開幕戦を勝利で飾り、幸先良く白星発進となった2023シーズン。
もちろん、狙うは開幕連勝。
連続アウェイ戦となる第2節、アスルクラロ沼津と対戦します。
元日本代表にして稀代のストライカーであった、ゴン中山こと中山 雅史氏。
日本サッカー界に数々の伝説を残す彼が指導者に転身。磐田でのコーチ経験を経て、今シーズン、現役時代にも所属した沼津で、監督として初めて采配を振るうことに。
その監督初戦となった前節・讃岐戦では、0-1の敗戦。
試合内容では相手を上回り、多くのチャンスを作り出すも、讃岐の堅守を崩しきれず。
奮戦実らず試合終了間際に決勝ゴールを決められて敗れてしまうという、ほろ苦いデビューとなってしまったのでした。
それだけに、ホーム開幕戦でもある今節・富山戦にかける意気込みに並みならぬものがあろうことは、想像に難くありません。
首尾よく初勝利となったあかつきには、普段はメディアの露出もほとんどないJ3にあっても、全国ニュースのトピックとして取り上げられることにもなるやもしれません。
言うまでも無く。負けて、初勝利を献上した相手としてニュースになるわけにはいきません。
中山監督の初勝利は別の試合で達成してもらうこととして。必ずや勝利し、開幕連勝を成し遂げねば。
開幕戦での勝利は、もちろん喜ばしい結果であったことは確か。
ただ、開幕連勝、そして開幕ダッシュにつなげていくには、むしろ、この2戦目にかかっていると言っていいかと。
今シーズンでクラブ設立15周年を迎えるカターレ富山ですが・・・過去15試合の「開幕第2戦」では、4勝1分け10敗。
JFL時代の2008年から2016年まで、9年連続で“必敗”となっていた時期があったくらいで。
2017年、ようやくそのジンクスを破って開幕3連勝としたものの、その連勝を阻まれたのが、当時J初年度であった沼津でした。
昨シーズンにしても、愛媛アウェイ2連戦となった今治戦で敗れ、開幕連勝ならず。ホーム開幕戦でも敗れ、序盤の躓きが後々まで大きく響いて昇格失敗にもつながったりと。
J2復帰を必達目標として掲げながら、もう9シーズン目。
この第2戦というジンクスの克服無くして、昇格無しとすら言えるのでは?と。
前節の勝利によって、今シーズンもまたYS横浜戦アウェイ不敗を更新。相性の良さを証明したかたちのカターレ。
ただ・・・相性と言うならば。
前述の開幕連勝を阻まれた初対戦以来、とにもかくにも相性の悪い相手、それが沼津。
昨シーズンは15位、特にシーズン後半戦はほとんど勝てなくなって苦しい状況が続いた沼津ですが。
そんななかで、ホーム戦で勝利を収めたのが第25節・富山戦であった、と。
長いシーズン、良い時もあれば悪い時もあるとは思いますが・・・その悪い時が凝縮されてしまったのが、苦手とする沼津戦であったという皮肉。
昨シーズン34試合中で4試合しかなかった零封負けのひとつとして無得点で敗れ、その試合を最後に石﨑監督が解任されるという事態となったのでした。
昨シーズンから継続の選手も多いなかで、そして後任となった小田切監督にとっては言うまでもなく。あの時の無念、忘れてなどいないでしょう。
小田切体制2年目となる今シーズン。
継続路線というならば、なおのこと。
このアウェイ沼津戦のリベンジを成し遂げねば、昨季を超えていくことにはならないでしょう。
期待したいのは、高橋。
前節の今季初ゴールで勝利を呼び込んだ活躍を、今節にも是非とも繋げてほしいです。
そして、この沼津戦。
最後にアウェイで沼津に勝ったのは2019年にまで遡らねばなりませんが、そのときにゴールを決めている高橋。だからこそ、今節にも期待したいです。
前回対戦でも後半開始から投入されたものの、無得点に終わり敗れた悔しさを知るだけに。そこからの監督交代という無念を知るだけに。
リベンジのときは、今。
勝って、自身の2試合連続ゴールとともにカターレに開幕連勝をもたらしてほしいです。
2戦目のジンクスを、乗り越えろ!
優勝を目指し、開幕ダッシュを!
苦手を克服し、さらなる飛躍を!
勝たれ!!!富山!!!!!
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