージ料とチップの20バーツを一緒に手渡すと、マッサージをしてくれた女性が微笑んで合掌して受け取る(こんな感じです)


私のこれまでの人生を振り返ると、人様から合掌されたことがなかったので嬉しいものである。

マッサージで体が軽くなったら、タクシー(昼に撮影)に乗って夜の街へ繰り出す。このパトンビーチのネオンのある通りはとても賑やかだ。歩きながらダンサーをデジカメに納める。あちこちで見られる無造作な電線の束にもプーケットの躍動感みたいなものを感じる。
   

ボールダンスバーで夫とビールで乾杯(ここは通りに面した開放的な店構えで外国人や人民の観光客のカップルで賑わう人気店)
 
ポールにスレンダーな体を巻き付けて勢いよく回転する彼女の三半規管はとても強そうだ。

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プーケットへ行ってきた3

2013-08-10 | 旅行


ホテルの敷地内には植物がいっぱいで空気も美味しい。
     

3日目になると少しずつ眼のピントがプーケットに合ってくると、街の至るところで見かけるタイ国旗と老人男性と初老女性の写真が気になり始めた。
      

ガイド曰く「国王と次女」

国王の肖像は紙幣とコインにもある。

ガイド曰く「タイ人は仏教と国王を信じている」

タイの微笑みの源はここにあるのかも・・・ぼんやりと思った。

天然ゴム林が続く。


今日もくもりで雨が今にも降りそう。

旅行前の予想に反して日焼け止めクリームの出番がない。

大型ボートでピピ島へ向かう。

救命胴衣を着て、透明度の高いアクアマリン色の海にどぼ~んと飛び込む。
  

いろんな大きさのカラフルな魚がいるいる。ガイドが投げた食パンを目当てに魚たちが寄ってくる。

海底には岩と一体化した大きな2枚貝が見える。あんなのに足の指を挟まれたら大変だ。

でも、心配はご無用。救命胴衣で海上に浮かんでいる私と海底まではかなりの距離がある。

サルの生息する島や海ツバメの巣を採取する洞窟のある島にも寄る。
  

8割方乾いた水着の上にシルクのランニングを着て大型ボートで本島に到着する。

高級漢方食材「海ツバメの巣」センターに連行される。

現地の女性たちが、採取した海ツバメの巣に付着した雑物をピンセットで取り除く作業をしている。

それを小ぶりな蓮の花ビラのような形に成型して乾燥させる。色は白と赤の2種類で、極細の春雨に見えなくもない。

海ツバメは洞窟の高所に巣を作る。

採取には危険が伴って希少価値があるので高価だ。

何人かの人民が買っていた。

買った女性人民に話を聞くと、美容目的だと言う。

私は今日もマンゴスチンを買った。1kg25バーツ(約75円)で14個。


夜は民間芸能を鑑賞して〆。
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