Mi Love Jamaica

常夏の国から様々な文化の違いを個人的視点でお届けしています。

子供エピソードシリーズ2

2006年07月07日 20時06分40秒 | BiG BAMBOO時代
<ストーカーになる>
3歳児が中心のクラスにキョウガくんという男の子がいました。
子供らしくて
ちょっと暴れん坊のキョウガは
始めすごく水を怖がって
慣れるまでちょっと本人も
大変でした。

キョウガに限らず3歳ぐらいの子供は
保育園に行く前にスイミングを始める
というケースも多く
私たちが彼らにとって
初めて他人で身近に接する存在なので
私たちが思っている以上に
子供たちにとって
特別な存在になることもあります。

キョウガは無口でした
プールの中で他の子が
私にしがみついてたりした時
ふと彼を見ると
僕だって、、、しがみつきたい
といわんばかりの顔をしてますが
あえて何もいいません
そっと近くに寄ってきて
アピールします
そっと手を伸ばすと
あえてそっけない態度をとります。

彼らのクラスの後、帰宅していた私を
いつからかキョウガがじっと見守っているのに気がつきました

始めはお母さんと玄関で話してるんだろうと
思ってました
シャイなキョウガは何もいわないから、、、
お母さんに聞くと
すいませーん ストーカーみたいで
まり先生が帰るのを見てからじゃないと
帰らないって言うんです
って
ふとお母さんの後ろに隠れたキョウガをみると
恥ずかしそうに
何で言うんだよー
とでも言いたそうな顔でした
ありがとうキョウガと言って
頭をナデナデすると
子ども扱いするなとでも言うような態度で
私の手をよけようとします。
それでも彼が引っ越してしまう日まで
彼のストーカー行為は続きました

車で去りながらミラーで後ろを見ると
いつもシャイなキョウガがじっと見つめていたのを
今でも覚えています。