観光バスを降りて、世界遺産・石見銀山の街並みを歩き始めた時、最初に目にしたのが、上記の何処か懐かしい建物。
お食事処って看板があったような気がします。
私の目に留まったのは、木箱で出来た、郵便受けでした。
昔、瓶入りの牛乳を2本、自宅のポストまで届けてもらっていたのです。
大分県の田舎の祖父母が暮らした家に住んでいた頃は、
玄関はコンクリートで固めたような? あれって、土間というのかな?
1歳の私が自宅に届けられた牛乳を 土間へ投げたことがあるそうだから。
コッパ微塵に割れたらしい!
そりゃ、そうでしょう。
赤ちゃんだから、悪気なんて勿論無いのでしょうが、
(私は何も覚えておりましぇん・・・・)
あの頃は、近所もこんな木箱の郵便受けとガラガラ・・・って古風な音を立てて、開く戸。
「ごめんくださ~い!」
と家の主を呼ぶような日常でしたよね。
そうなんです!
昔は玄関に鍵なんて かけなくて良かったでしょ?
近所に野菜を届けるときも、
声をかけても誰も出てこないときは、玄関先に、そっとお届け物を置いておく・・・
会ったときに、お礼を言う。
そんな近所付き合いだったよね。
簡単に行き来できるような。
そんな田舎暮らしを大分と熊本で(熊本の場合は、母の里帰りのときでしたが・・・)体験している私。
「古い!」
ではなく、
「懐かしい。落ち着く」
と思える自分で良かったと、思いつつ、
昭和へタイムスリップしたのでした。
続く・・・・