美しいものに触れてこそ

「作られた美しさではなく、本物の美しさにふれることこそ人間の心の栄養なのですね。！！」

私は岩にぶつかる波をじっと観ていることが好き。

岩にぶつかる波しぶきが何か魂をもった生き物のように白いしぶきをあげ岩を砕かんとばかりに打ち寄せてくる。

私の生まれ故郷　徳島も海が近いのでよく子どもの頃に見に行った記憶がある。特に台風などの後の海は何ともいいがたいものすごい波が打ち寄せる。

カモメはその波間を自由にとび、白い波しぶきにそまった海岸は非常にドラマチックである。

水墨画でよく波を描くのだがなかなか音の聞こえるような波しぶきを描く為に今なお模索中でもある。
おそらく荒れ狂う波間を表現するのには一番水墨画がいいのは分っているがその水墨画の難しさをまた感じるのである。

しかし、美しいものだからこそ私は描きたいと思うし、描いてこそ満足がある。
最近は何かしら作られた美しいものしかないが自然の織りなす美の世界には全く飽きがこない。

私は、心の保養の為にも自然から頂く美しいものをもっと堪能し、心をいつも平和に保持して生きていきたいなあと思っています。


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