鉄人 須藤 將のホームページ

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1月10日己の足跡

2010-01-10 03:41:48 | 日記
広島大学付属高等学校を卒業、上京して早稲田、慶応を受験、見事に失敗。翌日から予備校の受験にはんそうした。有名受験校である駿河台予備校、城北予備校はへたな大学より難しい、駿河台予備校は主に東京大学や東京工業大学などの国立大学を狙う学生、城北予備校は早稲田・慶応といった私学を狙う学生に人気があった。両方に受かったが城北予備校にした。入学手続を終えて予備校の校庭に出たとき、さくら美しく咲き誇っているのに始めた気が付いた。
市ヶ谷の坂を上りきると左に銃を携帯した門衛の立つ、陸上自衛隊本部がある。奥にレンガ造りの旧陸軍本部の建物が遠望できる。そこを左折して突き当たると城北予備校である。
坂を下った右手の喫茶店がお昼の洋食で、ハンバーグランチが100円、右手に食道があり和食定食が60円、ラーメンが40円であった。

予備校の日課は、前部教壇から地の利の良い場所をとることから始まる。地の利が良いと質問もできる。取り損ねると惨めである。1教室200名近い人数である。地の利を得るためにはまだ教室が暗い時間に始発を乗り継いでやってくる、そのうち友達ができて、遅れた友人の席を確保したり、友人が確保していてくれた。皆真剣である、広島にはこの真剣さがなかった。

先生は、有名大学の教授陣で、授業が実に楽しい。英語でもディケンズの短編集とか民約論、国富論、ニューヨークタイムズなど多彩で面白く、目から鱗であった。微分・積分の数学や物理も定型的な受験問題の作成の教授の思いや裏話は面白かった。数の理論などはショックであった。また、単なる数式でなく、実社会のビジネス例にのっとつた目の子理論やオペーレーティング理論はまったく未知の世界であった。
1時に睡眠4時に起床、であったが、予習、復習は実に楽しい日々であった。
睡眠不測は、電車で補った。つり革にぶら下がって寝るのが旨くなった。

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