傷にも負けず

職場でふと新聞を見ると・・・

解説が栃東親方。

でもセットするの忘れちゃいました・・・職場でも珍しく相撲がついてたけど。結果は見れても栃東親方の声なんか聞こえるわけもなく・・・

ちょうど食事の時間だし、唯一聞こえたのが琴光喜関が負けた時の歓声のみ・・・

利用者さんになんで大きい声になってるの・・ってかなり耳の良い方なんでテレビが離れててもよく聞こえてます。

「小さい力士が、大関に勝ったそうです」なんて会話をしてました・・・

これだけ聞けばこの利用者さんが大変じゃないように聞こえますが・・・

この人が大変だったんです・・

まあもともとよく暴力を振るう人で結構前触れとかもわかって、何かと抵抗することは出来るわけであります・・・

夕食のちょっと前、私は、業務で居室を掃除機掛けるようになってるんですよでその利用者さんは、ちょっと不穏だったこともあってもう一人のスタッフが部屋に誘導していたようです。。

でノックしてその方が出てきて。。

「掃除機掛けましょうか？」

とたずねると・・・

いきなり顔と手の甲をひっかいて来たんですよね・・・

手の甲にはしっかり傷が残ってます。。すぐつめをたてる癖があって大変なんですよね

その後は、ちょっとしてからリビングに誘導・・

でもう一人のスタッフは日誌を書かなくてはならないんで、見守りもしつつ、ちょっと食事の準備。

フロアを見ているとそのつめを立てる利用者さん（ｗさん）が別の利用者さんの腕をつかんでつめを立てかけてますやばい

急いで腕をはずしました・・幸いつめの跡はあるものの傷にはなりませんでした。

その跡をつけられた人は、あんまり会話の成り立たない人ですが・・・

「Ｋさんごめんなさいね・・。Ｗさん、Ｋさん痛かったみたいですよ・・。謝らないとね」

Ｗ「ごめんなさい」

私「許してくれますか？？」

Ｋさんは、わかったかどうかわかりませんがとりあえずうなづいてくれました。わりとうニコニコしてくれる方ですがこのときばかりはちょっと不機嫌でしたね。。

ホッとしたのもつかの間。今度は車椅子の利用者さんをたたこうとして手を出そうとしています・・幸い私はそばにいたんで腕を掴みましたけど。。

この車いすの人は何か訴えてても、ちょっとわからないこと多いんですよね・・それを気違い呼ばわりするんです

それを見ていたもう一人のスタッフ。。

「Ｗさん。車椅子乗って動けないんだし・・そんなことしただめよ」って・・

何とか車椅子の人がたたかれずに済んでほっと一息。

もしたたかれたらまた一人不穏の人を作っちゃうわけですもん・・・

傷つけられても、ほかの人が傷ついちゃいたら大変ですもん・・・

こないだも、引っかかれて腕に傷ついてますし・・・

それでも何とかその方を落ち着いてもらうように工夫するしかないんですよね・・日々奮闘です