遅いとは思うがやっと、池永氏が球界復帰できそうだという話が書かれていた。
まずは毎日新聞の記事から。
池永正明氏:復権は歓迎 突然の方針変更に明確な説明なし
池永正明氏:復権は歓迎 突然の方針変更に明確な説明なし
池永正明さんの永久失格処分解除へ道が開かれることは歓迎したい。ただ復権の要望を長い間、門前払いしていた球界が、なぜ突然方針変更したのか、明確な説明がないのが不可解だ。
黒い霧事件が起きた当時の宮沢コミッショナーは「疑わしき者も罰する」という方針で処分を決めた。八百長(敗退行為)の実行犯だった選手ばかりか、「金を預かっただけ」という池永さんまで、永久失格という最も重い処分を受けたのは、この方針からだ。池永さんの復権嘆願書を受けた当時の吉国、川島両コミッショナーは、コミッショナーの決断の権威を保つことが優先する、として耳を貸さなかった。
根来・現コミッショナーは「死刑判決が出ても執行前に見直しの時期がある」と話した。裁判に再審制度があるように、処分見直しの可能性を制度化するのも当然だという考え方だ。
ただ「永久失格」の重みがなくなっては困る。協約では、八百長(敗退行為)のみが永久失格の対象とされる。プロ野球が八百長行為の対象として狙われやすいうえ、試合がフェアでないと疑われれば興行自体が成り立たなくなるからだ。当時の宮沢コミッショナーの決断も、プロ野球存亡の危機、という意識が働いたからだと思う。
今後、実行委、オーナー会議で具体的な協約改正文言を検討する。10年、15年という時間経過だけで処分解除を認めていいとは思えない。歴代コミッショナーのこだわりを十分考慮し、議論してほしい。【冨重圭以子】
その他の記事も一応。
日刊スポーツ
スポーツニッポン
デイリースポーツ
池永さんの復帰を望んで活動された方は多い。
数年前のスポーツスポーツグラフィック・ナンバーの増刊号でも、いわゆる、「黒い霧事件」の特集で池永さんを中心に書かれていた。
実績を残していたが、まだ、新人クラスでチーム内の発言権もないような弱い立場であった池永さんにお金を渡してまで野球賭博に利用するとは考えにくい。
どう考えてもバリバリの主力選手に頼むだろう。
なぜそう思うかには2つ理由があります。
まずひとつはこれも、どっかの雑誌で読んだのですが、名前を聞けば腰が抜けるほどの超大物の野球選手も野球賭博にからんでいたという話だ。
だが、大物で人気があるがゆえにばれてしまうと球界の存亡にかかわるので、小物で、ただお金を一時期だけ預かっていたような選手をスケープゴードにして、煙に巻くことをしたという、そんな話が書いてあった。
それと、もうひとつは、これも本で読んだのだが、)「小島利男と私」という本を大阪タイガースの4番も勤めたことのある小島利男さんの奥さんでもと松竹新喜劇スター女優だった小倉みね子さんこと小島千鶴子さんが書かれていて、ベースボールマガジン社より出された本だが、その中に昭和21年(1946年)小島利男さんが何も言わずに現役を突然引退したことがある。(のち、一時期、プレイングマネジャーとして復帰)
その理由は奥さんにのみに語られていて、
「同じチームのピッチャーに外部からお金をもらって、わざと負けるやつがいる。一生懸命打っても勝てない」
と普段は温厚だった小島さんが憤りをあらわにして語ったそうだ。
つまり、「黒い霧事件」が発覚したのは昭和45年(1970年)だが、すでに24年前から「八百長」はおこなわれていたのだ。
その投手はのちに「球界に名前を残すような実績を残した人」、と書かれていた。
ずーっと放置されていたわけである。
1選手ではなかなか、声を上げにくい。
「黒い霧事件」が発覚するまでの24年も月日が無駄に過ぎたのだ。(戦前は不明。社会も違ったのでなんともいえない)
池永さんの件は警察も証拠不十分かもしくはあまり、かかわっていないことが調べてわかったのか、で、そんなに大きな処分はなかったはずだ。
今でも本当のことが発覚すれば球界がひっくり返るようなことだと思う。
今でも説明したがらないのは裏や歴史に汚いことがいっぱいあるからだと思う。
「黒い霧事件」は無名であるがゆえに犠牲になった選手も多くいる。
永久追放された選手のほとんどはその後、ほとんど表に出るともなく、のちの取材に応じている人も少ない。
それほど重たい話だ。
今の球界では誠意ある行動は望みにくい。
(ちなみに「小島利男と私」はベースボールマガジン社にも在庫がないとか。私は買いそびれたので図書館で借りました)
まずは毎日新聞の記事から。
池永正明氏:復権は歓迎 突然の方針変更に明確な説明なし
池永正明氏:復権は歓迎 突然の方針変更に明確な説明なし
池永正明さんの永久失格処分解除へ道が開かれることは歓迎したい。ただ復権の要望を長い間、門前払いしていた球界が、なぜ突然方針変更したのか、明確な説明がないのが不可解だ。
黒い霧事件が起きた当時の宮沢コミッショナーは「疑わしき者も罰する」という方針で処分を決めた。八百長(敗退行為)の実行犯だった選手ばかりか、「金を預かっただけ」という池永さんまで、永久失格という最も重い処分を受けたのは、この方針からだ。池永さんの復権嘆願書を受けた当時の吉国、川島両コミッショナーは、コミッショナーの決断の権威を保つことが優先する、として耳を貸さなかった。
根来・現コミッショナーは「死刑判決が出ても執行前に見直しの時期がある」と話した。裁判に再審制度があるように、処分見直しの可能性を制度化するのも当然だという考え方だ。
ただ「永久失格」の重みがなくなっては困る。協約では、八百長(敗退行為)のみが永久失格の対象とされる。プロ野球が八百長行為の対象として狙われやすいうえ、試合がフェアでないと疑われれば興行自体が成り立たなくなるからだ。当時の宮沢コミッショナーの決断も、プロ野球存亡の危機、という意識が働いたからだと思う。
今後、実行委、オーナー会議で具体的な協約改正文言を検討する。10年、15年という時間経過だけで処分解除を認めていいとは思えない。歴代コミッショナーのこだわりを十分考慮し、議論してほしい。【冨重圭以子】
その他の記事も一応。
日刊スポーツ
スポーツニッポン
デイリースポーツ
池永さんの復帰を望んで活動された方は多い。
数年前のスポーツスポーツグラフィック・ナンバーの増刊号でも、いわゆる、「黒い霧事件」の特集で池永さんを中心に書かれていた。
実績を残していたが、まだ、新人クラスでチーム内の発言権もないような弱い立場であった池永さんにお金を渡してまで野球賭博に利用するとは考えにくい。
どう考えてもバリバリの主力選手に頼むだろう。
なぜそう思うかには2つ理由があります。
まずひとつはこれも、どっかの雑誌で読んだのですが、名前を聞けば腰が抜けるほどの超大物の野球選手も野球賭博にからんでいたという話だ。
だが、大物で人気があるがゆえにばれてしまうと球界の存亡にかかわるので、小物で、ただお金を一時期だけ預かっていたような選手をスケープゴードにして、煙に巻くことをしたという、そんな話が書いてあった。
それと、もうひとつは、これも本で読んだのだが、)「小島利男と私」という本を大阪タイガースの4番も勤めたことのある小島利男さんの奥さんでもと松竹新喜劇スター女優だった小倉みね子さんこと小島千鶴子さんが書かれていて、ベースボールマガジン社より出された本だが、その中に昭和21年(1946年)小島利男さんが何も言わずに現役を突然引退したことがある。(のち、一時期、プレイングマネジャーとして復帰)
その理由は奥さんにのみに語られていて、
「同じチームのピッチャーに外部からお金をもらって、わざと負けるやつがいる。一生懸命打っても勝てない」
と普段は温厚だった小島さんが憤りをあらわにして語ったそうだ。
つまり、「黒い霧事件」が発覚したのは昭和45年(1970年)だが、すでに24年前から「八百長」はおこなわれていたのだ。
その投手はのちに「球界に名前を残すような実績を残した人」、と書かれていた。
ずーっと放置されていたわけである。
1選手ではなかなか、声を上げにくい。
「黒い霧事件」が発覚するまでの24年も月日が無駄に過ぎたのだ。(戦前は不明。社会も違ったのでなんともいえない)
池永さんの件は警察も証拠不十分かもしくはあまり、かかわっていないことが調べてわかったのか、で、そんなに大きな処分はなかったはずだ。
今でも本当のことが発覚すれば球界がひっくり返るようなことだと思う。
今でも説明したがらないのは裏や歴史に汚いことがいっぱいあるからだと思う。
「黒い霧事件」は無名であるがゆえに犠牲になった選手も多くいる。
永久追放された選手のほとんどはその後、ほとんど表に出るともなく、のちの取材に応じている人も少ない。
それほど重たい話だ。
今の球界では誠意ある行動は望みにくい。
(ちなみに「小島利男と私」はベースボールマガジン社にも在庫がないとか。私は買いそびれたので図書館で借りました)
私もナンバー増刊を買って、池永氏サイドから見た黒い霧事件を知りました。
やっていないと主張していながら追放された池永氏の無念を思うと、ようやく事が運んだと素直に喜べるところです。御存命中に名誉回復されるようで何よりです。
ただ、毎日新聞の記事にもあったように、「永久」追放の重みをどう考えるのかという問題が先送りになったことを、野球ファンとしては忘れてはならないと思うのです(わいせつピッチャーN事件は衝撃でしたから)。
N事件は私もショックでした。
そして、球界に復帰したのもショックでした。
Nの事件は池永さんの件より、ひどいことのように思います。
野球界はこの対処の違いを説明できないでしょう。
「永久」追放の重みを考えてほしいですね。
黒い霧事件で世間が騒がしくなった後、いわゆる暴力団関係者との交際も問題視するという風潮に飛び火しました。その流れの中で、巨人のF氏が暴力団のパーティーに出席していたことが問題視されました。
ただ、この件はもともとN選手がこの暴力団関係者をF氏に紹介したとも、N氏の代わりに出席したとも、囁かれています。
「名前を聞けば腰が抜けるほどの超大物」がN氏を指しているのであれば、野球賭博と暴力団関係者との交際との話を混同されていらっしゃると思いますので、念のために補足しておきます。
が、いろんな文章を見る限り、結構実績のある人がからんでいるらしいということはうかがえます。
その文章を見て、少なからずわかる場合のある人もいますが、あえて、誰かとは調べてはいません。
私のブログでは疑わしいと感じている人の名前は出さないという形をとっています。
なので、名前はあげませんでした。
土岐正造さんのあげていらっしゃる方のうわさも知っています(パーティー出席のうわさのことは知りませんでしたが)。
「名前を聞けば腰が抜けるほどの超大物」というのは土岐正造さんがあげている方以外の人も指しています。
その人のみをさしてはいません。
その人についての賭博の件のうわさも聞かないこともなかったのです。
ですが、これはいろんな選手もからんでいただろう事件です。
その人のみをさしてはいません。
私の方針上、名前が出ておらず、かつ事実確認できない人については名前を出さない方針にしたので誤解をされているのでしょう。
なお、土岐正造さんのコメントに出ている2名の氏名はのちに編集して伏せたいと思っています。(文章は残します)
どうしても、私のブログの主旨に合いません。
申し訳ないのですが、そうさせていただきたいと思っています。
情報、ありがとうございます。
この話を聞いて、安心しました。
>だが、大物で人気があるがゆえにばれてしまうと球界の存亡にかかわるので、小物で、ただお金を一時期だけ預かっていたような選手をスケープゴードにして・・・・・
言っておくけど、池永は当時の西鉄の押しも押されぬ大エースで、球界屈指の投手。
決して小物ではないし、バリバリの主力選手。
今で言えば、西武の松坂が八百長事件の渦中の人になるようなもの。