Sujak do 〜SujaのDNA〜

興味深く感じたことや読んだ書籍について書いたりしていきます。天然石については、一休み。

小説『レベッカ』は印象に残る一冊です

2024-01-07 14:40:00 | 本を読む
こんにちは
Sujaです

昨年1年間で読んだ本が66冊でした📖

月に約5冊程度読んでることになりますね

これはもう「趣味は読書です」
と言い切っていい量ではないでしょうか❓

殆どが図書館で借りたものか
サイクルで頂いたり
古本屋で安く買ったものなので

新作は読んでいないに等しいですのですが

本を読むのは大好きです

いえ

新聞も毎日欠かさず読むので
文字を読むのが大好きなのかもしれません

昨年66冊読んだ中で

印象深く脳裏に焼き付いている作品が何冊かありますが

今回はこれ
ダフネ・デュ・モーリアの『レベッカ


こちらは
1940年にヒッチコックが監督で映画化され
2020年にも別の監督によりリメイクされたようです

1938年に発表されたこの作品には
主人公の名前が出てきません

この斬新さに

ストーリーの中盤に気づき
名前を探して何ページも戻し読みするという羽目に陥りました

ストーリーを大まかに説明すると…

妻を事故で無くした男性マキシムと
若い女性が恋に落ち
結婚するのですが

彼はとても大金持ちの貴族で
後妻となった主人公の女性(わたしと表現されている)は
大豪邸のお屋敷で住むことになります

お屋敷内は先妻であるレベッカの趣味で整えられており

そのお屋敷で働く使用人たちの中には
レベッカのお付きの使用人で
彼女の死後もお屋敷を取り仕切るダンヴァ―ス夫人には馴染めず

主人公の女性(わたし)は
先妻レベッカの見えない影に精神的苦痛を感じ
追い詰められていくのですが
夫となったマキシムの隠された真実も明らかにされて・・・


主人公はごくごく普通の二十歳そこそこの女の子で
貴族の生活には楽しみが夢いっぱいに広がるのに
様にならないぎこちなさが垣間見えると思わず応援したくなります

そしてタイトルの『レベッカ』が
主人公の名前ではなくすでに亡くなっている先妻の名前というところも
衝撃的でした
レベッカという女性の人間性も私の想像を裏切ってくれて
とても面白い作品でした

読み進めていくうちに
映像化するとこのシーンはどんな感じだろう❓と想像するところが多々あり🎥
読み終えてすぐDVDを購入し鑑賞しました


1940年での映像化には限界があることは承知して観ましたので
非常に楽しめました

レベッカが回想として出演するのかなと期待していましたが
それは無い方が良いとヒッチコックは判断したのでしょう
そこは個人的に残念でした

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