
このところ毎日天気が良くて、日中外に出ると干からびそうになる。
こんな日はひと泳ぎして、さっぱりした冷菜が食べたくなる。
最近は、徒歩圏内にある大学のプールで泳いでいる。
50m×25mと本格的で、深さは1.5~2.0~2.6mで申し分ない。監視員は6名いる。
深いから大人の利用者が多い。
夏になると思い出すのは、数年前の浙江省の河での恐怖体験。
老朋友Kateと泳いでいる時に、近くでおぼれかけているヤング女子を見かけ、助けようとして大変な目に遭った。
幸いにも事なきを得たのだが、今も私の心にこびりついている。
私達の近くで泳いでいたスレンダー女子が溺れていることに気づき、私はとっさに手をさしのばした。
すると、パニック状態の彼女が、私の体にタコのように絡みつき、私の頭を浮き代わりにし始めた。
彼女が上にのっかっているので、私は水中に。
きゃしゃな彼女のどこにあるのか分からない位のモノすごい馬鹿力。
・・・このままでは、ヤバイ。
彼女を一旦突き放したかったが、到底無理だと分かった。
体内の酸素が段々減って苦しくなってきた・・絡みつく彼女をそのままに、(決してあんな優雅さはありませんが)私はシンクロナイズドスイミングのようにジャンプして、瞬間的に最大限に息を吸い、これを何度かやってみた。
夏の河や海で、溺れた人を助けに行った人が遭難する背景には、こういう状況があるということが分かった。
パニックになった人間に、引きずり込まれるのである。
Kateが機転をきかして、近くの人民を呼んで手をつなぎ、足場を確保して、水中の私に目一杯手を挿しのばし、私の手をがっちり握りしめ、引き揚げてくれて、難を免れた。
その後、彼女は何も言わずにその場からすばやく離れた。「有難う」のひと言もなく・・・
同じツァーに参加していたので、夕食後に私から彼女に話し掛けた。
彼女の口から「有難う」の言葉がやっと聞けた。
助けた時にすぐ言ってくれれば、この恐怖体験は浄化されただろう。
今も近くでクロールやバタフライを泳いでいる人民の水しぶきを被ると、動悸が速くなる。
それからの私は、かなり用心深い。
足がつらないように入念に体操をする。
今度溺れている人を見かけたら、まず周りの人に知らせる。泳いで助けるのは、それなりの知識と技術が必要だ。
長い棒や浮き輪があればベストだけれど・・・空のペットボトルやビニール袋に水を少し入れ、ボールみたいにして、投げるのも1つの手だ。水の重みで風で飛ばされずに、溺れている人の所に届くらしい。
自分が溺れたら、まず仰向けの「けのび」をして、その場をしのごう。
老婆心ながら、皆さんも泳ぎに行くときは、くれぐれも気を付けて下さいね。
さて、本題の白黒きくらげの冷菜の作り方です。
きくらげの冷菜は、中華レストランの定番品。
お店で食べるのは、黒きくらげのニンニク味が多い。
私は、これをアレンジして白と黒のきくらげで、ねぎと生姜とごま油風味で作る。
材料は、黒きくらげ、白きくらげ、きゅうり、塩、ごま油、万能ねぎ、生姜。
①きくらげを水に戻して、一口大に手でちぎり、さっと湯通しする。
②きゅうりをちょっと厚めの輪切りにし、タッパーに入れて、塩を掛けて良く振る。(きゅうりの水分は捨てない)食材の大きさや厚さを同じにすると食べやすい。
③きゅうりの入ったタッパーに、きくらげとごま油と万能ねぎと生姜のみじん切りを入れてよく振って、出来上がり。
黒きくらげは、血を増やしながら血の巡りを良くすると言われている。
最近立て続けに2回も、血液の比重が足りずに献血が出来なかったので、黒きくらげはいろんな料理に取り入れている。
白きくらげは、肌と喉に潤いを与えると言われている。
夏、老公の実家に行くと、婆婆はクコや蓮の実やナツメと一緒にヒンヤリとしたシロップ煮を作ってくれる。
食感は、黒はプルプル、白はコリコリ。
黒と白では効能も違いますが、他にも優れた作用がいろいろあるので、お勧めです。
日本朋友は、白きくらげをワカメヤきゅりの酢の物にも入れると言っていました。
今度作ってみよう~と。
余談
(今のヤングは存在すら知らないかもしれませんが)昔は白黒テレビ、白黒写真がありました。
日本語では「白黒」となりますが、中国語では「黒白(heibai)」と、順序があべこべです。
調べてみたら他にもありました。
紹介(日):介紹(中)
売買(日):買売(中)
期日(日):日期(中)
平和(日):和平(中)
東西南北(日):東南西北(中)