職場で英会話 その2 店長の巻

2006年11月15日 22時52分17秒 | Weblog
ある日のこと。

「業務連絡、業務連絡。グロッサリーの鈴木さん。8番レジまで!」

この店内放送は、紛れもなく、店長の声である。いったい、何、なに、ナニ

バックに居た私は、相当、あせった。バックから売り場への通路は、いつもの倍の長さに感じられた事は、言うまでもないだろう。

「8番レジだって!

カトちゃんが、なぜか、面白そうに声を掛けてきた。

売り場への道のりを小走りに急ぐ私に向かって・・・

応援ありがとうよ、カトちゃん!

バックから売り場への扉を勢いよくパッと開いた。

私の視界には、

「こっち、こっち!」

と、焦った様子で手招きする岸辺さんの姿が飛び込んできた
いったい、ナニが起こったというのだ!?

「私が店長に頼んで呼んでもらったんよ。アラビア語みたいな言葉でしゃべる外人さんが二人、来ていて、訳、分からないから

なるほど、中東の男性二人が、酒コーナーで、何やら怪しげな雰囲気で話しこんでいた。

「サケは、どれ?一番、おいしい酒は、どれか、教えろ!」

結構、ドスがきいた迫力ある話し方である。

イスラム教徒じゃないの?酒でもワインでも、アルコールは、だめでしょ?と、いってみる。

「構わない」
と言う返答であった。

私、酒は全く駄目、飲めませんの。北海道フェアの事例もあるため、お酒に詳しそうな、店長を呼んだ。

店長は、ただ、一言。

「分かりません!

私、通訳。"I don`t know!"

一同、し~ん。店長=  わたし=     客ふたり=

店長が沈黙を破った。

「一つだけ、言えるのは・・・。当店で、一番、売れているのは、これです

店長は、そう叫ぶと、一歩、前へ、歩み出た。

大柄のアラブ人に負けない、迫力で迫ったのだ。

「OH! REALLY? THANK YOU!」

アラブ人男性は、迷わず、店長お勧めの品をかごに入れたのである。

さすが店長 尊敬。



今日、学んだこと

「どれがか?」
と、問われたら、
「当店の売れ筋商品は、これだ
と、自信を持って叫ぼう。

大事なのは、言葉より、ボデイ ランゲージ
伝えたい、という心


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