上海老婆のひとりごと

趣味の旅行・日常生活で感じたあれこれ
「老婆」は中国語で「女房」「かみさん」の意味。

中華三昧!!!

2015-04-17 | グルメ

4月15日(水)晴れ
旅友Yちゃんと夕飯を食べに行った。
「70后飯吧」というチェーンレストラン。
70后は、1970年代生まれという意味

味は普通だが、店内は80后、90后と思しき若い人民で繁盛している。左:デミグラスソース味のビーフマッシュポテト、中:酢豚、山椒の利いた蝦

ヤングエキスを吸収しないともったいない。
懐かしい雰囲気のこじゃれた内装とお手頃価格は、人をご馳走するときにメンツが立つので、割り勘の習慣がない人民に受けているようだ。
私はYちゃんとかL太太と食事する時は、中国の習慣に従って替わりばんこにご馳走し合う。
たまに会う、うんと年下の子とは毎回こっち持ちで、日本に長い間住んだことのある中国朋友とは割り勘だけど。
でも、最近は割り勘をしている若者を見かけることも。時代の流れでしょうか。
春節前に台湾へ行ってきたYちゃんと旅の妄想に花が咲く。
彼女が食事をしながら、wifiで大衆点評の団購(グループ購入)にアクセスし割引券をサクッと購入してご馳走してくれた。
(2人ともまだ行ったことがない)内モンゴルの草原に話が及んだ。
今年の夏に行きたいなぁ~

中華三昧!!

2015-04-17 | グルメ

4月14日(火)晴
D嬢と久しぶりの再会。
辛いものが食べたいという私のリクエストで、任泉というイケメン俳優がプロデュースした火鍋屋へ行った。

蜀地四川香天下火锅 上海に10店舗あります。
店に一歩入ると花椒(山椒)の香りが漂う。
ステンレス鍋の真ん中に仕切りがある、白いマイルドスープと赤い唐辛子スープを分けて入れた鴛鴦火鍋をオーダー。
羊肉や凍らせた豆腐や寛粉(サツマイモの粉をきしめん状にしたもの)や豆苗や白菜やエビのすり身や厚百頁を鍋に投入する。
ここでやっと羊肉にありつけた。(中国の羊肉はスパイスの絶妙な使い方で臭みがなくて美味しい)
D嬢お勧めで、タレは胡麻油とみじん切りのニンニクと香菜だけ。
スープの塩っけが具に染み込んでいるので、このシンプルなタレで十分だ。
グルメの彼女は美味しい店をよく知っている。
本帰国したKateとも一緒にいろんなレストランへ行ったり、遊びに行ったりした頃が懐かしい。

去年8月から半帰国の私。上海を離れて気がついた。山椒の利いた辛い料理が大好きなことに。
むせながら、目に涙を浮かべながら食べる私はドMかも。
東京から上海で短期滞在するようになってから、自宅マンションで料理することが殆どない。
食材の使いきりと掃除が面倒なので、自宅から徒歩10分の老公の実家にしょっちゅうお邪魔している。
そこで婆婆と一緒に作る料理に、辛さや酸味はない。
マイルドな味付けが好きな婆婆(裏のボスざる)の舌に合わせているからだ。
だから、外で一生懸命辛くて酸っぱい料理を食べる。
辛い料理は四川重慶貴州湖南の旅を思い出させる。
あぁ~またバックパッカーの旅がしたい。
4号線で上海火車駅を通ると、発作的に特急列車に乗って、知らない街に行きたくなる。
大まかな日程を組んで、火車に揺られて、いろんな景色を見て、現地の名物を食べて、人民と触れ合って・・・
念じれば叶うはず。

青団(草餅)

2015-04-16 | グルメ

4月11日(土)晴
近所の空き地で今年もヨモギがすくすく育っている。そこは普段人や犬が立ち入らない、私のとっておきの場所。
ヨモギのほかにノビルや馬蘭頭もちらほら。
舅姑はヨモギの名前を知っていても、どんな形をした植物かは知らない。
摘んだばかりのヨモギを二人の目の前に出す。
「良い香りだね。(中国野菜の)菊菜に似ているね」とコメント。菊菜は春菊のことで、油で炒めて塩で調味する。
草餅を作った。二人の喉に引っかからないように、一口サイズで。
自家製あんこは甘さ控えめ。3人でパクパク。
東京に戻ったらまた作ろう。

後日談
L太太とランチしたついでに、この秘密の草園を教えてあげた。
無農薬の馬蘭頭もあって、目がイキイキ。
彼女も公公婆婆と同じで、今までヨモギを見たことがなかったんですって。
都会っ子だわ。


中華三昧!

2015-04-15 | グルメ

4月10日(金)晴
我が家から地下鉄3駅目にある大学の学食で家常菜を食べながらのC嬢との再会も、帰海の楽しみの1つである。
それぞれ夫の母国は異なるが、お互いに国際結婚同志。言外にも通じるものがあります。
今日は、ササゲの炒め物、蒸し鶏の中華和え、小さく角切りした野菜とトッポギを炒めてものをチョイスして、20元也。日本円で400円。
私達は部外者なので、2割増しの値段である。
上海の物価高のスピードに驚くばかり。ため息をつく。
98年に復旦大学へ通っていた当時、私は同級生と屋台のお弁当をよく食べていた。蓋付きの発砲スチロールの容器に一定量のご飯と野菜料理が詰め放題で3元で、これに肉や魚を入れると5元以上になった。私は中国で1回しか食べ物に当たったことがない。16年前の海南島での海鮮、この1回だけ。この数字は長期滞在の日本人では少ない方だと思う。身体が中国仕様ということなのかも。
そんなことを回想しながら、目の前の食事に箸をつける。
自宅で調理した鶏肉料理はパサパサだけど、上海のお店で食べる鶏肉料理はシットリして美味しい。
野菜とトッポギを炒めたものはイマイチだった。同じテーブルで食べているヤングたちのトレーに盛られている料理がついつい気になってしまう。
食事の後は、大学内を流れる小川のほとりに腰を掛けてフリートーキング。
彼女とも前回の帰海では会えなかった。お喋りが堰を切ったようにほとばしる。
中国の卒業シーズンは夏だけど、角帽を手にしたガウンという装いの学生グループを見かけた。ちょっと不思議な光景。


中華三昧

2015-04-14 | グルメ
4月9日(木)晴れ
上海もやっと春らしい気候になってきた。
今日は上海人のL太太(奥さん)とランチへ。
前回の帰海では時間がなくて会えなかったので、今回は満を持しての再会だ。

どうして時間がなかったかというと・・・私よりも1週間先に上海入りした老公の椎間板ヘルニアが、私の上海到着日に再発してしまい、老公の世話に追われていたからだ。
老公は痛み止めクリームをたっぷり擦り込んで、取引先との忘年会に挑んでいたが、とうとう激痛に耐えられず、春節当日から病院に通う羽目になってしまった。
大学病院で数か月前までドクターをしていた姑がほうぼうに連絡をして、春節でも腰の牽引をしてくれる病院を浦東でやっと見つけてくれたのだ。
午前10時に病院に着き、午後3時に病院を出る毎日となった。
午前と午後の2回、1回2時間の合計4時間、老公はベッドに仰向けで腰を牽引され、私は横で読書をしながら過ごす。この牽引ベッドはなかなかの優れもの。日本に持って行きたいくらい。

老公が日本帰国を延期したせいで、私の自由な上海時間は正味1日となった。
旧正月に合わせた帰海で、お目当ての小吃店も閉まっており、友人にも会えずに消化不良のまま日本へ。

2か月後の帰海・・リベンジする時が来た。

L太太の大好物である「わさび風味の柿の種」、チョコレート、日本製の瀬戸物を福袋にして手渡す。
日本製の瀬戸物はもともと上海の我が家にあったもの。
上海にいる時間が少ないと、食材を計画的に使いきらなければいけないので、上海滞在中は自宅で料理せずに、1日1回は老公の実家で舅姑と一緒に作って食べている。
使わない物は必要とする人に使ってもらった方がモノも幸せ。
(昨日会った日本朋友にとても嬉しいことを言われた。彼女に以前差し上げたホットサンドメーカーを職場に持って行ったら重宝がられて、週末はみんなが交代で家に持って帰って使うほど、引っ張りだこだという)
今回差し上げた瀬戸物は、以前に彼女を自宅に招いた際にお菓子を盛ったお皿で、彼女がきれいだと言ってくれたものだ。
お互いの近況報告をしているうちに、私の好きな料理が次々と運ばれてくる。東京では味わえない本場の味に喉が鳴る。

臭豆腐の揚げ物。これはちょっと手が込んでいて、つぶした臭豆腐を湯葉で包んで揚げている。

東京では「臭豆腐」の腐乳なら食材屋さんで手に入る。腐乳汁を木綿豆腐に混ぜれば、作れるかもしれない。

エビを素揚げにして、表面に蜂蜜と砂糖を絡めた「元宝蝦」。殻ごとバリバリ食べると香ばしさが口に広がる。

ナズナと肉をハンカチ状の豆腐製品で包んだ「百頁包」。上海料理のお店では必ずオーダー。

「紅焼帯魚(醤油味の太刀魚)」の定食。大好き。

ナズナとなめこのスープ(写真なし)。上海を離れて気が付いた。自分がナズナ好きだということが。
焼きワンタンもオーダー(写真なし)。上海ではワンタンの食べ方が3通りある。
茹でワンタンをスープに浮かべて食べるのが一般的だが、他にも茹でワンタンを冷やして、ピーナッツバターと黒酢と醤油とラー油を水で溶いたソースを掛けて食べる「冷馄饨」、茹でワンタンを油で焼く「煎馄饨」。

中国人は日本で爆買いしてスーツケースをパンパンに膨らませて帰るが、私は中華料理を爆食して胃袋を満たす。
L太太と東京での再会を約束して再見!!