鉄人 須藤 將のホームページ

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1月15日己の足跡

2010-01-15 02:42:46 | 車・バイク
予備校での受験準備を着々と進め、さあこれからという受験の当日の朝に発熱した。同時に腹痛も起こり最悪であった。
それでも、1年間の努力を水の泡に帰してはと2校を受験した。
自信があったのだが、みごとに落ちてしまった。
国立2次校の横浜大学を考えたのだが、城北予備校に行くことにした。受験すると悪友2人も受けに来ていた。手を握り合って大笑いである。早速、技術の歴史という本の話が咲いた。

2年目だから勉学には余裕があった。面白い先生いて、授業のしょっぱなに突然「行く川の流れは絶えずして、淀みに浮かぶ泡沫は、且つ消え、且つ結ぶ。しかも元の水にあらず。」ときた。歯切れのいい江戸っ子弁である。「また、新しい泡沫がやってきたか、面白くもねえ世を面白くしてやるから、俺に一年身をあずけろて~だ」ときた。へたな落語を聴くより面白い。
英語の先生は、Good morning. This is no new.ときた。面白いニュースがないから今朝は単数だと。朝一、ニューヨークタイムズをブリティシュイングリシュで読んでは、解説をさせる。2年目なので余裕で新聞を買い込んで社説に目を通していたがバレタ。
模擬試験を受けて100番以内に入れなかったから悔しいとか、俺は化学が全国で25番だったとか、くだらない事で、一喜一憂した。
ところで、落語先生が「くだらないもの」の意味を知っているかいときた。つまらないもと言ったら、真面目な顔で、「酒」だと、この先生朝から赤い顔をしている。
江戸に大阪から清酒が江戸にのぼってきた。江戸の酒作りの技術がまずく、江戸からは大阪にはくだらなかった。余談だが、清酒の製造技術を開発したのは、尼子の山中鹿之助次男(後の鴻池の始祖)である。

こうして、無事城北予備校を卒業して早稲田大学に入学した。

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