鉄人 須藤 將のホームページ

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4WDその4

2009-07-24 02:24:07 | 車・バイク
●ランドローバー
シビリアン4WDの歴史を切り開いたのは、第二次世界大戦の終了したイギリスで生まれたランドローバーである。
第二次世界大戦の終了から3年目の1948年の春、バーミンガムの郊外ソリハルにあるファクトリーの一角から生まれ、アムステルダム・モーターショーに出品された最初のランドローバーは、たった80インチ(1,960mm)のホイールベースのボディに1.6リッターエンジンを搭載した小さなクルマであった。しかし、そのボディにはハイ/ロー切り替え付トランスファを持った4WDシステムが搭載されていた。この最初のランドローバーは大反響を呼び、注文が殺到し、人々はそれを手にするまで長い間待たなくてはならなかった。
この「ランドローバー」の直系が「ディフェンダー」であり、世界中の人々に愛され、長く乗り継がれた。かの英国の英雄チャーチル首相も愛用していた。また、エリザベス女王の戴冠式にも使用されるなど、英国王室にも愛用され、王室御用達の証であるロイヤル・ワラント4つ全てを授かった。

1960年代半ば、ランドローバーはラグジュアリーな4WDのニーズが増え始めていることに合わせ、セダンレベルの快適性と洗練、パフォーマンス、ハンドリング、そしてランドローバーならではの耐久性と性能を備えたモデルの開発に着手した。1970年6月にレンジローバーはメディアに発表されるとともに大きな称賛を浴びた。このレンジローバーは貴族階級の人々に愛され、狐狩りなどの狩猟や農園の見回りなどに使用された。

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