鉄人 須藤 將のホームページ

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「水素ロータリーがル・マンを制覇する日」その63

2009-09-24 06:10:00 | 車・バイク
5月12日に、ソルトレイクシティのホテルでトヨタ自動車は、週末に開催されるALMS第4戦ソルトレイクシティに参戦する車TSH021を発表した。社長の渡辺は、記者団を前に「トヨタは、世界のトップの企業として地球温暖化、とりわけ温室効果ガスの削減に取り組んで参りました。すでにハイブリッド車は全世界に200万台を提供してまいりました。
この度は、ハイブリッド・レーシングカーでALMS第5戦ソルトレイクシティ及び来年のル・マンに参戦します。」と述べた。
世界初のハイブリッド・レーシングカーにジャーナリズム飛びついた。TVをはじめ、各メディアは一斉にこれを取り上げた。ウェブでもブログが一斉にこれを書きたてた。

一方、マツダ797の発表は、5月14日にソルトレイクで行なわれた。
発表会のお膳立てはマツダではなかった。2008年5月は、RX-7がアメリカにやってきてから丁度30周年目である。
アメリカのRX-7クラブが北米に呼びかけて、ソルトレイクに集まろうと、RX-7ミーティングを企画し、その目玉がマツダ797の発表であった。
13日の前夜祭から続々とRX-7が集まってきた。1万台を超えるSA、FC、FDの3代のRX-7が集合した。あちらこちらで、バーベキューパティが始まり、オーナーたちのRX-7話で花が咲いていた。自慢の歌の披露やバンド演奏、ダンスも陽気に開催されていた。
RX-7オーナーだけでなく、IMSAで活躍した人たちや往年のモータージャーナリストたちも駆けつけてきた。
皆がマツダのロータリーエンジンのレース復帰を心から喜んだ。
マツダ797を一目見ようと押しかけてくる人たちに、デモ走行をソルトレイクの塩の上で行なった。
マツダ797も水素エンジンレーシングカーということで、トヨタ同様各メディアが取材に集まった。特にモータージャーナリストたちは、大先輩達が揃って集まっているのでおお張り切りで取材していた。マツダのフランクで格式ぶらないパブリシティには昔からジャーナリストたちに好感をもたれていた。
フィナーレでは、マツダ797を先頭に、1万台のRX-7がソルトレイクの塩の上をパレードした。

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