日本版はボブがくれた世界
ぼくらの小さな冒険
服部京子さんが翻訳しています。
ボブという名のストリートキャットの
続編です。
ボブは活字で読んでいるだけでも
可愛いです。
でも結構やんちゃで強いです。
ジェームズさんは、ボブと会って
2年経ちますが、ビッグイシューと
いうホームレス支援の雑誌を
売って生計を立てています。
ボブと一緒にいるので人気が出てしまい
他の販売員に嫌がらせを受けたり、
ジェームズさんやボブが体調が
悪くなったり色々事件が起こります。
前作の本の出来事を回想するシーンも
あり前作を読んでいなくても
状況がわかる構成になっています。
私はこの本が一番好きです。
ボブの可愛いさが出ているシーンが
増えているような気がします。
ジェームズさんの心情も前作より
も多く表現されています。
色々と諦めてしまって誤った
選択をしてきたとジェームズさんは
言ってます。
でもみんなそういう事は
あると思います。
何もかも上手くいく人生は
ありえません。
例えば私は現実から逃げるために
本を読んだり、DVDや音楽を
聞いたりしています。
みんな同じなんだと思います。
この本の素晴らしい所は最後には
優しい気持ちになれる事です。
そして猫ちゃんの愛情が倍増します。
ジェームズさんは
“I knew that animals didn’t live
as long as humans.
but that I would cherish every
Single day that I shared with him “
“動物は人のように長くは生きられない
のはわかっているので、
彼との全ての日を大切にしたい”
と言っています。
それが何より大事な事ですね。