私を知る

自覚を中心に悟りのヒントを書いています。自覚とは「私」に意識を向け、一切は「私」の考えであることを自覚していくことです。

信じることと疑うこと

2014年04月01日 14時35分05秒 | エッセイ
◇信じることと疑うこと◇

悟りの道として、信じることがよく説かれます。
しかし、信じることにも一長一短があります。

信じることは、その対象が何であれ、対象となるある考えを信じることになります。
神であれ、マスターであれ、法であれ、自分自身であれ、どれも本質的な違いはなくみな考えです。

ここに信じることの罠と限界があります。
信じることは、何かの考えを握りしめることであるため、最終的にはその握りしめた考えの枠を超えられないのです。
いざその枠を超えようとしても、考えを信じ込んで握りしめてしまっているため、手放すのが困難になるのです。

一方、疑うことは、何かの考えを握りしめてしまうことが少ないため、枠にはまってしまったり、壁に阻まれることなく、どこまでも、まさに最後までそのまま進んでいくことができます。

すべてを徹底的に疑っていけばいいんです。
絶対的なものや真理など、そもそも存在しないのですから。

私は、信じる道より疑いの道をお勧めします。
これは私(慧空)自身が歩んだ道でもあります。

その鋭い疑いの目を、自分自身に向けていただきたいと思います。
徹底的に自分とは何かを問うて頂きたいと思います。
飯を食うのを忘れるほど、精根尽き果てるまで自分に問いをぶつけて頂きたいと思います。

きっと霧は晴れると思います。


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読んで頂いてありがとうございました。

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