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上海老婆のひとりごと

趣味の旅行・日常生活で感じたあれこれ
「老婆」は中国語で「女房」「かみさん」の意味。

美術館めぐりん4 龍美術館浦西館

2015-04-10 | 美術館めぐりん

4月7日(火)雨 「徐震作 欧州千手観音」
上海入りしてからずーっと雨振りで、とにかく寒い。
数日前には30度もあったと(日本を出る前に)聞いていたので、半袖を持ち込んで張り切っていたのに・・出番はなさそう。
長いダウンコートを着てもおかしくないくらいだけど、さすがにもう4月だからはばかれる。
今日は第一火曜日で、龍美術館の無料開放日。通常は50元。
今日を逃したら、いつタイミングが合うか分からない。これは行くっきゃない。
龍美術館は浦東と浦西の2か所あるが、今回はまだ行ったことのない浦西館へ行くことにした。
地下鉄を乗り継いで、7号線の「龍華中路駅」で下りる。
船厂路が見える。直訳すると、造船所ロードだ。

ここは、街のはずれで黄浦江の近くというローケーション。ここに造船所があったのかな?
駅から歩くこと10分弱。龍美術館が見えてきた。

敷地内には工場の面影がある。

10時のオープンを前に、ヤングの大群と年配者のグループが列を成す。
私みたいなおひとり様はごくわずか。
自分のペースでゆっくり鑑賞する、至福の時間
    

コンセプチュアルアーティスト徐震の回顧展(5月24日まで)
       

1元札で作られた戦車。(日本では5円玉製の置物を見たことがあるけど、紙幣のはないなぁ)。100元札製だったら、すぐ誰かに持って行かれちゃいそう
 
美術館の裏手には黄浦江が雨を受けながら滔々と流れる

夕方はH嬢のオフィスがある静安寺で待ち合わせて、東北料理レストランへ。
メインストリートから外れた、人民御用達のチェーン店でないお店。
内装にお金が掛かっていない、この手のお店はリーズナブルで美味しいし、日本語の分かる人がいなさそうなので、思いっきり会話が楽しめる。
これぞ、上海の醍醐味。
太い春雨を細切りの白菜の古漬けと肉で炒めたものは、私の大好物

サツマイモにゆるいべっこう飴を絡めた「抜丝地瓜」。日本の大学イモに似ているが、表面のカリッとした飴の食感が楽しめる。

ニンニク味の蕨の冷菜

女子2人だと3品でもうお腹がいっぱい。大満足じゃ~
これで65元とは嬉しい。
物価が鰻のぼりの上海だけど、いつまでもこの値段で頑張って欲しい!!


龍美術館 毎月第一火曜日は無料開放日。入場は閉館の1時間前まで。
浦西館 7号線龍華中路駅下車 徒歩10分
龍騰大道3398号×瑞寧路
10:00~18:00
021-64227636

浦東館 7号線花木路駅下車 徒歩14分
羅山路2255弄210号×花木路
10:00~17:30
021-68778787
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美術館めぐりん3 上海城市彫塑芸術中心

2014-07-15 | 美術館めぐりん

7月10日(木)晴れ
梅雨が明けた途端にいつもの暑い夏がやってきた。
お散歩好きなMMさんに教えてもらった「上海城市彫塑芸術中心」の「迪奥小姐(Miss Dior)」へ。

クリスチャン・ディオールと聞いて、口紅や香水が頭に浮かぶ程度の私。
どんな世界なのか覗きに行ってみた。
さまざまな時代に発表された服。昔のものとは思えない新鮮さがある。
            
映像

オブジェ
   
装飾品

日本人デザイナーによる作品
 
人民はモデルさながらにポーズを決めて写真をビシバシ撮る


    

こういうオシャレな場所も良いもんだわぁ~

上海城市彫塑芸術中心
淮海西路570号
迪奥小姐展は7月20日まで。
無料
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美術館めぐりん2-2 龍美術館浦東館

2014-07-11 | 美術館めぐりん

最近忙しくて日記が滞りがちですが、ぼちぼち書いていきます。
7月2日(火)雨時々くもり
先月に引き続き、今月の第一火曜日も龍美術館へ。
浦東館、浦西館とも第一火曜日は無料開放日。
前回は浦東館へ行ったので、今日は浦西館と思ったのだが、ホームページで確認したら、なんと「陳逸飛の作品展」が開催されているではないかっ。迷わず浦東館へ。
陳逸飛(chenyifei)は、2005年に58歳の若さでこの世を去っている。
著名な画家であり、映画監督もし、順風満帆に見えた彼の突然死は中国全体を驚かせた。死因は胃の出血。
彼の名前を聞くと、私は繊細なタッチで描かれた美人女性画を思い浮かべる。
今日やっと本物を鑑賞することが出来た。
体温を感じると言うか・・モデルが額の中でも呼吸をしているような、超写実的な絵たちにビックリです。

注:陳逸飛の展示は、7月25日まで(残念ながら、8月5日の無料開放日の前に終了)

龍美術館 浦東館
電話 6877-8787
浦東 羅山路2255弄210号 花木路に近い
第一火曜日無料開放(通常50元)
10:00~17:30

今回は、地下鉄7号線「花木路駅」の5番出口から徒歩で向かいました。
1.5kmとちょっと離れているけれど、約15分位です。
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美術館めぐりん2 龍美術館

2014-06-05 | 美術館めぐりん

6月3日(火)曇り
曇り空の日が続いて過ごしやすい。
梅雨が確実に近づいているのを感じる。
冬春衣料をかたずけなくてはいけないのに・・部屋の掃除をしなくてはいけないのに・・ついつい外に目が行ってしまう。
今日は「龍美術館」へ。
龍美術館は浦東と浦西の2か所ある。
入場料50元、2館綴り80元と普段は有料だが、6月から第一火曜日は両館とも無料開放される情報をキャッチ。これは行くっきゃない。
http://thelongmuseum.org/cn/page/detailed/492ct

朝7時過ぎに家を出て、路線バスに乗る。7時半を過ぎると通勤通学のラッシュアワーだ。
浦東に着いてから、浦東22路バスに乗り換えて「羅山路花木路」で降りる。バス停から徒歩2分弱で美術館へ。
8時半に着いたが、誰も並んでいない。警備員に「どこに並んだらいいの?」と尋ねる。
警備員「10時に開館なんだよ。早く来すぎちゃったね~」と笑われた。
初めてくる場所なので、まず散歩をしよう。
この辺は、緑豊かな、高い塀に囲まれた高級住宅街。
河が静かに流れる。

小舟を出して網を仕掛けてエビや小魚を捉える人民もいる。プラスチックの容器に移されたエビが勢いよく跳ねている。
9時に美術館の入り口に戻っても、まだ誰もいない。
私は「世界博物館記念日」の無料開放日で見た、人民でごった返す「震旦博物館」や「上海琉璃博物館」のような激混みを想定していたので、拍子抜けした。
今日も読みが外れた。「フライング」だ。
持ってきた文庫本を広げる。
9時半になって、美術館員が近づいて言う「玄関ホールにイスがあるので、座っても良いですよ」。
ジャスト10時にオープン。

展示品内容は下記の通り
「歴史・風情-李樹基芸術回顧展」 2014年6月5日まで。1935年生まれで現在シンガポール在住。民衆や少数民族の絵が印象的です。少数民族を見ると、旅欲が刺激されます。
「革命的時代-延安以来的主題創作展(常設)」

「龍章鳳函——龍美術館中国伝統芸術館蔵展 (古代器物)」2014年 8月31日まで。

「龍雏鳳種——龍美術館蔵溥儒書画展」 2014年8月31日まで。溥儒(1896-1963)はラストエンペラー溥儀の父方従兄。1949年新中国設立後まもなく、上海から小舟に乗って舟山経由で台湾に渡った。生まれながらに素晴らしい芸術品に囲まれて育ったであろう彼の作品は、繊細なタッチ。
  
「新中国童年記憶-革命題材連環画館蔵展」2014年8月31日まで。

龍美術館のオーナーは、アラフィフの骨董美術品コレクター夫婦。
商売を大成功させて、中国の骨董美術品をどんどん収集し、美術館をオープンさせた。
オークションで有名なクリスティーズ香港のシールが貼られたままの陶器のお椀も。

中国人の底知れぬパワーを感じます。

次回の無料開放日は7月1日(火)。今度は、浦西の龍美術館へ行ってみようかな~

●龍美術館(浦東館) 第一火曜日は無料開放デー!!
場所:羅山路2255弄210号 花木路付近 
時間:10:00-17:30
休館:月曜日
電話:68778787
交通:地下鉄7号線花木路駅5号出口徒歩1.5km。
私は、自宅から路線バスを乗り継ぎ、浦東22路バス「羅山路花木路」で下車し、徒歩2分弱。

●龍美術館(西岸館) 第一火曜日は無料開放デー!!
場所:徐汇区龍騰大道3398号 瑞寧路付近
時間:10:00-18:00
休館:月曜日
電話:64227636
交通:地下鉄7号線龍華中路駅、隧道八線船厂路中山南二路站
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美術館めぐりん 多倫現代美術館

2014-05-25 | 美術館めぐりん

5月17日(土)小雨
世界博物館記念日の第3弾として、上海多倫現代美術館へ向かった。

M50(莫干山路50号)の画廊で知り合った日本人画伯ご夫妻と3年前に参観して以来、久々の多倫現代美術館。
あの時はたしか入場料は10元だったが、館員によると今は世界博物館記念日以外でも無料とのこと。
中国のこーゆー太っ腹なところが好き。
作品の写真を撮っても、全然お咎めのないところも良い。
5月17日~28日まで、毛栗子(maolizi)個人作品展が開催されている。

ポスターの毛栗子という名前を見て、イガの割れ目から顔を覗かせている栗を想像しちゃいましたが、会場にいらっしゃった毛画伯は、「バカの壁」の著者で有名な養老孟司さん似のロマンスグレーでした。
1950年西安出身の男性画家です。
作品を制作中の映像が流れる。
大きなキャンバスを床に置いて、液体の絵の具を景気よくぶちまけて、キャンバスを手に取って揺らしながら、絵の具のかかった部分を拡大させていく。
絵の具の濃淡部分が絶妙で、水分蒸発と共に自然な模様が浮き出て躍動的な作品に仕上がっていく。
     
10~20枚作成して、満足のいく作品は1,2枚だとか。
作品にならなかった作品は、ナイフを入れてボツにしていました。
こんな大胆な現代アートは初めてです。
鑑賞後は気分爽快。そして、お腹がグーグー。
この近くに大好きな湯団屋さんがあるので駆け込んだ.。現地の人民で混み合う人気店。
四新食苑 四川北路1908号。湯団(tantuan)は1客4個入りで10元。(他に麺やワンタンや冷菜なども充実しています)

買った食券を茹で係のおばちゃんに手渡す時に、豚肉3個、黒ゴマ1個でオーダー。
その時の気分で、オール豚肉、オール黒ゴマ、豚肉黒ゴマ2個づつ、豚肉1個・黒ゴマ3個と5通りのオーダー法が楽しめます。

上海多倫現代美術館 入場料無料
虹口区多倫路27号 電話65875996
10:00~17:30(月曜日休館)



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