いつもなら、朝はゆっくりというのが旅の楽しみです。
しかし、長距離移動なので8時に出発。
R9を走り、津和野町へ。
この地は、若かりし頃の40年前に訪れた所です。
鯉の町ということぐらいしか思い出せませんでしたが、
水路に菖蒲、鯉、石畳、歴史ある建造物等、昔のままでした。
初見学は、森鴎外の旧宅と津和野城跡です。
少々スリルが味わえるリフトに乗って、山あいのひっそりした津和野の集落を見下ろしました。
青春時代をちょっぴり懐かしめる町でした。
趣味仲間へのお土産(「鴎外先生の手みやげ」となっていますが、中身は「源氏巻」)です。
この「源氏巻」というお菓子は、我が兵庫の赤穂とつながりがあることに
驚きました。
第3代津和野藩主、亀井茲親(これちか)が吉良上野介に非礼を受けた際、
国家老多胡外記が吉良家に進物として送り、津和野を救ったいわれる縁起物らしいです。
もちろん源氏巻の下には、小判が敷いてあったそうですが。
遠い島根へ来ても、いろいろなつながりがあるものだと、
不思議を見つけた旅でした。
それと、人口1万人にも満たないこの小さな盆地の町の
歴史を学習する機会に恵まれました。
亀井茲監(これみ)という少年藩主によるさまざまな改革がなされたということ。
それも教育改革を第一に進めたということ。
養老館という藩校で逸材を輩出していったこと。
先見の明があったのですね。
津和野は山口県と思い込んでいました。
島根県鹿足(かのあし)郡津和野町だと知りました。
認識不足でした。。島根の人々、失礼しました
。