題名が題名ですが、ルルとユフィは性別は元のままです。
ルルは乙女で、むしろユフィの方が男前かもしれません。
ユフィとルルは皇族です。
スザクは小さな頃にルルに会って恋をしてその後騎士になったみたいな感じです。
それでも良かったら先にお進みください。
それはとても平和なある日のこと。
ルルーシュは、大好きな自分の騎士のスザクと一緒に優雅に優しい時間を過ごしていました。
青空の広がるぽかぽか暖かいアリエス宮の庭にシートを広げ、ルルーシュ自らが淹れた美味しい紅茶に、彼が作った美味しいお菓子があり、とても優しくて穏やかなお茶の時間です。
隣のスザクはルルーシュに恋をしているものでしたから、一緒にいられてとてもとても幸せです。
幼い頃にルルーシュを好きになって、騎士になるために彼を追いかけてきたくらいなのですから。
一方ルルーシュはスザクに恋心はありませんでしたが、彼はルルーシュにとって大切な人の一人です。
大好きな人と一緒にいられて幸せそうに瞳を緩めて、紅茶のカップに手を添えて口にしていました。
その時、さーと風が吹いたかと思うと、辺りの花びらが舞い上がりました。
花が舞い上がって、その花のトンネルを抜けるように、花の花びらのように鮮やかな桃色のふわふわの髪を揺らしてルルーシュの最愛の妹姫の一人であるユーフェミアが、軽やかな足取りでやってきました。
ユーフェミアの無邪気にドレスの裾をふわふわと揺らして歩く姿は愛らしく、まるで妖精のようで、ルルーシュもその姿に穏やかに瞳を細め、スザクは二人きりを邪魔されて少しだけ残念そうな顔です。
「こんにちは、ルルーシュ。大事なお話があって、来ちゃいました」
「大事なお話?」
ユーフェミアはきょとんとするルルーシュの隣に腰を下ろすと、綺麗に爪が整えられた白い人差し指で、ルルーシュの赤い唇をちょんとつつきます。
たったそれだけでも妹姫と言えど、女の子には純情なルルーシュはぽっと頬を赤らめました。
「ねえ、この前、二人で一緒に転んでしまった時にキスをしたでしょう?」
ユーフェミアの言葉にルルーシュはすっかり狼狽えて、言葉がしどろもどろです。
赤い顔がさらに真っ赤になっていきます。
「え、いや…あれ、あれは…事故…」
ルルーシュの言う通り、ユーフェミアと彼のキスは事故です。
けれど例え事故でも聞き捨て出来なかったのが、ルルーシュの騎士のスザクでした。
「ちょっと待って、キスって!」
スザクとしては、頂けない言葉を聞いてしまって、つい二人の会話に食いつきます。
ルルーシュに恋心を抱いているのだから当たり前です。
けれどすっかり狼狽えていて冷静でないルルーシュの耳には入らず、ユーフェミアも聞き入ってくれずに話を続けていきます。
「そう、事故でした…でも…キスをした時に私はあなたとの赤ちゃんが出来たみたいで…」
ユーフェミアの頬を赤らめて恥じらう姿は愛らしいものです。
けれど、傍で聞いていたスザクは、彼女の発言にありえない!、突っ込み満載です。
キスだけで赤ちゃんが出来るはずがありません。
けれど、言われたルルーシュは狼狽えていた上にさらに驚きの発言をされ、そしてユーフェミアが嘘をつくはずがないと言うのが脳にインプットされているのか、すっかり動揺して信じてしまっている様子です。
顔を真っ赤にして、口をパクパクさせ、スザクとユーフェミアを交互に見ています。
普段なら絶対信じないことでも妹姫にはすっかり弱いルルーシュに、スザクも気が気でなく、いつも見ていてあげなくてはいけないのです。
そんな天然なルルーシュも可愛いな~と自分の主ののろけを心の中で呟きながら、ルルーシュを助けようとユーフェミアの嘘を突っ込みを入れようと口を開いた瞬間、先にユーフェミアが唇を滑らせて言葉を紡ぎました。
「ルルーシュ…子供が出来てしまってどうしたら良いかわからずに心細いと思います…だから、責任を取らせてください。いえ、責任だけじゃない…私はあなたが好きです。だから一緒にいたい。あなたとあなたの子供は私が守ります。だからどうか私と結婚してくれませんか?」
ユーフェミアは童話の王子様のように曇りひとつないまっすぐな瞳でルルーシュを見つめ、彼の手を取り堂々と愛を語ります。
ルルーシュは、頬を染めて羞恥から濡れた瞳でユーフェミアを見つめ返し、そして恥ずかしげに瞳を伏せる様子は、王子さまの告白を受けて恥ずかしがるお姫様のようです。
「ルルーシュ、ずっと愛しています。結婚してください」
「ユフィ…」
そして、ユーフェミアの言葉に後押しされるように、ルルーシュは頷いてしまいました。
「ちょっと待って!」
スザクはこんな状態では今にも泣きたい気分で二人の会話に必死に入っていこうとします。
元々この二人はたまに性別が逆のほうが上手くいったんじゃ…とスザクに思わせる身体能力の差や、一部の性格がありましたが、まさかこんな場面でそれが発揮されるなんて。
皇子様とお姫様が逆転されるなんて。
けれど、待ってと言っても二人の会話は進んでいきます。
その後、スザクの必死の言葉も伝わらず、ユーフェミアとルルーシュは婚約したとかしないとか。
もしユフィにルルとの子供が出来たら責任を取ると言うのは普通ルルだと思いますが、きっとユフィなら自分から先に、責任取りますとか言ってくれる!かっこいい!と思ったらこういう話が出来ていました。(笑)
いえ、この話だと二人はキスだけなので子供は出来ていませんが。(笑)
ただユフィにそれを言わせたくて出来たお話です。
ユフィルルが婚約したかどうかは…考えてなかったり…ごふっ。
もしかしたら…続くかも…?
ちなみにスザクが苦労人なのは仕様です。すみません…。
ルルは乙女で、むしろユフィの方が男前かもしれません。
ユフィとルルは皇族です。
スザクは小さな頃にルルに会って恋をしてその後騎士になったみたいな感じです。
それでも良かったら先にお進みください。
それはとても平和なある日のこと。
ルルーシュは、大好きな自分の騎士のスザクと一緒に優雅に優しい時間を過ごしていました。
青空の広がるぽかぽか暖かいアリエス宮の庭にシートを広げ、ルルーシュ自らが淹れた美味しい紅茶に、彼が作った美味しいお菓子があり、とても優しくて穏やかなお茶の時間です。
隣のスザクはルルーシュに恋をしているものでしたから、一緒にいられてとてもとても幸せです。
幼い頃にルルーシュを好きになって、騎士になるために彼を追いかけてきたくらいなのですから。
一方ルルーシュはスザクに恋心はありませんでしたが、彼はルルーシュにとって大切な人の一人です。
大好きな人と一緒にいられて幸せそうに瞳を緩めて、紅茶のカップに手を添えて口にしていました。
その時、さーと風が吹いたかと思うと、辺りの花びらが舞い上がりました。
花が舞い上がって、その花のトンネルを抜けるように、花の花びらのように鮮やかな桃色のふわふわの髪を揺らしてルルーシュの最愛の妹姫の一人であるユーフェミアが、軽やかな足取りでやってきました。
ユーフェミアの無邪気にドレスの裾をふわふわと揺らして歩く姿は愛らしく、まるで妖精のようで、ルルーシュもその姿に穏やかに瞳を細め、スザクは二人きりを邪魔されて少しだけ残念そうな顔です。
「こんにちは、ルルーシュ。大事なお話があって、来ちゃいました」
「大事なお話?」
ユーフェミアはきょとんとするルルーシュの隣に腰を下ろすと、綺麗に爪が整えられた白い人差し指で、ルルーシュの赤い唇をちょんとつつきます。
たったそれだけでも妹姫と言えど、女の子には純情なルルーシュはぽっと頬を赤らめました。
「ねえ、この前、二人で一緒に転んでしまった時にキスをしたでしょう?」
ユーフェミアの言葉にルルーシュはすっかり狼狽えて、言葉がしどろもどろです。
赤い顔がさらに真っ赤になっていきます。
「え、いや…あれ、あれは…事故…」
ルルーシュの言う通り、ユーフェミアと彼のキスは事故です。
けれど例え事故でも聞き捨て出来なかったのが、ルルーシュの騎士のスザクでした。
「ちょっと待って、キスって!」
スザクとしては、頂けない言葉を聞いてしまって、つい二人の会話に食いつきます。
ルルーシュに恋心を抱いているのだから当たり前です。
けれどすっかり狼狽えていて冷静でないルルーシュの耳には入らず、ユーフェミアも聞き入ってくれずに話を続けていきます。
「そう、事故でした…でも…キスをした時に私はあなたとの赤ちゃんが出来たみたいで…」
ユーフェミアの頬を赤らめて恥じらう姿は愛らしいものです。
けれど、傍で聞いていたスザクは、彼女の発言にありえない!、突っ込み満載です。
キスだけで赤ちゃんが出来るはずがありません。
けれど、言われたルルーシュは狼狽えていた上にさらに驚きの発言をされ、そしてユーフェミアが嘘をつくはずがないと言うのが脳にインプットされているのか、すっかり動揺して信じてしまっている様子です。
顔を真っ赤にして、口をパクパクさせ、スザクとユーフェミアを交互に見ています。
普段なら絶対信じないことでも妹姫にはすっかり弱いルルーシュに、スザクも気が気でなく、いつも見ていてあげなくてはいけないのです。
そんな天然なルルーシュも可愛いな~と自分の主ののろけを心の中で呟きながら、ルルーシュを助けようとユーフェミアの嘘を突っ込みを入れようと口を開いた瞬間、先にユーフェミアが唇を滑らせて言葉を紡ぎました。
「ルルーシュ…子供が出来てしまってどうしたら良いかわからずに心細いと思います…だから、責任を取らせてください。いえ、責任だけじゃない…私はあなたが好きです。だから一緒にいたい。あなたとあなたの子供は私が守ります。だからどうか私と結婚してくれませんか?」
ユーフェミアは童話の王子様のように曇りひとつないまっすぐな瞳でルルーシュを見つめ、彼の手を取り堂々と愛を語ります。
ルルーシュは、頬を染めて羞恥から濡れた瞳でユーフェミアを見つめ返し、そして恥ずかしげに瞳を伏せる様子は、王子さまの告白を受けて恥ずかしがるお姫様のようです。
「ルルーシュ、ずっと愛しています。結婚してください」
「ユフィ…」
そして、ユーフェミアの言葉に後押しされるように、ルルーシュは頷いてしまいました。
「ちょっと待って!」
スザクはこんな状態では今にも泣きたい気分で二人の会話に必死に入っていこうとします。
元々この二人はたまに性別が逆のほうが上手くいったんじゃ…とスザクに思わせる身体能力の差や、一部の性格がありましたが、まさかこんな場面でそれが発揮されるなんて。
皇子様とお姫様が逆転されるなんて。
けれど、待ってと言っても二人の会話は進んでいきます。
その後、スザクの必死の言葉も伝わらず、ユーフェミアとルルーシュは婚約したとかしないとか。
もしユフィにルルとの子供が出来たら責任を取ると言うのは普通ルルだと思いますが、きっとユフィなら自分から先に、責任取りますとか言ってくれる!かっこいい!と思ったらこういう話が出来ていました。(笑)
いえ、この話だと二人はキスだけなので子供は出来ていませんが。(笑)
ただユフィにそれを言わせたくて出来たお話です。
ユフィルルが婚約したかどうかは…考えてなかったり…ごふっ。
もしかしたら…続くかも…?
ちなみにスザクが苦労人なのは仕様です。すみません…。