う~ん。
書きたい事が多すぎて、何処から始めたらいいんだか・・・ね?
日曜日に「お昼抜き」で賞味期限切れがないか、チェック残業をしたことは、翌朝には有名なお話になっていて驚いた。
朝、出勤して一番に矢木さんの顔を見た時には、「昨日、廃棄が出てショックで眠れなかった・・・」と話す内、半泣き状態になった。
「ちょっと、ちょっと・・・こっち来て!こっち・・・」
矢木さんはプラットホームから定番商品を売り場へ運ぶ途中だったが、バックには店長と内山さんが居た為か、私を扉の向こう側へと手招きした。
「そんな、気にしなさんなって。今朝、店長から話があってね。昨日は鈴木さんが4時半まで残ってチェックしてくれましたって。皆さん、忙しいのは、分かりますが、チェックしてください・・・って。本当は、あと二人、グロッサリーにスタッフを入れることは出来るらしいんよ。とにかく絶対に、今いる人数だけは確保しますから・・・って」
矢木さんは、私を労わってくれ、とても嬉しかった。嬉しいと同時に気持ちは高ぶり、平常心ではいられなかった。
矢木さんの話の途中、内山さんとバックで話していた筈の店長が、突然 扉をバタッと開き、ちょっと不自然なくらい大きな声で、
「矢木さん!!」
と叫んだ。
「はい!」
と、矢木さんも驚いた様子だったが、私は もっと驚いた。店長のお話は、調味の商品についての質問。二人の受け答えのあいだ中、私は矢木さんの隣に、ぼ~~っと放心状態で立っていた。
今思うと不思議だ。いつもならば、即、その場を離れて定番補充へ向かうのだが、何故か、その場から動けなかった。動けなかったのだが、店長と矢木さんのやり取りを隣でぼ~っと聞いている内に、高ぶっていた感情が 段々落ち着いてきた。
もう大丈夫、と自分で思った時に、店長の矢木さんへの質問は終わり、店長も その場を去って行った。矢木さんは私に目配せし、「あまり根詰めて働かないように・・・ね」といい、売り場へ・・・。
仕事終了後、先に上がったはずの矢木さんと梅子さんは、まだ女子更衣室にいて、「ここで話してたら、もうじき鈴木さんも上がって来るよ!」と私を待っていたという。
「最近、ゆっくり話も出来なかったからね。お茶
しようか?」
こんな矢木さんの優しさに心から感謝。梅子さんにも。
・・・という訳で、三人で休憩室でお茶会をした。
話題は爆笑物だった。
泣き笑いした・・・といっていい。
途中から二階へ上がって来たカトちゃんは、話の3分の一くらい、聞こえたかもしれないけど。
話の前半は、プレゼンター梅子さん、「内山さんの肺活量のある ため息は凄い」
後半は、プレゼンター矢木さん、「消えた宮崎土産の謎に迫る!」
話がほぼ終った時、店長も休憩で二階へ上がって来た。店長は帰った筈の私達が三人揃って休憩室にいるのを見て、驚いたようだったが・・・。
「今更、店長に『土産は何処ですか・・・ね?』とは、聞けないよねえ・・・」
と、矢木さんが言い、爆笑した直後だった為、こちらも急に、黙ってしまった。
シャーロックホームズも負けそうな矢木さんの推理には大笑いしたが、このお話は次の機会に・・・。
「私、店長に、『梅子さん、お願いだから・・・30分でもいいから、荷物出して!』って言われた・・・。
それから、私一人だけ、グロッサリー女史の中で店長に店内放送で呼ばれて、
『残業する時は、前もって社員に言って下さい』
『これからは、誰が何時何分に何をしているか、把握できるようにします・・・』
・・・って言われた。他に桃木車副店長もいたけど・・・。女史で私だけ・・・よ 解散後、桃木副店長が、
『店長の話の間、梅子さんが一番怒ってる顔してましたね
』
・・・って言われた」
「・・・・
」
何故何故な~ぜ 何故でしょね~
私は何も知りません。
矢木さんの『こちら土産探偵団
』は、明日に続きます。
お楽しみに。 鈴木鈴子でした。