「食品係の人ですか? 詳しいでしょう?」
私が「くらしの応援歌」の一覧表を手に、売り場を回っている途中、ふりかけのコーナーで、おじさまのお客様に声を掛けられた。
「はい。食品係(には間違いない)です。 (ただ、商品によって詳しいかどうか、保障の方はいまいち・・・と、心の中でつぶやく すず)」
「先週まであった、きざみ海苔が今は無いんよ」
アー良かった!
きざみ海苔なら・・・・乾物担当の私にも分かる。
今、入荷されていない きざみ海苔といったら・・・かつて大阪魚市場へ間違ってファックスを送ってしまった(ダイヤル間違いで、さくらへ魚市場からお電話を頂いた経緯あり) あの、大阪フーズのみ。 ただいま、ファックス発注中です。しばらくお待ちを・・・。
ところが、お客様が探していたのは、それではなく・・・。
スポットで時々入荷される 「きざみ海苔」のことだった。
「定番へ置いたのは、私なんですよ。本来、スポットで入荷される商品の残りをここに入れて置いたので・・・。 申し訳ありませんが、次回はいつ入荷になるか、分かりません。こちらの きざみ海苔が人気ですけど?」
「僕はいつも、ここへ来ていて、すべての海苔を試したけれど、あの青いパッケージの きざみ海苔が一番美味しいんよ! きざみ具合といい、味といい、どれをとってもピカ一!是非、定番にして下さいっ!」
熱心ですね。
最近、熱心に商品の感想、お問い合わせ、定番化を求めるお客様が増えているような気が・・・しないでもない。
「私は担当者ではありますが、どれを定番に置くか、決めるのは(花園)バイヤーですから・・・(お客様には花園バイヤーの名前は出してはいませんので。念のため) ハイ、分かりましたとは、いえませんが・・・。
お客様の声として・・・バイヤーに会う機会があれば、伝えておきます」
このお客様の前は、おたふくのお好みソースのことで、質問が。お好み焼きに使っても美味しいソースかどうか・・・。
矢木さんが居ないので、分かる範囲で私がお答えしておきましたから。
こちらのお客様も、「食品係の詳しい方ですか?」という質問から会話が始まった。一体、どうしたの。
同じ日に同じ質問。
三人目のお客様も、同じ質問から会話が始まるではないか。
ただ、こちらは・・・・同じ質問のあと、
「どのくらい詳しいのですか?」
「え? ラーメン担当には違いありませんが、どのくらい詳しいのかと聞かれても・・・(これまで、ここに2年5ヶ月勤め、こんな質問をされるのは初めてですから)
お客様の質問をまずは、聞いてみないことには、どのレベルを求められているのか、分かりかねますが・・・。
メーカーさん並の詳しさを求められているのなら、そんなに詳しくはありません・・・」
へんな答え方だとは思いましたが、正直に答えた・・・・とほほ・・・。
「昨年は鍋用の煮込みラーメンが何種類かあったと思うんですけど・・・。カレー煮込みラーメン、ここには入っていませんか?」
「ありません」
夏の間は「焼きラーメン」
冬になると永谷園の「煮込みラーメン」が昨年は季節の定番で置いてあった。
今年は何故か、ない。
これも、バイヤーにお会いする機会があれば・・・聞いておきますね。
焼きラーメンは、発注をあげても入荷されないので、煮込みラーメンと入れ替わるのだろうと、思ってそのまま。
お客様も色々と詳しい方が増えてきた。
話をしていると、時々、「もしかして、ブログをご存知なのかしら?」と思うときもある。勘ですけど・・・・。
隣町の回覧板効果? たぶん。
お出かけの際は、バスをご利用ください。 (一応、親会社の宣伝)地球温暖化防止も かねて。自家用車は控えましょう。
社員のみならず、その他の従業員にもバス代が少し優遇されると嬉しいです。(これは本心)
顧客数も売り上げも上がるといいけれど・・・・
本日、お休みの・・・・すず、でした。
すず
それらを「気に入ったのに、置いてないのね・・・」という声、よく耳にします。
私は「これじゃなきゃ!」という経験がないので、なければ 他の物を買うか・・・って感じなので、お客様の失望感を良く分かっていなかったのかも・・・と反省しました。
ほんとですね。こだわりがあるお客様は、この上なくがっかりですよね。
折角、お気に入りの商品と巡り会ったのに・・・ない、となると・・・。
あの「きざみ海苔」は確かに人気あるでしょう。
花園バイヤー、何とかなりませんか?
まずは近いうちに、スポットで入荷される事を祈って・・・・