鉄人 須藤 將のホームページ

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ロータリーエンジンとモータースポーツ その7

2009-07-27 06:28:48 | 車・バイク
RACツーリスト・トロフィー4時間をいいところがないまま終わってベルギー基地に引き上げ、次の西ドイツ・ニュールブルクリンク6時間耐久レースの準備に入った。スプリントのRACツーリスト・トロフィー4時間に対し今度は耐久レースでもあり、しかも前2年走った勝手知ったコース、シルバーストンで車のマイナートラブルもある程度解消出来、今度はもっといいレースが出来る感じがした。ライバル車は地元ドイツ車、BMWはもちろんフォード・カプリなど、スピード・耐久性に優れた強力な車ばかり。

エンジンは目標がスパ・フランコルシャン24時間耐久レースと言うこともあって、耐久テストを兼ねて前のRACツーリスト・トロフィー4時間から継続使用、但しマックス8500rpmに抑える。24時間使用に開発したエンジン、全く不安はなかった。
しかし、耐久性だけではいかんともしがたく、出場3台とも殆どノントラブルで完走するものの成績は4、5、6位で今ひとつ。車両の熟成度、ドライバーを含めたチーム体制の完成度など、次のスパ・フランコルシャン24時間耐久レースに向けたデーターはいろいろ収集できた。

いよいよ目標とする正念場のレース。スパ・フランコルシャン24時間耐久レースは、世界3大耐久レース(ル・マン24時間、デイトナ24時間、スパ・フランコルシャン24時間)の一つ、ツーリングカーの頂点レースである。これまでの全てはこのレースのためのプロローグ。ツーリングカーはあくまでも市販乗用車、スプリントだけでなく、耐久性があってこそ価値があると松浦たちは考えていた。

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