私がうっかりしていた。山小屋の入り口の林道工事も終わったし、オロロもかなり少なくなったので、久しぶりに林道の奥へ行ってみた。今、思うと、トモコさんやエミリが来ていた事もあり、いつもより遅い時間だった。写真の場所から引き返そうと思いつつ、つい足を伸ばすとヤマハギが咲いていて撮影したくなり、また進むと野ササゲを見つけて撮影していると、突然「ガサガサッ!」と音がして、びっくりして振り返るとヤマハギが繁っているところを慌てて走っていく子グマがいた!!!そして斜面を駆け上り見えなくなってしまったが、近くに母グマがいる可能性が高い...。ビビりながらもソロソロと歩き、子グマが見えなくなった場所を足早に(焦って)通り過ぎ、デジカメ以外何も持たずにいたので、思い切り手を叩きながら帰ってきた。山小屋に着くと、おじさんが帰ろうとしていて、おじさんとダンナに開口一番「クマおった~!」と叫んでしまう。
日本熊森協会によるとクマと人との間に保つべき距離(臨界)があるという。 基本的に、クマとの臨界距離は約12メートル、子連れの場合は20メートル。私が出会った子グマは20メートルほど離れていたように思う。ともかく、これからは時間(早朝と夕方は避ける)に気をつけて鳴りものをしっかり身に付けて、あまり奥深く行かないように心しておこう。クマの生息地に踏み込んだ私が悪かったんだから。
実際はもっと鮮やかなヤマハギ。
野ササゲを接写していると物音が...。
ビビって帰る途中で、花が終わったウバユリを見つけてパチリ。
日本熊森協会によるとクマと人との間に保つべき距離(臨界)があるという。 基本的に、クマとの臨界距離は約12メートル、子連れの場合は20メートル。私が出会った子グマは20メートルほど離れていたように思う。ともかく、これからは時間(早朝と夕方は避ける)に気をつけて鳴りものをしっかり身に付けて、あまり奥深く行かないように心しておこう。クマの生息地に踏み込んだ私が悪かったんだから。
実際はもっと鮮やかなヤマハギ。
野ササゲを接写していると物音が...。
ビビって帰る途中で、花が終わったウバユリを見つけてパチリ。
ツキノワグマは、人間の存在にとまどい、 なんとか人間を避けようとしながら暮らしている。「クマが人を襲う」と世間ではたやすく言うが、それはクマの行動としては例外中の例外、クマは一世一代の 勇気を振り絞っているのである。そして一刻も早くその場をのがれたいために、追いかけてこないでくれと手を振りかざすのだ。 |
~宮澤 正義著 「家族になった10頭のクマ」より |