Sujak do 〜SujaのDNA〜

興味深く感じたことや読んだ書籍について書いたりしていきます。天然石については、一休み。

初めての、乳がん手術のお話①

2019-12-14 16:03:44 | 乳がんについて


こんにちわ
Sujaです

先月の5日
あれほど不安だった乳ガンの手術を無事終え

その後の治療も
体調の波を体験しながら
なんとかペースをつかんできた今日この頃

約1ヶ月のご無沙汰です

やはり
手術当日まで
手術台に乗るまで
ビビっていた私でした

11月5日(火)am9:00
乳房部分切除術+センチネルリンパ節生検
という手術名で手術が始まるわけですが

その前に

消毒のため
イソジンのソープで手術する箇所を自分で洗うのです
イソジンの茶色い液体と独特の匂いが益々緊張感を煽ります

その後
点滴を打たれます
意外と太い針で刺されるので
思いのほか痛いです

そして手術室まで自分の足で歩いて行きます

ガラス張りの手術室が何部屋かあり
私が手術される部屋の前で
私の主治医である執刀医の先生と麻酔科医や看護師のチームが私を待っていました
執刀医の先生以外は女性というチームです

私を含めて輪になり
チームの人たちが自分の名を名乗り
「これから手術を行います。よろしくお願いします」
と宣言されました

なんだか
私もこの手術のチームの一員なんだと感じ、少し感動しました

手術台には自分で乗り、横たわります
正に、まな板の上の鯉という気持ち
ここまで来れば、さすがに冷静になっている私がいます

麻酔を待ってる間
持参したビートルズのCDをかけて頂き
ビートルズの曲を聴きながら
チームの人達と和やかに会話が弾みました

ポール・マッカートニーが来日した際は必ず、ライブを観に行く話や

麻酔科医の先生には高校生の息子さんがいて
バンドを組んでライブハウスで演奏している話など

心穏やかな雰囲気の中

酸素マスクを付け

麻酔をかけられました

視界が徐々に狭くなり

霞んでいく中

「こんな感じになるのかぁ」

この言葉を最後に意識がなくなりました…


…名前を呼ばれ、目を開けると

麻酔の先生が
「手術無事に終わりましたよ」
と、教えて下さいました

えっ!
今まで話してたのに?
と言うのが最初に感じたことでした

なんと
あっけない
しかし、実際の所要時間は1時間半だったと後で聞かされました

まだ麻酔が効いていて
朦朧としている中

ビートルズがまだ流れていました
「ビートルズまだ流れてる」
「ずっと流してましたよ」
手術中、私が意識の無い時もビートルズの曲を流してくれていた事に、とても感動しました

手術台が動いているのが分かりました

手術室から出ると

パートナーのマナくんの顔が見えて

「ずっと手術室の前で待っててくれてましたよ」
と、麻酔の先生
有難いことです

手術台から病室のベッドに移され

麻酔の先生との別れ際
まだ息子さんの話しの続きをしている気分の私は
「息子さんにヨロシク」と伝え
病室へと運ばれて行きました

初めての手術は
痛みも苦しみも無いまま終わりました
麻酔で意識が無いので
当然の事でしょうが

麻酔で意識が薄れていく時
「こんな感じになるのかぁ」と言ったのは
実は
「死ぬ時ってこんな感じになるのかぁ」
と言いたかったのでした
コメント
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