三木正夫 好きです須坂! がんばろう!

信州須坂から徒然なるままに様々なことを書き記してまいります。

消防団に入ろう

2012年08月12日 | Weblog

◆消防団に入ろう

地域づくり市民会議で、消防団員の加入について意見交換がされていますので、市ホームページの市長のコラムを掲載します。

以下は、2012年 07 月 05 日市長のコラムから
毎年消防団分団長歓送迎会に出席させていただきます。退団分団長から、団員になってよかったこととして次のようなことをお聞きします。
消防団の仕事はやりがいがあった。いい思い出ができた。様々な地域・職業の人と仲間になった。その結果仕事にも役に立ったなどです。
一方、消防団は(実際は無理強いされることはありませんが、)酒を飲まされるとか、訓練が厳しいという意見もあり、消防団への加入について、本人はともかく家族が消極的という話も聞きます。
しかし、分団長を始め消防団経験者の多くは、厳しい訓練や幅広い人間関係によって、人間的に、魅力的です。ご両親や奥様からも、社会性、使命感が培われたなど人間的に成長した、親孝行・家族思いになった、地域のことを考えるようになったとお聞きします。(県消防技術大会小型ポンプ操法に須高代表といて出場した選手のご両親、奥様は、こんなに立派な姿は始めて見たとおっしゃっていました。)
若者のコミュニケーション能力、生きる力の不足が言われる現在、所属する団体以外の様々な職種・地域、異なる年齢の団員と活動することにより、これらの能力向上にもつながります。消防団には、須坂市職員も大勢が加入していますが、消防団活動を熱心に行なっている市職員は、仕事も一所懸命に行なっています。
「可愛い子には旅をさせろ」ということわざがあります。若い時の経験は一生の貴重な財産、思い出になります。
(広報すざか 市長のいきいき通信に加筆しました。)

(財)日本消防協会発行 月刊「日本消防」6月号に須坂市消防団依田浩明団長が「地域に根ざした消防団を!」と題し寄稿されました。
その抜粋を掲載します。
近年、地域防災の要としての消防団に、年々多くのものが求められるようになり、火災時の消火活動を始め、水防活動、大災害時の避難誘導、各地域行事の特別警戒、行方不明者の捜索など、活動内容は多岐にわたるようになってきました。それに伴い、これらの活動に備える為、基本訓練である規律訓練、放水訓練、中継送水訓練、山林火災防ぎょ訓練、総合防災訓練、普通救命講習、S-KYT研修など活発な訓練を行っています。予防消防の活動にも力を入れており、年2回の消防団広報紙「さくら」の発行、各分団での積載車による定期的な巡回を行っております。
 音楽隊も市をはじめ各種団体の出演要請により、演奏活動を通じて予防広報を行っております。毎年、秋の火災予防運動中には、消防団音楽隊定期演奏会を開催しており、昨年で27回を数えました。この定期演奏会では、約1,000人の会場で立見が出るほど市民に親しまれております。
 また、ラッパ隊は平成元年に、長野県消防ラッパ吹奏大会優勝以来、県大会出場9回連続優勝を続けており、各種団体の出演要請や、市内で行うラッパパレードを通じて予防広報を行っております。
 須坂市では多くの分団で各地域の区長、市議会議員をお招きして消防懇談会を開催しております。区長からの要望、逆に消防団からの要望等を出し合い、共に地域をより良くする為に意見交換を行っております。そんな中から区の役員や、各区にある地域防災組織との連携を深め、区で開催する初期消火訓練では、消火器の取り扱い方や、消火栓の取り扱い方法の指導を消防団員が行うようになりました。
「青年団」がなくなり「婦人会」や「老人会」などの地域のコミュニティ組織がなくなりつつある現在、消防団は数少ない地域的な組織であり、同時にこれから地域を支える若者を育てる組織でもあります。地域を愛してこその消防団であり、地域から愛されてこその消防団であります。
 須坂市消防団はこれからも、地域に根ざし、地域と協調し、共に地域の安心・安全を守り育てる原動力であり続けてまいります。

 以下は、須坂市消防団広報紙「さくら」に寄せられましたご家族の寄稿文です。

「消防団員 家族の声」
○組織の中での経験も大切    大日方 洋子さん
 自営業の我が家では、組織の中での様々な経験も大切ではとの思いで、14年前息子に入団を勧めたと覚えています。
 親の欲目ですが、第3分団の皆様を始め、多くの方々に支えられながら、少しは社会性が培われ、使命感も身についたように思います。
 特に活動の一つ、技術大会に向けての早朝練習では、選手を支える団員、OBの一致団結の精神が、一生の宝となったようです。
 消防団でしか経験のできないこれらの体験が、今後の人生にきっと役立つのではないでしょうか。
 御家族の御理解を頂き、もっと若者が入団できますよう、切に願っております。

○消防団活動を通して      篠塚 令子さん
 主人が第9分団長に任命され、任期も残りわずかとなりました。
 地域や家族を守る為の消防団活動は、本当に大変なことだと思います。
日頃から、防災について考えていきたいと思います。
 また、出初式のパレード、消防技術大会での写生大会、子どもたちと一緒に参加し楽しませて頂きました。大変良い思い出になりました。
 これからも家族として応援し、できる限り協力して頑張っていきたいと思います。
(以上、平成23年10月15日 第8号から)

○消防団の重要性       池森 一美さん
 活動の一つである県消防団技術大会では、早朝から選手や団員は厳しい訓練の中、特にOBの皆様が、日々激励をしに来てくださった姿に、息子は主将としての責任感を改めて認識したようです。
 消火活動では、明け方まで火の始末をしたことなど、日々の消防団活動を通じて、その重要性を強く感じました。
 広く地域の防災をより充実させるためにも、これからは女性の皆さんの団員への参加を私からもお願いしたいと思うのですが。

○父親の背中      丸山 貴美子さん
 地域のために消防団活動に携わる皆様に感謝いたします。
「お父さんが毎日消防に行きますように」とお地蔵様にお願いし、父親を真似て敬礼の練習をしていた娘が、マルモリダンスで定期演奏会に参加させていただきました。
 法被や活動服姿で忙しく出掛けて行く父親を時折寂しそうな表情で見ていますが、その父親の姿は強く頼もしく娘の目に映っているものと思います。
 そんな思い出話をしながら、これからも家族で消防団活動を身近に感じていきたいと思っています。
(以上、平成24年4月15日 第9号から)

 去る6月24日、須高消防協会主催の小型ポンプ操法とラッパ吹奏の技術大会が開催され、須高3市町村(須坂市・小布施町・高山村)の各消防団から代表チームが参加、日ごろの訓練の成果を披露しました。
 結果は、小型ポンプ操法は須坂市消防団第8分団、ラッパ吹奏は須坂市消防団選抜チームが共に優勝し、7月29日に上田市で開催されます全国大会出場をかけて長野県大会へ出場します。ラッパ吹奏の全国大会はありませんが、今回、須坂市消防団が須高代表で出場します。輪番制で2年に1度出場の須坂市消防団は出場大会ごとに9回連続優勝を飾っており、今回10連覇の金字塔を目指します。

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