2時間目、3時間目もトップがマツダ2号車、2位マツダ1号車は変わらなかった。
4時間を過ぎて、もうすぐ半分の500マイル近く走行したとき、トップのマツダ2号車のミッション油温データが上昇した。ドライバーからも少しミッションが渋ると報告してきた。
大橋(真)は、すぐにピットインを命じて、ピットクルーにミッションオイル交換の準備をさせた。
マツダ2号車がピットインしてきた。
リヤカウルを外して、ミッシ . . . 本文を読む
2台のマツダ797改は快調に周回を重ねていった。
周回遅れのLMGTの集団に追いついたが、慎重にパスしていった。下からトルクが出ているので、余裕を持ってパスができた。
第2、3集団の中では、激しい戦いが行なわれていたが、2台のマツダ797改にとっては無縁であった。
第1スティントを終了し、ピットインして水素と水の補充を行なった。
データーレコーダーの値(主な値はテレメーターでリアルタイムに送られて . . . 本文を読む
10月10日(金)、11日(土)ALMS第10戦モントレーに由香里も大橋(真)と共にやってきた。ドライバーの片山と従野も日本から参加した。
予選を前に、ミーティングで由香里は、
「来年のル・マンを戦う上でこのモントレーは非常に重要です。新開発したH32Bエンジンを実戦で鍛えるためにやってきました。勝敗は度外視して、H32Bエンジンの育成に注力して欲しい」
と述べた。
続いて、大橋(真)は、
「新開 . . . 本文を読む
マツダ広島本社では、杉浦たちは2007年の東京モーターショーで発表した次世代ロータリーエンジン16Xをベースに4ローターレーシングロータリーエンジンを開発していた。
1ローター容積が約800cc、4ローターで係数1.8倍して5.76リッター。レギュレーショインの6リッター以下である。
この16Xは水素を考慮した新トロコロイド形状をしており、水素レーシンググロータリーエンジンの開発はやり易かった。
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8月30日(金)、31日(土)にALMS第8戦ポーマンビルが開催された。
大橋(真)とマンデビルは、第7戦ロードアメリカと同様に積極的な作戦にでた。
予選で、惜しくもポールポジションは逃したが、2、3位のタイムを出した。
予選の結果は、トップがアウディ2号車、2位マツダ1号車、3位マツダ2号車、4位プジョー1号車、5位プジョー2号車、6位アウディ1号車、7位ポルシェ2号車、8位アキュラ1号車、9位 . . . 本文を読む
マツダ1号車と2号車は、順次第3スティントを終了した。
マツダ1号車は燃料補給だけでピットアウト、2号車は燃料補給とタイヤ交換をしてピットアウトした。マツダ2号車は、順位を1つ落とした。
他車も次々と第3スティントを終了、燃料補給とタイヤ交換を済ませてコースに復帰した。
混乱が落ち着いた時点でも、マツダ1号車はトップを維持していた。
3時間目の順位は、トップがマツダ1号車、2位アウディ2号車、3位 . . . 本文を読む
1時間目の順位は、トップがマツダ1号車、2位アウディ2号車、3位プジョー1号車、4位マツダ2号車、5位プジョー2号車、6位アウディ1号車、7位ポルシェ2号車、8位ポルシェ3号車、9位アキュラ1号車、10位アキュラ3号車、11位ポルシェ1号車、12位アキュラ2号車であった。
マツダ1号車とアウディ2号車が激しいトップ争いを始めた。
アウディ2号車は、長いストレートでスリップストリームを利用して、スト . . . 本文を読む
予選が始った。事前のセッティングでドンピシャであった。
早速、マンデビルJrが1号車のマツダ797で習熟走行を終え、タイムアタックを開始した。3周目に1分48秒847を出した。
続いて、2号車のマツダ797でボーレンJrが4周目に1分48秒431を出した。
マンデビルは、まだ最終コーナーが甘い。最終コーナーからグランドスタンドのストレートに入るスピードを上げるように指導した。
今度は、1号車のマツ . . . 本文を読む
8月8日(金)、9日(土)にALMS第6戦レキシントンが開催された。
LMP-1クラスには、アウディ、プジョー、マツダが各2台、LMP-2クラスに、ポルシェ、アキュラ各3台がの参戦であった
第5戦の経験を活かして、混戦であるが各チームとも無理をしなかった。
9日(土)の2時間45分の決勝では、ポルシェ2号車が優勝、2位アキュラ1号車、3位マツダ1号車、4位ポルシェ3号車、5位アウディ2号車、6位ア . . . 本文を読む
市場を確立したハイブリッド車、その次を目指した提案が多数見られた
トヨタは現行プリウスをベースにしたプラグイン・ハイブリッド車、「PRIUS PLUG-IN HYBRID Concept(プリウス・プラグイン・ハイブリッド・コンセプト)」を出展した。内蔵バッテリーを市販モデルのニッケル水素から、より効率が高いリチウムイオンに変更。家庭用電源などからの外部充電を可能にして、燃費性能は55km . . . 本文を読む
各車、第2スティントを終了し、燃料補給のためにピットインしてきた。
トップがポルシェ2号車は、マツダ1号車を意識して走行したために、タイヤの消耗が激しく、タイヤ交換をした。
マツダ1号車サスペンションのセッティングがコースに合ったのと、ペースを守った走りで、タイヤのコンディションは良く、第3スティントをタイヤ交換無しで走行することにした。燃料補給のみのでピットアウトしたときに、マツダ1号車はトップ . . . 本文を読む
プラグイン・ハイブリッドは電気エネルギー社会移行までの現実的な解決策
3つめの「電気自動車に近い考え方で開発した、プラグイン・ハイブリッドによるエコカー」も、今回のモーターショーで目立ったコンセプトだ。三菱自動車の「Concept PX-MiEV(コンセプト ピーエックス ミーブ)」と、スズキの「スイフト プラグイン・ハイブリッド」の2台がこれに当たる。
これらのコンセプトカーは、あく . . . 本文を読む
マツダは、3スティントでレースを行ない、スプリントレースであるから最初から積極的に攻める作戦を立てた。
決勝が始った。
コース幅が狭く抜くのが難しいコースである。しばらく予選の順位でレースは展開していった。
第1コーナーでのアキュラ1号車が果敢なドライブで、ポルシェ2号車を抜いてトップに立った。しかし、そのトップも長くは続かなかった。
後続のポルシェ2号車を振り切るために、アップダウンの激しいコー . . . 本文を読む
スポーツカーやミニバン、様々なカテゴリーにハイブリッド車を展開
次に、「ハイブリッドをスポーツやユーティリティーなどに全面展開」というコンセプトを見てみよう。
これらのコンセプトカーは技術開発的には完成していて、商品展開としての提案だ。市販化されれば図1のようにほぼ全面展開となるが、まだベーシッククラスが空白だ。ベーシッククラスのハイブリッド化はやはりコスト的にかなり厳しく、前述した3リッ . . . 本文を読む
太田は、ハーネス、電源系の耐久信頼性と防水対策を進めていた。防水対策は設計図面では行なうことが難しく、現物の車をベースに開発する必要があった。開発用に3台目の797が製作され、その車で防水対策を行なっては、シャワーテストにかけた。これもなかなか根気の要る仕事であった。水は思わぬところから浸入してくる厄介なものであった。
マツダ797の改良方針にしたがって、マツダ797Bが製作される一方、実戦テス . . . 本文を読む