時間との戦い

2007年01月31日 19時03分00秒 | Weblog

毎週・・・いや、隔週日曜日の 7分間だけ カラオケの話をする時間? がもうけられているが、

その他の曜日は、まさしく、時間との戦い! である。

月曜日。商品入荷と発注日。

火曜日。商品補充と半額処分品の準備。夕方の値引き。

     月間品のカット分、新規のチェック。継続商品のポップの確認。

     でも、発注が無い分、ちょっと余裕かも。

そして今日、水曜日

     200を超える定番商品(乾物だけで!) 入荷、荷出し。 

     冷凍食品の入荷と荷出し。

     (さっ、寒~い! 凍え死にそう)

     乾物、調味の荷出し。

     発注。

     ラーメンの長台車だけで、4台。

     正直、上記に上げた仕事を4時間で終えた段階で、

     へなへなあ~

約、3分に一度の頻度で、

これは、何処?」

と、お客様に尋ねられ、ご案内する大事な仕事も同時進行。

思うように、仕事が前へ進まない。

時間は、刻一刻と刻まれ、バックとプラットホームと売り場を行ったり来たりするうちに、焦りは最高潮に!

「人手が足りない!」

私がボヤクと、

「ホント、みんな、黙々と荷出し してるね!」

と、矢木さん。

 

貴方も忙しいのに、すまんねえ~」

いいのよ、自分で行くから。ばあちゃんは、暇だからねえ~」

えらいすんまへんな。どうしても、見つからんでなあ。

譲ちゃんは忙しいのに、つい、聞いてしもた!」

 

こんな時の お客様の、そんな一言は、

疲れた心身に、ちょっとだけ、復活のエネルギーを・・・。

与えてくれます。

ありがとうごさいます!!

 

本社社員が休憩でカップラーメンを買いに来た為、

荷出しを中断し、よけていると、

「あっ・・・いいよ!続けて!」

と、逆に避けてくれたのである。

しかも、何故か、今日は数人ではなく、何人も 

気を使ってくださって、ありがとうございます!!

時間と戦っている時に社員から掛けられる こんな一言は、

疲れ果てた心身に、ちょっとだけ復活の兆しを・・・。

与えてくれるのです。

ありがとうございます!

お腹すいたなっ!  

 

結局、定時を20分過ぎて、更衣室へ向かったのである。

(いつもの サービス残業)

明日は休日だ。

やり残した事、ないよね!?

今なら、まだ間に合う・・・。

そう思いながら、お店の外へ出て、駅へ向かって歩き出した時・・・。

そうだっ!明日は、2月!月間奉仕品のポップを外すの忘れてた

よく、思い出したものだ。

明日、出勤なら、オープン前に外せば良いのだが、

運悪く、私は休日。

本来なら営業時間終了後、夜間君が、まとめて外すのが妥当だが、

この店では、すべて、担当者の責任なのである。

私は回れ右して後戻り、午後2時に出勤してきた副店長に

ポップ外してください」

と、頼んだ。

思い出してホントよかったな~」

という私の思いを打ちのめすかのように、

副店長さまは、

「*+=~?><*‘+{*>+#・・・・!!!以下、略。」

最後は、

忘れないように!

・・・で、締めくくった。

「・・・はい・・・

 

副店長、実は・・・ですね、

数日前、「広告の品、米、1680円

のポップを外すの忘れてたでしょう?

米・担当の副店長さま。

特売終了の翌日、お客様がレジで

「これは、1980円じゃない、1680円じゃよ!」

と抗議したそうな。

私が注意を受けやした。

ポップを外しておきやした。

副店長 (忘れないようにね!

 

帰りは、ドッと疲れた為、この報告はせず、

(気力がない・・・

心の中で呟いた。

 

副店長は超多忙。

忘れることだってあるだろう。

疲労感を吹きとばす方法は・・・。

やっぱり、「頑張ってるね!

・・・って、ほんの少し、認めることかな???

 

 今日、学んだこと

皆さんも、無理はせず、たまには(隔週7分) カラオケの話で盛り上がって

息抜きしましょう!

 

 

 

 

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梅子さんの計画

2007年01月30日 23時41分44秒 | Weblog

日曜日。

今朝、出勤しているのは、お酒担当の川石さんの他、パン、飲料担当のカトちゃん、ペット用品担当のハマグリ君、お菓子担当の梅子さん、調味担当の矢木さん、そして私の計6名だ。

日配(豆腐、納豆、練り製品、牛乳、ヨーグルトなど)の荷出しを終え、伝票チェックも終了し、仕事がひと段落すると、川石さんが自動販売機にお金を入れながら、私に言った。

ババア二人、呼んできて!」

ばばあ~!? お姉さま方、二人ですね?」

私が言い直すと、ハマグリ君も同意した。

そう、お姉さま方!

プラットホームからバックへ行くと、梅子さんがやって来た。

「あっ、梅子さん、川石さんが「お姉さま方二人呼んできて」って!」

「えっ!? お姉さまあ・・・ 何だろう」

「お茶しましょう・・・って。自動販売機の前に来るようにって・・・」

どうしたの?川石さん、何かいい事あったんかね

予想以上に喜んでいる。

お姉さまというセリフに・・・

実は・・・なんて、私には言えない。

「矢木さん、何処ですか?」

私が聞くと、カトちゃんは、自分専用マイクを取り出した。

「呼び出しましょうか? グロッサリーの矢木さん、10番まで!」

カトちゃんって、専用マイクをポケットに持っているんだ。

この時、初めて知った私と梅子さんだった。

「呼んだあ~?」

そういいながら、やって来た矢木さんにも、川石さんが

「お姉さま方をお呼びです!」と伝えた 私と梅子さんだった・・・。

「お姉さま方???

有頂天の矢木さんと梅子さん。

真実を知らせずにいる方が、この場合、良いと思う方は手を上げて!

全員一致で 『知らせない に決定致しました!

何も好き好んで、嵐を巻き起こす必要は無いだろう。

川石さんの身の安全も確保せねば!

私達三人とも、ココアを選び、川石さんにご馳走になった。

ありがとうごさいま~す、川石さあ~んいっただっきま~す!」

二人は 気のせいか、いつもより一オクターブ甲高い声でお礼を言った。

「は・・・あ

と、不思議そうな川石さんである。

何も知らない川石さん。同じく、真実を知らされていない女史二人。

知らぬが仏・・・ ですな。でも、ちょっと、罪悪感。

 

今日の話題は、またもやカラオケ!

カトちゃん、もう、すでに、知っているくせに、

一応、聞いとこう。梅子さん、何を歌うんですか?」

と、あらたまって質問していた。

そこで、梅子さんが答えるより早く、私が答えてしまったのである・・・。

「山本リンダ

それと、ピンク・レデイーやろ?」

と、更に付け足す矢木さん。

なんちゅう、チームワークの良さ!

というか、情報網が完璧なグロッサリーである。

誰だい?この手の情報をいち早く、皆にお届けするのは??

あっ・・・。私でしたあ!

「一応、言っておこう・・・」

急に しんみりとした表情になり、梅子さんは発表した。

「私が歌うのは・・・ミーシャ

おお~っ!! というドヨメキが起きた。

あの、聞かせる曲を?

「じゃあ、鈴木さんは?」 と、カトちゃんは私にも質問した。

歌わんよ、私は!」

じゃあ、矢木さんは?」

私も、歌わん、人前では。私と鈴木さんの二人はビデオ係ね!」

その後、カトちゃんと梅子さんの二人は、マツケンサンバの話で盛り上がり、

その隣で 私と矢木さんは、年末の話の帰り咲きを万能していたのである。

北島サブちゃんのカトちゃんには、カツラをかぶせたいですよね!」

そうよ!まず、100円均一でカツラとキラキラ衣装を買ってさ・・・」

カトちゃんのカツラ姿の写真も撮っておきたいですよね!

 ぎゃはははは~~~っ!!」

 

ふと・・・気付くと、川石さんがいない!!

私達の話にあきれ果て、売り場へ戻ったようだ。

川石さんが、おらんよ!早く、戻らないと!」

矢木さんの声かけで、ようやくバックへ・・・。

カトちゃんとハマグリ君は、最新ヒット曲を次々に上げるが、

私達には 曲のタイトルを聞いてもピンとこないのだ。

それじゃあ・・・」

カトちゃんが取り出したのは、携帯電話。

冬のソナタの曲が流れ、矢木さんの目はハート型に!

先日のヨン様の写真をハマグリ君に捨てられたことが悔やまれる。

この曲、カトちゃん、歌えるの?韓国語で?」

あったり前ですよ!

そうだった。カトちゃんは、韓国語を勉強しているのだ。

「カト君、勿論、韓国語で歌えるって、珍しく、ムキになってたよね

今も尚、中島なんとか・・・だの、雪の華だの・・・と、

梅子さんと二人で盛り上がるカトちゃんを見ながら、矢木さんは言った。

そうですね、いつも冷静なカトちゃんが、珍しく・・・」

再び、矢木さんと私は爆笑した。

そんなに可笑しいですかぁ・・・?」

そういったカトちゃんのセリフを聞いて、

卵が転げただけでも可笑しい・・・と感じる年頃に戻ったかように、笑い転げる私と矢木さんである。

私達、仕事をする為に きてるんだよね!?」

笑いながら、確認する矢木さんだった・・・。

 

さて。帰りの更衣室。

鈴木さんの歓迎会をしようよ。何か、イベントが無いと、集まらないからね!」

という、梅子さんのセリフに一瞬、絶句した。

私の歓迎会・・・!? それより、つばめ君の送別会ですよ!私が入って、すでに7ヶ月経っているんですから」

まさか、梅子さん、7ヶ月も経過して、ようやく私をグロッサリーに歓迎する気になったとか・・・?

えっ?イベントを立ち上げ、カラオケ大会をする為の口実???

はい、分かりました。

 

 

 

 

 

 

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試写会

2007年01月29日 18時47分05秒 | Weblog

映画を観終わった鈴木鈴子は、ふうっ・・・と笑みを浮かべた。

「あんたのスーパー、おもろい事しか起こらないわけ!?」

「もっと、ドロドロの人間関係とかさあ~描けないの?」

「本社と現場の確執とか、観てみたい!」

知り合いは、シビアなもので、まるで、テレビドラマのような次から次へと

事件発生!どろどろとけちゃいそ~ な物語を要求してきたりする。

そこで、生まれたのが、この映画版だ。

 

簡単に言えば、

本社の人が「これ、しょっちゅう品切れしてる!」

と言ったセリフが担当者にも聞こえ、「バック在庫あるのに、たまたまだよね!」 で終わる。

ただ、これしきの事である!

ただ、それだけの事を

ドロドロ~を期待する一部の読者の為に

ドラマ仕立てにせねば ならないほど、

とあるスーパーは、平和だという事だ。

実際には、本社と現場に確執なんて無いし。

人事のおじさまは、今日も私を見てニコニコしてくれたし。

店長は休憩室で本社社員と談笑しているし。

 

今朝は雨の為、バスのダイヤが大幅に乱れ、のろのろ運転。

その結果、ジャストに店に到着、着替えて売り場へ行くと、5分遅刻した。

矢木さんは、私の顔を見るなり、

渋滞でしょ?雨で込んでたもんね、今朝。 社員には、

『私は悪くありません!親会社(とあるバス会社)が悪いんです!』って言わなきゃ!

と、言って笑っていた。

 

バックで西村チーフに会い、

「遅刻しました、すみません

と、告げると、

大丈夫です。誰も見ていませんから!」

という返答だった・・・

 

そして帰宅時間・・・。

店長、お疲れ様でした。坦々麺・・・」

  ぶっ 」

真面目な顔でパソコンに向かっていた店長なのに、

私が、たった一言、坦々麺と発しただけで

三枚目の お笑いムードになった!

 

坦々麺、5ケース発注したのですが、入荷されず、

副店長が取引先に電話して、今、確認中です。

もし、本社のおじさまが、何かおっしゃった時には、そのようにお伝えください。終売ではないと思いますけど・・・」

 もしも終売になれば、室井課長は相当ショックを受けるだろう。

ハイ、分かりました」

店長は、そういいながら、ホントに可笑しそうに笑っていた。

これが、鈴木すず・・・の日常である。

ドロドロでなくて、御免なさいね~。

うちの店長最高でしょう?

包容力があり、あったかい人柄が伝わらないかしらん?

カトちゃんなんて、店長が他の店舗から異動になったから・・・って、

そこを辞めて、湾岸店の方へ一緒に移動 してきちゃったらしいのだ。

良い人には良い人が集まるのだ。

類は友を呼ぶ! と、言うではないか!

それじゃあ、カトちゃん、また店長が異動になったら、一緒に移動するの?」

「う~ン、それは・・・。誰かがいるでしょうから」

誰かが・・・副店長か、西村チーフか・・・。

そうだよね。

まさか、三人揃って同じ店舗へ異動・・・ なんて事は100%ないだろうし。

そうなれば、グロッサリー全員束になって移動となるだろう。

親会社に『臨時バス』の手配を頼まねば!

ある日、狸部長は、湾岸店のグロッサリースタッフ全員が忽然と消えたことに気付くのだ。

室井君、湾岸店のグロッサリー一族は何処へ消えたのかね

それがですね、部長 湾岸店の上司三人にくっついて、グロッサリー全員束になって、新店舗へ移動しましたあっ~!

バタッツ! (*注意 狸部長が倒れた音

店長万歳 」 

 (注意 このセリフはカトちゃん)

 

それでは、映画を観終わった皆さん、

さよなら、サヨナラ、さよなら・・・・ 

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最終章 坦々麺の神様

2007年01月29日 05時57分09秒 | Weblog

私・・・恩田すみれが ふと、2段目の棚をみると、カップスターが3つ、定位置ではない場所に、転がっている。

お客さんの気が変わったのだろう。よくあることだ。

たまに、冷蔵の肉やチーズがカップラーメンの棚に放置されていることがあるが、良い子の皆さんは、冷蔵は、冷蔵ケースへ戻しましょうね。廃棄になってもったいない!

さて、放置されたカップスター3つを両手に持ち、定位置へ戻そう・・・と、

くるりと回れ右をした、次の瞬間、私は手にしていたカップ麺を転がしてしまった・・・。

なんと、そこには、坦々麺をしっかりと片手に握り締めた本社社員のおじさまが、至近距離わずか5センチに立っていたのだ!!!

そんな・・・。緊張せんでも いいやないね! (にっ)」

この落ち着いた風貌・・・余裕のある笑顔・・・

私がイメージする狸部長そのものである!

もしや、このお方が室井課長が噂していた狸部長 では・・・?

なんと言っても、この方が坦々麺の栄えある赤いパッケージを手にすると、とっても良く似合う。

まさに、ひな壇の一番高い所が・・・。

「はっはっ・・・

貴方は狸部長ですか?!と、尋ねるわけにもいかず、

ただ、静かに見送ったのだった・・・。

 

ところで、取引先からの電話は・・・?

今のところ、

無い。

坦々麺の在庫も無い。

ひな壇3段では駄目だ。

狸部長と室井課長を泣いて喜ばせるには、

5ケース入荷、ひな壇5段でなければ・・・。

 

私の秘かな計画は、「取引先」という予想だにしなかった

新たな「黒幕」によって、阻止!!されたのだった・・・。

この勝負、軍配は現場でも本社でもなく、

取引先!!でしたあ・・・!

この顛末を予想できた、そこの あ・な・た

貴方は今日からシャーロックホームズですっ!

 

しかし、何故、取引先は・・・?

単なる在庫切れ?

それとも、

取引先が作った棚を恩田すみれが勝手に棚替えしようと企んだからなのか?

何たる結末!

だが、これでいいのだ。

お店にとって、一番大切なのは、お客様。

坦々麺に限らずカップラーメンをこよなく愛する本社社員も貴重なお客様だ。彼らによって、他の店舗には無い恩恵を受けている湾岸店!

売り上げに貢献して頂いた上、チェックも厳しい。

これは、担当者にとっても御店にとってもプラスだ。

お客様あっての売り場(現場)。

現場あっての本社。

また、その逆も言える。

みんな仲良く お仕事しようね、今日も、明日も、あさっても・・・。

「我こそは、坦々麺の神様なり~

といった風貌の狸課長にお会いできて、光栄でした!

坦々麺、ばんざい!

 

             

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第5章 熱血交渉人、真下副店長登場!

2007年01月28日 21時34分20秒 | Weblog

金曜日。

曇りのち雨のち雷。天気はめまぐるしく変わる。

恩田すみれはプラットホームへ急いだ。

この日は乾物の入荷日。坦々麺も届いているはずだ。

あれ?どこだろう。カップラーメンの台車だけで、3台あるけれど・・・。

坦々麺は・・・?

「恩田さん、まず、カップラーメンから、出す?」

私がきょろきょろしていると、川石さんが声を掛けてきた

「はい」

きっと、調味の台車の後ろに隠れて見えないのだろう。

私は手前にある台車から荷出しを開始した。

ええ~ッと。これが最後ね。

坦々麺は・・・?

無い???

私はもう一度、プラットホームへ足を運んだ。

 

次にバックへ行ってみる。

一昨日まで3ケースあった坦々麺の在庫は、2ケースになっている。

昨日、私は休みだったので、誰かが補充してくれたのだろう。

私は在庫の2ケースを売り場へ運び、早速、棚替えに取り掛かった。

荷出しも、発注も、補充も終わった。

あとは、心おきなく、坦々麺の為に広~いスペースを・・・。

でも、入荷されるべき、坦々麺5ケースは、どうなったわけ?

私が野っぱらのように広いスペースを中央に確保し、

坦々麺を並べている所へ、真下副店長が通りかかったのである。

 

彼こそ、知る人ぞ知る、噂の熱血交渉人、真下副店長である!

「あっ、副店長。私、坦々麺、5ケース発注したんですけど、今日、入ってきてないんです」

もしや、副店長がキャンセルしたのでは・・・?と思った私は

念のために聞いてみた。

5ケース?坦々麺を?」

真下副店長は、ちらっと床に転がった坦々麺の空き箱2つを見た。

「これは・・・?前々回の発注分?」

はい、そうです」

次に副店長は、ど真ん中にズラッと並んだ坦々麺へ視線を走らせた。

そこには3段に積み重ねられた坦々麺が並んでいる。

・・・・・?」

 

そうだった。

副店長は、先日の事件を知らないのだ。

実はですね・・。狸部長が坦々麺がしょっちゅう品切れしてるって・・。

そこで、店長の提案もあって(?)フェイスを広げることにしたんです。

それで、多めに発注を・・・」

 

すると、副店長は、黙ってポケットから携帯電話を取り出した。

おお、頼れる熱血交渉人! 

早速、取引先と交渉してくださるのね!

 

ところが・・・。

「あっ・・・。しまった!もう、バッテリーが・・・ないかも。(^_^)」

えっ・・・? バッタッツ! (*注意 恩田すみれ、卒倒)

 

あれから、どのくらい時間が流れたのだろう?

意識が戻り(?)、ふと副店長の方を見ると、彼は携帯電話でお話中であった。

湾岸店の・・・はい、今日、入荷分です。確認して連絡いただけますか・・・?」

自腹を切ってマイ携帯で連絡を取るあたり、さすがである!

バッテリー、あったんですね。

 

しかし、待てど 暮らせど、取引先から電話が来ない。

恩田さん、一応、発注上がってるかどうか、モニターリストで確認してもらえますか?もしかしたら、発注洩れかも・・・?でも、5ケースって覚えてるんなら・・・」

覚えてますとも! 

今ある在庫分でも、充分間に合います。

でも、ひな壇は3段じゃ、ボリュームが足りない。

やはり、狸部長を喜ばせるには、

5ケース発注して、ひな壇5段じゃなくっちゃね!

とにかく、取引先からの連絡を待ちましょう。

 

続く・・・。

 

 

 

 

 

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