昨日はECC子供英会話の日でした。
今、2クラスに教えていますが、最近、子供達が教室へ到着する時間が早いんですよね・・・。
PFクラスは4時半からですが、先週なんて私が4時8分に到着すると、子供達が折りたたみ式の長い机を並べている最中でした。
鍵は私が持っているのに、管理人さんが開けてくれたのでしょうか??
「んっまあ~! 偉いね。並べてくれたの?」
「うん! 学童でしよるけ」
(ここでは今まで 手伝ってくれたこと無かったのに??)
まぁ、そういうわけで、昨日は3時半に到着。
流石に子供達は まだ、来ていなかったですわ。
ここで授業の準備の総チェックをします。
今の子供達はお稽古事が多く、その中でも、そろばんを習っている子が二人います。その話から、
「先生、そろばんって英語で何て言うの?」
「そろばん・・・? そろばんって中国と日本の物だから英語は無いかもね・・・。宮崎アニメの「天空の城、ラピュタ」では、確か
「東洋の計算機」 と呼んでいたことを思い出し、
「Japanese Calculator でいいかな~?」
と、答えておきました。
ところがー!!!
先週のECCのテキストの新語に、 「そろばん」が載っているじゃない!
an abacus って言うんですよ、皆さん、ご存知でしたか?
「そろばんって、アバカスっていうのね! 先生知らなかったわ~(汗)
先生は一度も英会話教室へ通ったことがないから、中学、高校、大学と英語を勉強してきたけれど、「そろばん」は習わなかったわね。
ECCに講師として入ってから覚えた単語が多いのよ~。
前回の「さそり」も「らっこ」も知らなかったし。
中学校のお兄ちゃん、お姉ちゃんも知らないわ。
その点 ECCに入っている子供達は、凄いよね~!
一体、何千語の語彙を勉強するんだろう???」
いつも、テキストに読み方をカタカナで書いてはいけません!
と言っているのですが、このときは、ささっと「アバカス」と書き込む生徒さんを見逃しました・・・。
「お母さんや みんなに教えよう~!
あたし、凄く頭がいいって思われるかもね~!」
と、ニコニコ笑顔に 内心ほっ!
先日の矢木さんとの会話を思い出します。
「ECCは先生になってからが研修が多くて大変みたいね。
公文は 簡単そうよ!
近所の主婦が、ある日、突然先生になっとるんよ!!!
自宅で教えてね。
採点するだけなんやろ?
でも、子供にテキストに書いてないことを質問されて、答えられんかったら 恥ずかしいやない?
先生なのに、分からんのぉ~ってなるやろ?
だから、出来んのよ」
実は昨日のレッスンでもありました。
台所用品を勉強していたのですが、イラストに載っている写真を英語で言いならが、それが丸いか、四角いか説明するクイズ形式のレッスン。
生徒さんが、全く違うものを指したのです!
「先生、これ、何?」
「これは・・・目玉焼きをひっくり返す時に使う道具・・フライかえし?
日本語でも何て言うんだったっけ? 知ってる?」
逆に、こちらが聞きました。
「ううん、知らない」
「英語の前に、日本語で何て言うか、分からないわねえ」
「じゃ、先生も分からんと?」
「うん。来週までに、辞書で調べておくね」
「うん!」
この件については、終了。
うちの生徒さんたち、「先生なのに、知らんのぉ~?」
というタイプではなくて有難いものの、これに甘んじず、日々、勉強ですね、はい。
時々 お店等で見かける英語表記も間違っているんじゃないか?
と思うときがあります。
でも、相手が自信たっぷりだと こちらが間違っているのか???
と、段々不安になってくることもあります。
そんな時は、とにかく辞書で調べ、確認することにしています。
経験から得た英会話と学問としての知識を組み合わせる・・・。
間違いを指摘することも勇気がいることですが、分からない、間違っていたと認めることも、また、勇気がいることー。
特に大人が子供に対しては・・・。
先生も完璧じゃないよ、勿論。
知らない単語も多い。
さそり座の生徒さんは、昨日も元気に
「スコ~ピィオ~~~ン」
と元気に発音練習をしておりました・・・・・。
教えられる事がいっぱいの・・・英語英会話教室でした。
それにしても、英語にソロバンがあったとは、僕も知りませんでした。
質問が鋭いほど、やりがいがありませんかね?
教える事は学ぶ事!ですよね~!
私も良く質問していましたっけね・・・。
高校の英語の先生複数に同じ質問をしていたものです。それぞれに答えが違います。
こちらも高校生だから、先生方の実力が見えて・・きちゃうのです。
国語と英語の教師は特に・・・。
昔、作者名が書かれていない短編小説を読まされ、感想を書かされたことがありました。
「素人が書いたような文章ですね」
と、感想を書きました。
「この作者は自分(国語の教師)です。
何が書いてあるか、楽しみだなぁ~」
顔面蒼白になったことは言うまでもありません。分からない事、知らないことを正直に分からない、ということは大切ですが、(相手が子供なら尚更・・・)
馬鹿正直も考えものです。
勿論、質問は鋭い方がいいです。
先日、大人に質問されました。
英文だけ見たときは何とも思わなかったものの、日本語を見たとき、違和感があったので、訳した相手は「実力がある通訳者」といわれたものの、ニュアンスが違う、という点を指摘すると、納得できない様子でした。その方は、あとから発注をしている私の所へ来て、学歴、経歴、留学歴等を述べ始め驚きましたよ。(汗)初対面なのに。
もっと英語も日本語も勉強しなきゃ~いけません、わたし。シドニーでは日本語能力が・・・ここでは英語の能力が・・・落ちっぱなしです。