Sujak do 〜SujaのDNA〜

興味深く感じたことや読んだ書籍について書いたりしていきます。天然石については、一休み。

私が、あるがままを受け入れるまでのお話③

2019-10-26 11:35:55 | 乳がんについて

こんにちわ
Sujaです

9月下旬に、胸のシコリを自ら見つけて病院へ診察に行ったのですが

実は、その一ヶ月前の8月下旬に
鎌倉市の市民検診を受けていたのです

そこでの乳ガンの検査は、触診はなくマンモグラフィーのみだったので、その日はシコリに気づかなかったのですね

そしてその結果が今頃送られてきました


既に、他の病院で入院と手術が決まってから教えられてもねぇ…
『要精密』の文字を見ながら
検診って意味あるのか?と思いました

乳ガンに関して言えば
セルフチェックが一番早く見つけられるのだと思います

私が乳ガンと言われて、一瞬だけ『死』が頭に過ぎりました

その時、ちょうどトルストイの『イワン・イリッチの死』を読み終えて影響を受けたせいもあり

不思議なことに、『死』に対しての恐怖はなく
もしそうなれば、受け入れるしかないと
そこは理性が働いたのですが
面白いことに
手術に関して、私の情緒が酷く動揺したのです

手術が決まってから、私を不安にさせたのは
体にメスを入れるということ
全身麻酔というのも経験がないから
かなりナーバスになりました

それから、術後の治療法に関しても非常に不安です
副作用によって免疫力が低下したり
体調が悪くなったり…
その辺りは、先生に相談すればいいことなのだろうけど
手術をする前から、想像しては不安が過ぎります

そうは言っても
手術までの毎日を落ち込んで過ごすのも
疲れるんですね

ネガティブなエネルギーが非常に多く消費されるんです

これでは手術する前に、死期を早めてしまうかもしれません

ネガティブな思考からは、何も生まれません

ポジティブに切り替えろと、言わないまでも
いつもの状態に戻してやろうと思いました

不安な気持ちを隣におきながら
いつも通りの生活をするよりないんですよね

朝起きて朝食
出かける支度をしてプールで泳ぐ
お店に出て帰宅
夕食を食べて
就寝

このルーティンを
パートナーのマナくんと楽しく話しながら繰り返す毎日が
どんな事よりも大切で愛おしいと気付けたのだから
乳ガンになった意味はあるということでしょう


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私が、あるがままを受け入れるまでのお話②

2019-10-20 12:29:07 | 乳がんについて

こんにちわ
Sujaです

CT検査の結果では
転移している様子はなかったようです

術後は放射線治療する予定だという事でした

ただ
手術でリンパを少し取って
細かく調べるらしく
その際、最悪の場合は
強い抗ガン剤を打つそうです

先生の説明に
私の気持ちは、追いついて行けないまま
診察は終わりました

車を運転しながら私を気遣うように話しかけるマナくんの隣で、私は気もそぞろに考え込んでいました

これが現実か…

さっき流した涙は
私の中でどんな感情が働いたのか?

哀しい?

悔しい?

恐ろしい?

どれも当てはまるようで
どれも違うような…

敗北感を味わったような気持ちが
一番近いような
そうではないような…

とにかく
気持ちを立て直さないといけない

乳ガンだという現実と向き合い
受け入れて
治療するんだ

そんな気持ちの傍らで
納得しない私がいました

毎朝運動をして
毎日体に良い食事をして
食欲もあって
笑顔の絶えない会話があって
こんなに元気に過ごしている私が
病気なのか?

胸のシコリは
痛くも痒くもないのに

コレを取れば
放射線治療か抗ガン剤治療が待っていて
これまでと同じような生活は出来ない

私の中で
理性と感情とが
折り合いがつかないまま
数日が過ぎていきます

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私が、あるがままを受け入れるまでのお話①

2019-10-18 10:57:51 | 乳がんについて

こんにちわ
Sujaです

そう

私、乳ガンと診断されました

先月の9月下旬に
右胸の乳首より上部に
ボコッとしたシコリを見つけて

『これはマズイ奴かもなぁ』と思い
以前も診ていただいた先生に早く診てもらおうと、早速予約の電話を入れたのですが、早くて1週間後と言われ

仕方なく1週間悶々としながらも、待ち遠しい気持ちでその日を待ったのでした

私のパートナーであるナマくんは、私以上に落ち込んでしまって、当事者である私が励ます毎日でした

当日、エコー検査とマンモグラフィー検査を終え、診察室に入りました

先生は
「前回診察した時、半年後にまた検診に来なさいと言ったのに、あれから6年経ったよ。刑務所にでも入ってて来れなかったのかい?」
と、笑顔で冗談を言い

マナくんが
「6年前だと、僕と出会う前ですね」
と言うと

「前回と違う彼か…おっと、口止め料」
と、手を出す先生

「前回は一人で来ましたよ

そうやって私の緊張をほぐしてくれました

以前と変わらず先生は輝いて見えました

触診の後
細い針で組織を取り、結果が出るのを待ってる間
やはり不安は拭えませんでした

一方、マナくんは先生と会って落ち着いたのか、非常に冷静になって覚悟が出来ているようでした

検査結果では
「グレーゾーン」
と言う答えが…

もっと詳しい検査が必要らしく
4日後
MRIと更に太い針で組織を取り調べる
と言う事でした

『これは、いよいよ覚悟が必要な事になるか』
と言う思いが過ぎりました

4日後
MRIを受け
その後、右乳房に局部麻酔を打たれ
太い針で組織を取ってもらいました

結果は更に3日後…
これは中々長い3日間に感じました

3日後
マナくんと一緒に診察室へ入り、先生を待ちました

間もなく先生は診察室にやって来て
開口一番
「ガンでした」と……
「エッ?」
聞き返す私にもう一度、ゆっくりと
「ガンでした」

先生はいつも通り、毅然として淡々と説明していて
マナくんは、私の隣で熱心に聞いていました

全身麻酔で手術をするという事
手術は11月5日に決まり
前日に入院して最低5日間入院が必要等
うわの空で聞いていました

私は…
ボヤーっとしていて
『いま、ガンってゆーてたな』
と3歩も4歩も遅れた思考の中に埋もれそうになっていました

そんな中
ようやく理解できたのが
遺伝子にガンが見つかったと…

そうか
遺伝子か…
母は3度乳ガンを患い
片方の乳房は全摘しています

常日頃から気を遣っていても
遺伝子に組み込まれていたら
どうしようもない

こんな事にならない為に、アンジェリーナ・ジョリーは全摘したのか…
思い切りがええなぁ

そんな事を考えていると

「CTで転移がないか調べよう」
と、先生が仰いました
そして、手術に適応できるか心電図と肺活量も併せて調べる事になりました

診察室を出て、待合室に戻ると
看護師さんが、CT検査の同意書にサインをする用紙を持ってこられました

私は、サインする箇所を探しながら
ようやく自分の氏名を記入すると
用紙に一滴、涙が落ちました

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台風19号で被害に遭った方々に思いを寄せながら、私は自分自身の現実を受け入れる

2019-10-15 11:56:53 | 乳がんについて


こんにちわ
Sujaです

とても久しぶりの更新となりましたね

日々目まぐるしく変化している昨今です

頭の中で、伝えたい事柄が次々浮かぶものの

上手く整理できず、日々過ぎてしまうという
お粗末な時間を過ごしておりました

先月の台風15号では、大変な被害があったのもつかの間

今回の19号は、更に想像を超えた甚大な事態になりました

我が家にはテレビが無いので、情報を得る手段はラジオと携帯電話と新聞そして人からです

15号の時は停電になったのと、携帯電話の基地局が故障したので、新聞の情報とご近所の情報でなんとか得る事が出来ました

我が家周辺は目立った被害は無かったのですが

車でいつも通る道では、街路樹が家に倒れこんでいたり、山の木々が方々に傾いていたり折れていたりと
酷い有り様でした

今回の19号では、停電はなかったので
逐一ラジオで情報を得ることが出来ました

今回も我が家周辺は、有難い事に大事に至りませんでしたが

翌日の新聞では、閑散とした駅の様子や川が決壊して住宅地に氾濫している写真の記事を見て

台風の脅威を感じました

更に、千曲川が決壊し浸水被害に遭った町の写真は
息が止まりました

なんとも言葉にならず

出てくるのは、涙だけでした

ひどい

本当に、酷いです

千曲川だけではなく

茨城県の那珂川

栃木県の秋山川などの川で

何十ヶ所で堤防の決壊があったとは

命を落としてしまった人たちの無念さを思うと

非常に悔しい

悔しいです

自民党の二階幹事長はこんな甚大な被害があったのに
「まずまずに収まった」
と発言したとか

人の命が失われ
家族の住む家が壊れ
みんなが食す作物が水浸しになり
人々が暮らす町が浸水した状況を

「まずまず」
と言う政治家
気は確かですか?

本当に残念に思います
残念な人です

日本は、どうなるのでしょうか?

そういう出来事ばかりでが、私の頭の中でイッパイになり

自分が置かれている状況を、忘れがちになってしまいます

私が乳癌の診断を受けた事を…
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