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映画 しあわせの絵の具 愛を描く人 モード ルイス

2021-07-12 18:49:00 | 映画
Amazonプライム・ビデオで観ました。
カナダを代表するフォークアートの
画家モード ルイスの人生の映画です。

2018年日本で公開されたのを
知りませんでした。

モード ルイスは、若年性リュウマチ
を患っています。
おばさんと住んでいますが、
家を出る事になり、
エベレット ルイスが
家政婦を募集している場面を
店で見つけ、働きたいと
頼みにいきます。

エベレットの住んでいる所は、
家と言うより、小屋のような
4メートル四方の建物。
水道、電気も無く、お手洗いは外、
カナダのノバスコシア州の
マーシャルタウンは、
冬は、マイナス8度ぐらい
になります。
一枚板ドアの家での生活は
過酷だったと思います。
エベレットは孤児で
字の読み書きが
出来ず、かなり怒りっぽく、
荒い性格。
モードを雇いますが
かなりパワハラで
DVだし、普通なら逃げ出すけど、
モードは他に行く所が無いと
自覚していて、耐えます。
そして結婚します。
家にペンキがあるのを見つけ
絵を壁や、ドア、窓に描いたり、
カードや、板に描いたりします。

その絵が有名になり…

エベレットは、かなり酷いと
思いましたが、彼はモードの
絵を描く事については
絶対に否定をしません。
そして彼はとても不器用だけど、
優しさがあるのがわかります。 
晩年はモードが家事が
出来なくなると、
彼がパンを作ったり、
料理をしていた
そうです。
この心理状況を
イーサン ホークが
見事に演じています。

モード役のサリー ホーキンスは、
両親がイラストレーターで、
映画 パディントンでも、童話の
挿絵画家の優しい母の役で、
芸術家のDNAがあるからか、
こういう役がハマります。

モードは動物が大好きで、
とても優しい人柄をサリーは
素晴らしい演技力で演じています。
 
この映画はドキュメンタリー
ではないので、
映画用に少し真実をアレンジして
いますが、素晴らしい脚本だと
思います。

モードが有名になったのは、還暦
過ぎてからで、1970年に彼女は
亡くなりました。
この年にイーサン ホークは
誕生しています。
モードがなくなって半世紀以上
たった今、素晴らしい映画が
ある事を知り嬉しいです。

エベレットは、その9年後
強盗に襲われて亡くなりました。

私は1999年に、
カナダのハリファックスに
ある美術館で、モードルイスの絵と
自宅の展示を観た事があります。

彼女の優しさと、計算の無い素直で、
明るい色彩の絵を観て感動しました。
彼女と美術館については、長くなるので、
別の記事にしたいと思います。





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