8月5日、アメリカの株価が512ドル下がった。債務上限の切り上げ法案が成立したにもかかわらず。
もし、債務上限の切り上げ法案が成立し無かったら、デフォルトで今頃もっと来変な事になっていたと思う。
2週間前、アメリカのいくつかの州で金等貴金属の売買が禁止された。
アメリカ人もドルや預金より金を買って持っていた方が遙かに有利だと思っている人が多くなっている。
モスクワ=貞広貴志】米国債への信認低下とドル安が進む中、世界第3位の外貨準備高を持つロシアの中央銀行が、金準備を大きく積み増している。
同中銀は新たにカナダ・ドルや豪ドルを外貨準備に加え、米ドル建て資産の割合を減らす方針も示しており、「ドル離れ」を進めている。
金取引の業界団体によると、同中銀はここ数年、積極的に金を購入し続けており、今年1~5月も41・8トンを買い増し、3月に大量購入のあったメキシコに次ぎ世界2位だった。累積保有量は830トンで、765トンの日本を上回る世界8位となった。
プーチン首相は1日、米国債のデフォルト(債務不履行)危機に際し、米経済を「世界経済のドル支配に依拠した寄生虫」と指摘、ドル基軸に代わる国際金融システムを模索する姿勢を示している。
(2011年8月5日09時17分 読売新聞)
ニューヨーク 5日 ロイター] 米格付け会社のスタンダード&プアーズ(S&P)は5日、米国の長期信用格付けを最上級の「AAA」から「AAプラス」に1段階引き下げた。
S&Pは格下げについて、財政赤字削減計画が米国の債務の安定化には不十分との見方を反映したと説明した。
S&Pは、米国の新たな格付けの見通しを「ネガティブ」としており、今後1年から1年半の間にさらなる格下げが行われる可能性もある。
これまで世界で最も安全な投資先とされてきた米国債の格付けは、今回の引き下げによって英国やドイツ、フランスやカナダなどの国債の格付けを下回ることになる。
アメリカ国債の格付けは下がった、英国、ドイツ、フランス、カナダの国債よりも格付けが下になった。元々格付け会社はアメリカ、自国の格付けには甘すぎると言われている。現実はデフォルトに近い。しかしデフォルトにすると影響が大きすぎる。しかし世界中がそのことを知りつつある。
8月8日月曜日からどうなる。
パニックが起きると困るから政府も新聞も何も言わなくなる。情報が公開されたときはもう遅い。その前に資金の移動を速やかに行うだけ。問題は中国、日本が持っている多額のアメリカ国債がどれくらいの価値に下がるかだけだ。それだけではなく、リーマンショックの時のサブプライムローンとCDS(クレジット、デフォルト、スワップ)を農林中金、UFJがたくさん持っている。これはアメリカ政府が保証をしたから価格が成立している。それがパーになる。農林中金は確実につぶれる。
農家で農林中金に一千万円以上預けている人は速やかに移動を。
日本政府は為替市場で円売り、ドル買い介入をしても巨額の無駄になるだけで、口先だけにしておけばいい。復興増税しなくても済む金額になる。逆をすれば凄い利益になる、政府の別の法人でやらせればいい。
基軸通貨が崩壊すると世界経済はどうなるかは想像も付かない。
アメリカ国債に裏付けされた預金、保険、年金は半分以下になる。(中国、日本は影響が莫大)
他の通貨が基軸通貨に変わると思うが、それまでに数年かかる。
私たち一般ピープルは覚悟を決めて冷静に対応するしかない。