虹は見えない

スカイシャドウメドウには、範囲一発狩りをするソーサラーさん、メロウを連れた馬主さん、槍を持ったウォーロードさんと思しき方や、ドワーフさんもいらっしゃいますが、一番多く見られるのは同職のネクロマンサーさんです。
恥かしい姿を激写されたこともありました……（この日ではないです）。

オムレツさんはゾンビ使い捨ての狩りをなさっているようです。
私も何度かゾンビ爆破を試してみましたが、その後、マサキさんに教えていただいた、本体魔法のみの二家族まとめ狩りに切り替えました。

この日もエココ女史と共にコナビ狩りをしていました。
一応、他のプレイヤーさんのおよその定位置は意識していましたが、とあるネクロさんのゾンビと私のターゲットがかぶってしまい――
「あ」
「おい」
「ごめんなさい」
とりあえず、自分が殴られ続けているため、敵を倒しました。
「すみまえｎ」
「すみません」（誤字を訂正する意味も込め、もう一度謝りました。）

ドロップアデナと素材は拾わずに、その場から離れ、山の裏側に移動しました。

このときの精神状態を記述するのは難しいです。「センシティブでナーバスに過ぎた」と表現すればいいでしょうか。四月中旬の騒動でも出なかった涙が氾濫しました（笑）。
数十分経った頃、そのネクロさんがいらっしゃって、画像の通りのやり取りとなりました。

しばらくして、唯一ログインなさっていたフレンドリストの麗夢さんに、
「（'ー'）」
話しかけて、ぼちぼちと狩りを再開しました。コンポジットブーツが出ました。

おそらく些細なことで「もう駄目だ」と思ってしまう今の状態で、何が薬になるのかわからないのです。
単なる「モチベーション低下」とは違う気がするのですが、どうなのでしょう。

いつか私が落ち込んでいたとき、アンヘル滝の虹を見せてくれたノンノン姉さん、どうやら結婚できないーごめん。
（こんな自分でよかったら、今すぐ結婚してください。笑。）
でも「３￥」の約束は守るからね！　必要なときは呼び出してくれい。

空はどこまでも青く、冴え渡っています。

ネクロマンサー　55レベル　狩り場：スカイシャドウメドウ