三木正夫 好きです須坂! がんばろう!

信州須坂から徒然なるままに様々なことを書き記してまいります。

恩送り

2016年08月14日 | Weblog

「恩送り」

 お盆の行事は、わが国古来からの祖霊への信仰と、外来仏教の行事が融合して、現在の形になったといわれています。

 お盆には、親戚縁者が集まり、先祖や親類など関係のある方のお墓参りに一緒に行きます。お墓参りをすると、お墓参りができることの幸せとともに、父母をはじめ亡くなった人への思い出、感謝の念が湧いてきます。さらに「親孝行したい時に親はなし」という諺がありますが、十分な親孝行、恩返しをしなかったという自責の気持ちも強く持ちます。

 私は、今までに大勢の方にお世話になってきました。とりわけ、市長就任以来、公私ともに多くの方にご支援、ご協力をいただきました。市内を回るたびに、その地域でお世話になった方々が脳裏に浮かんできます。しかし、お亡くなりになったり、遠くにいるためなど様々な事情で、直接恩返しができない方が大勢いることが、いつも心に引っ掛かっていました。

 そのような中、「恩送り」という言葉を教えていただきました。それは、誰かから受けた恩を直接その人に返すのではなく、別の人に送ることでした。父母から受けた恩を子どもや孫に、さらに社会に返す。みなさんから受けた恩を社会に返せば良いのだと自分なりに納得し、心が楽になりました。

 


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