goo blog サービス終了のお知らせ 

何かマニアックなものを待ち望むブログ(二代目)

いい歳して未だにゲーム大好きな主婦のブログです。ブログ人サービス終了に伴いこちらへお引越し。

トロと旅するTHE MOVIE感想。

2010年12月14日 01時17分51秒 | どこいつ・トロステ

Toro トロステにはまり、トロにはまって、
ビデオ作品トロと旅するTHE MOVIEを借りました。
ちなみにPSStore版。PS3があればDLでける。

めざましテレビの「トロと旅する」の後日談的なノリで、
(CGであるはずの)トロの(本物の)目撃談が芸能人の中で広まることを受け、
検証特別番組が組まれる、という設定。ドキュメンタリー番組の体をとっています。

 

この作品、「芸能人(女子アナ)出張りすぎ」「作りが稚拙」
「そんなことよりトロだけ映せよ」などなど、
とにかく酷評が多いのが特徴です。
(アマゾンレビューも16件中10件が星1つという有様
→http://amzn.to/hk3tSp)
確かに、なんとな~くミーハーで、媚びたところがあって、
ゲームやめざましのコーナーと関係ない感じの世界観なのですよね。

でも、本当に駄作なのか?
まんざら捨てたもんでもないんじゃなイカ?というのが
私の意見なのです。

それは、自分がトロを知ったのがつい最近で、
あまり確固たるイメージを、キャラやシリーズに持っていなかったことと
関係あるかもしれません。

 

この話は、謎の存在・トロのパーソナリティを、
様々な芸能人との交友エピソードを通じて垣間見ていく、
という形式になっています。

まず、今作のトロは「謎の存在」であることが特徴です。
登場人物、及び一般視聴者は、トロに関してほぼゼロの状態から
スタートしていきますし、最終的にも本質的なことは
ほとんどわからないまま終わります。

そして、「垣間見ていく」。これポイント。露出は少ないです。
トロの存在は、交流する芸能人たちの目を通じて、
(やや癒し系の側面を強調されながら)さりげなく描かれます。

この2つのポイントが、ファンに不評の原因ではないかと。
トロを良く知ってるファンは、今更「トロって何者?」とかやられても…
と思うだろうし、トロの露出が少なくて芸能人ばかり出張ってる状態は
「トロの作品」を観てる意味が無くて悲しい。

でも、これらの前提を楽しめれば、きっとこの作品は面白い。
そう思うのです。

トロの露出が芸能人に比べて少ないのは、
主役は芸能人=「人間さん」(≒プレイヤーである貴方)だから。
「人間さん」がトロを見ている。って言う構図が
僕にとってはタマリマセン。
特に戸田恵子さんとのエピ、広末涼子さんとのエピなどがお気に入り。
(逆にブラザートムさんや阿藤快さんのエピは…ゲフンゲフン)

映画やドラマなどの映像作品を観るとき、視聴者が
どの視点に立つのか、ということは結構大事な問題です。
そしてそれがバラエティだのになったときに、同じように
芸能人(タレント、芸人)に自己同一できるのか否か…
これはまた別の機会に語ります。たぶん長くなるので。

 

今作のトロには、ある種「妖精さん」のような得体のしれなさ、
ベールの向こう側にいるような感じがありますが、
それを容認出来れば、このトロはこのトロで素敵です。
「フキダシ必須」という原作準拠の不便さによって?なのか
やや言葉少ないんだけれど、その黙っているときの表情だとか、
真顔でじっと見つめてくるところがたまらん可愛い。
空気感といいますか…ドキドキ。

「特典映像が本編」という人も居るけど、そこは同意(笑)
あのデジャヴ感漂う交流、衝撃のラスト、悲しい音楽、
全てが渾然一体となって涙腺崩壊です。
あの「トロ」は、どこから来たのだろう、
他のポケピたちはどこに行っちゃったんだろう、
とかとかいろいろ深読みさせてくれちゃうミステリアスさが好き。
少し悲しいんだけど、そこがいい。んだと思う。

トロ旅THE MOVIE、是非もっと観たいね。
もう少しトロ自身に突っ込んでもいいと思うし、
他のポケピが出てきてもいいと思うんだ(トロ旅本編に出てきてたし)。
フジテレビさんどうにかなりませんか?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。