行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

【J特】勝利への意志がもたらした勝ち点3。らしさを見せ、5試合ぶり勝利!  愛媛FC戦

2012-05-29 22:35:35 | カターレ富山
1-0で勝利!
相手の調子がいまひとつであった点に救われた部分もなきにしもあらず。それでも、やるべきサッカーを勝ちに結びつけることこそが、勝利という結果を残すことこそが至上命題でした。
シーズンワーストの内容であった横浜FC戦の反省を踏まえ、カターレらしいサッカーに立ち返った前節。しかし、押し気味に試合を進めながらも、最後の最後で苦杯をなめました。
善戦止まりでは駄目、勝利なくして改善なし。
あるいは、前節のショックを引きずったまま思うようにプレーできないという可能性も、無くはなかった今節。
ですが、そうはなりませんでした。
取り戻しつつあった自分たちのスタイルを、今節も継続。前に前にボールを追うプレーぶりには、高い集中力が滲み出ていました。その集中力は、飯田の負傷退場という予期せぬアクシデントにも途切れず。
コーケンの移籍後初ゴールとなった先制点を奪ってからも、気を抜くことはありませんでした。ホームで負けられない愛媛の反撃に遭いながらも、粘り強い守備でしのぐカターレ。やはり、前節の反省があったのでしょう。苦しい時間帯だからこそしっかりプレーするという気持ちが、随所に見て取れました。
最終盤、FK、CKとゴール前で再三攻め込まれましたが、ついにゴールは割らせず。5試合ぶりの勝利、完封勝ちを手にしたのでした。
決して満点の内容ではありませんでした。それでも、やりたいサッカーをやって、それを勝利という結果に結びつけられたことを思えば、それは十分に評価に値する試合であったかと。
ひとつ、結果を残すことができたカターレ。
これが自信につながり、さらなる飛躍へのきっかけとなることを望みます。

攻撃の中心選手たるヨンドクが欠場するなかで、今季ホーム戦負けなしという愛媛との対戦。正直、不安は無かったと言えばウソになります。
それでも・・・思い返せば2010年、開幕からアウェイ戦8戦全敗という残念すぎる状況の中、その流れをストップさせたのがアウェイ愛媛戦でした。その再現をもって、連敗脱出、連続勝ちなしの阻止を願ってやまなかった今節。
ヨンドクに代わって木村が、そして前節のパフォーマンスを受けてでしょう、ヨシケンがスタメンに名を連ねました。ヨシケンにとって、愛媛は前所属チーム。プロとしての原点でもあり、気合いも入っていたことでしょう。

前半から果敢にボールに向かっていくカターレ。その積極性は、「良いときのカターレ」のものでした。前線の平野、黒部が良い動きで攻撃のかたちを作ろうとする、そこへ大西、西野らがボールを供給する、という狙いがきちんと実行されていました。
良い動きといえば、足助。最終ラインをしっかり統率し、その押し上げに尽力していました。もちろん、良いボールを通されてしまうと一転してピンチに陥ってしまうというリスクは伴います。しかし、それを承知でなお果敢に前に出る選択をしていたのは、やはりチームに対する信頼としっかりプレーできれば危うからず、という自負の成せる業でしょう。事実、攻め込まれてもしっかりと対応。相手にチャンスを作らせませんでした。そのあたり、やはり頼もしかったです。
中央では、福田がさすがの安定感。ハイボール勝負でことごとく競り勝ち、相手に仕事をさせませんでした。そしてヨシケンも、持ち味である正確なフィードで前へとボールを供給。3バックに戻して2試合目でしたが、それまでの積み重ねがうまく機能し、前半を相手シュート0に押さえ込むほどの安定度を見せたのでした。

そんななか、アクシデント。
相手ロングスローからゴール前に放り込まれたボールを、飯田がファンブル。危うく押し込まれそうになったところを阻止したものの、止めに入った西野の膝が顔面に入ってしまい、退場を余儀なくされてしまいました。
もちろん、西野を責めることはできません。事実、止めなければ失点していた場面だったのだから。
しかし、そんなアクシデントに屈しませんでした。
あるいは、気に病んでプレーの集中力が欠けてしまったとしてもおかしくはない状況。しかし、前半はもちろん、後半に入っても西野のプレーのクオリティは落ちませんでした。持ち前の運動量からの粘り強い守備、そして機を見てのドリブルで駆け上がる攻めなどなど。飯田の無念を晴らすには、勝利を挙げるしかない―――おうおうにして「頭ではわかっていても」となりがちな状況で、よくぞプロフェッショナルに徹した、と。あるいは、影のMVPは西野であったのではないかと思います。

得点シーンは、ある意味、対照的でした。
55分のこと。前半の攻め込む姿勢を後半も継続せんと、平野が果敢に前線に飛び出したとき。DF関根 永悟と交錯し、その関根が負傷退場してしまう場面がありました。
一時的に10人となったところで、動揺したのかもしれません。ロングボールを競った黒部が倒され、DF内田 健太にイエローカード。ゴールほぼ正面という絶好のポジションでFKを得たのでした。
愛媛はそのタイミングで選手交代をおこなったものの、気持ちがふわふわしていた落ち着かなさがあったのかもしれません。
その隙を、見逃さないかたちで。
直接狙ったコーケンのFKは、GKにはじかれながらもゴールへ。
ここぞという場面で最大の集中力を発揮し、しっかりとチャンスをものにして奪い取った先制点。うれしい移籍後初ゴールとなったのでした。
愛媛側の気持ちもわからないではないです。事実、カターレとしても同じような場面で失点してガッカリ、なんてことはこれまで幾度も経験してきたのだから。
逆に言えば、それがわかるだけに、アクシデントに屈しなかったカターレと屈してしまった愛媛、その差がそのまま試合結果に表れた、という見方もできるかもしれません。

先制したとはいえ、油断は出来ませんでした。
これまで、何度も逆転負けをくらってきたのだから。それでなくとも、試合終了間際で失点して敗れた前節の記憶は新しかったのだし。
だからこそ、守りきる。
残りふたつの交代枠を、谷田、池端の2名で消費。最後まで集中力を切らすことなく失点するな、というメッセージでした。
危ない場面もありました。しかし、好セーブを見せた鶴田をはじめ、全員が気を抜くことなく集中することで対処。
そして、最後の最後までしのぎきり、見事に勝利。5試合ぶりの勝ち点3を手にしたのでした。

もちろん、手放しで喜べる勝利ではありません。課題もいくつもあります。
特に、得点面。少なからずあったビッグチャンスを活かせなかった決定力不足は、やはり依然として課題です。やりたいサッカーをやって、自分たちのペースで試合を進めた時間も多い試合でした。しかし、だからこそ、チャンスをしっかりとものにできていたならば、さらに優位に立てた・・・そう思うと、やはり、物足りなさは残ります。
ですが、それを差し引いても。
皆がやるべきことをやってつかみ取った勝利ということは、事実であったわけで。
信じて積み重ねてきたカターレのサッカーは、間違ってはいなかった。そして、がんばれば結果もついてくることが証明された。
ならば。
この流れを、継続させること。
継続してこそ、勝利も輝くというもの。
ならばこそ。この勝利をきっかけとして、これまでの善戦が報われない流れと決別、良いサッカーに良い結果がついてくるような、そんなカターレにならねば。
勝って兜の緒を締めよ。
ここで得た自信を、次にもつないでほしいです。
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【J特】第16節  愛媛FC戦

2012-05-26 23:52:44 | カターレ富山
5試合ぶりの勝利を目指して挑むこととなる今節。ニンジニアスタジアムに乗り込み、愛媛FCと対戦します。
現在6勝5分け4敗で10位につける愛媛。シーズン目標を10位とした今季のカターレがいなければならなかったはずのポジションにいるチーム。対して、実際のカターレは2勝4分け9敗。最下位回避がやっと・・・というより、今節の結果次第ではその最下位にも。
さらなる上位進出へと向かおうとする愛媛にとってみれば、今季負けなしであるホーム戦で確実に富山をたたき、勢いづきたいところでしょう。それぞれ2得点を挙げているここ2試合の勢いを継続し、勝ち点をさらに積み重ねたいはず。
一方の、カターレ。4試合勝ちがないなかで得点がわずかに1と、決定力不足が深刻。前節にしても、負ける必要のない試合で負けるという、内容も結果も出ない試合が続いています。
しかし。
だからといって、このままでいいわけがない。
いつか、ではなく、今すぐ悪しき流れを断ち切らねばなりません。
2010年、開幕から全敗だったアウェイ戦の流れを断ち切ったように。今節、このアウェイ愛媛戦を区切りにしなければ。
相手がどうこうじゃない。
勝てば、負けない。
いつまでも弱いままでいていて良いわけはないのだから。
深刻な得点力不足に追い打ちをかけるように、今節はヨンドクが出場停止。ここまで全試合出場、得点源であるところの彼がいない影響は、少なくないでしょう。
ですが。
それを、勝てない言い訳になどしてはならないのだから。
むしろ、逆にとらえるべき。
ここまで勝つことが出来ていないのは、とりもなおさず思うように得点することができていないから、ということに尽きるかと思います。攻撃のかたちがつくれない、たとえ攻め込んだところで、フィニッシュまでもっていけない、シュートまでいったところで、枠をとらえられないなどなど。
そんな、結果を出せていないこれまでを、いちどリセットする機会ととらえるべきかと。
前々節、出場停止で福田が不在だった守備陣。前節、戻ってきたことであらためてその存在感の大きさというものが浮き彫りになった感があります。
攻撃のキーマンであるヨンドクがいないからには、いないなりのサッカーをするしかない。いなくてもどうにかするサッカーをしないことには、二進も三進もいかないのだから。

中心選手がいない、だから勝てない---それは言い訳に過ぎないということは、今季ここまでイヤと言うほどわかっているはず。故障者続出だろうが、ベストメンバーが組めなかろうが、それでもなんとかするしかないことは、わかっているはず。
今節も、ヨンドクがいないから駄目でした、では済まされないことは、わかっているはず。
だからこそ、なんとかしなければならない。
攻撃陣は、悪しき流れを断ち切る覚悟が必要。なにがなんでも得点し、それを勝利に導くための断固たる決意というものが、今こそ問われます。
死中に活あり。
厳しい状況だからこそ。きつい状況だからこそ、それを乗り越えるだけの力を発揮するチャンス。
ならば、そのチャンスを活かさない手はありません。

期待したいのは、平野。
前節もスタメンに抜擢されながら、結果を残せず。そのプレーぶりには、可能性を感じました。気持ちが入っていることは、見て取れました。しかし、それを得点に、勝利に結びつけることが出来ませんでした。
やはり、勝てないのは得点できないから。
得点を挙げてさえ負けることもある・・・というか、実際に今季も何度も逆転負けをしてきたし。とはいえ、得点すらなくては、勝てるわけがないのであって。
その責任というものを、本人も感じているかと思います。今季、いまだ無得点。歯がゆい思いもしているかと。
ですが。
そんな思いがあればこそ。結果を出さないことには、現状を変えられないのだから。
このままで良いわけがない。ならば、勝つしかない。勝つためには、得点を挙げて勝利をたぐり寄せるしかない。
やるべきことをやる。積極性無くして得点なし。その原点に立ち返って、勝利という結果につながる働きを願うばかりです。

愛媛との通算戦績は3勝1分け3敗と、全くの互角。試合内容も拮抗したものが多いです。
今季ここまでの成績では大きく水をあけられている相手ではあります。ですが、だからといって簡単に勝てる相手だと思ったら大間違いであることを、試合開始から知らしめねばなりません。
そして、思い出させてやるべき。前回対戦では後半アディショナルタイムまでリードしながら逆転負けしたことを。カターレ富山とは、みくびって良いチームではないことを。
こちらも、肝に銘じるべき。苦しい中にあっても、諦めてはいけないということを。勝利という結果を、最後まで求めなければならないということを。
結果にこだわれ!そして、勝て!
勝って、その勝利を巻き返しへ流れを変える分水嶺とせよ!
勝たれ!!!富山!!!!!
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【J特】浮上には至らず、いまだ道半ば。らしさを取り戻すも、結果を残せず敗戦  アビスパ福岡戦

2012-05-21 23:59:57 | カターレ富山
0-1で敗戦。
最悪と言うよりほかなかった前節から1週間。苔口・ヨシタクの負傷離脱、池端の出場停止などのマイナス要素は抱えながらも、それでも同じ失敗は繰り返すまいという意志は見せました。
3バック体制に戻し、左SBには今季初出場のヨシケン。久々の公式戦出場でしたが、それを感じさせないほどにキビキビとしたプレーぶりを見せました。
攻めても、スタメン出場となった平野をはじめ、前節の不甲斐ないイメージを払拭すべく、しっかりとした意志を随所に見せていました。
相手の福岡は勝ちなしが続く状況の中で中2日。正直なところ、「万全であったならば、こんなもんじゃないんだろうな」という印象でした。前節の横浜FC戦で感じたような圧倒的な彼我戦力差(ほとんどは自滅ぎみでしたが)は、感じませんでした。
しかし。
どうにかかたちを作り、チャンスと言えるまでの状況に持って行っても決められず。決定力不足は、いまだ改善されていませんでした。
こうなったら、最悪でもスコアレスドローに・・・と、思っていたのですが。
試合も最終盤の88分に失点し、敗戦。
前節の反省を受けて、改善は見られました。気持ちもこもっていました。
ですが、結果につながりませんでした。

勝ちたい試合でした。また、勝つ見込みも少なくはない試合でした。
しかし・・・結果、勝ち点0。
得られなかったものの大きさというものを、痛感します。
「次にがんばれ」なんてことは言いません。その試合その試合、すべてで等しく結果が求められ、それに応えなくてはならないのだから。そして、それが出来なかったということなのだから。

試合後、選手たちとともに監督・スタッフもゴール裏まで来ました。
ゴール裏のファン・サポーターとしても、言いたいことはあったし、ブーイングを浴びせてもしかたのない状況でもあったかと。
そこを、あえて言葉ではなく力の限りのチャントを投げかけました。そこから気持ちが伝わることを信じて。
選手・監督・スタッフには、どう伝わったでしょうか?
正直なところ、Jリーグ40クラブでいちばんショボいゴール裏です。ですが、カターレを思う気持ちは、本物。
その思いが、結果に結びつくことをねがってやまないところです。
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【J特】第15節  アビスパ福岡戦

2012-05-19 23:59:52 | カターレ富山
今季最悪の試合内容で惨敗した前節より1週間。ホームにアビスパ福岡を迎え、2年ぶりに公式戦で対戦します。
天皇杯で見られるような、プロとアマの試合かのようだった横浜FC戦。とても同カテゴリのクラブ同士とは思えない・・・あるいは、天皇杯のそれのほうが、まだアマの意地が見られたかもしれません。
もちろん不本意であったに決まっているでしょうが、はからずもファン・サポーターの期待を裏切る試合をしてしまったことは事実。
カテゴリ違いといえば、今節の相手は昨季J1の福岡。
現時点で14位と思うように結果が残せていない状況ですが、リーグ3位タイとなる21得点を挙げているように、しっかりとした実力を備えたチームです。前節の横浜FCがそうであったように、ここでしっかりと下位の富山をたたくことで勝ち点3を積み重ねたいという思惑とともに乗り込んでくるはず。
1年でJ2に舞い戻ることになってしまったとはいえ・・・いや、だからこそ、勝てる試合を確実にものにしなければならないという思いは強く、富山撃破は必須条項というところかと。
過去5試合で1度も勝てたことがない相手。なかでも、アウェイで5失点を食らってボコボコにされたのは、苦い思い出です。ホームでも、せっかく先制しながら逆転負けをくらうという、今年では珍しくない負け方をしたことも思い出されます。
とはいえ。
相手がどこだろうと関係ない。ほぼ最下位という現状を脱却するには、勝ち点を積み重ねる以外に道はないのだから。
勝てなかろうが惨敗しようが、リーグ戦の試合はやってくるわけで。
最悪だった試合を経て・・・カターレは、どうしたいのか?
最悪の深みにはまり続けるのか、それとも抜け出すのか。
ホームのファン・サポーターに、答えを示さねばなりません。


20年目のJリーグにあって2例目の、「試合が途中で中止、後日残り時間ぶんを再開」というケースに見舞われた福岡。アウェイ・栃木で残り21分、1点ビハインドの状態から再開し、逆転を狙ったものの追加点を奪われて敗れました。
その敗戦から中2日でのアウェイ連戦となる今節。悔しさをはらす意味でも、疲労など関係なしに勝ちに来るはずです。事実上の連敗だけはなんとしても阻止し、浮上のためにも落とせない一戦との位置づけで挑んでくることかと。

むしろ、カターレのほうがやりにくい一面もあるかと。
福岡が中2日であることに対して、カターレは1週間のインターバル。21分とはいいながらも公式戦、そして移動と、疲労面で有利との見方も出来ないではないです。が、相手が敗戦の悔しさを忘れず、気持ちを切らさないままに乗り込んでくると考えたならば、それは一概に有利とも言い切れないかもしれません。
かたや、最悪だった試合からの立て直しを迫られているカターレ。
もちろん、1週間分をまるまる修正・強化に充てて万全で迎え撃つことが出来ているのならなにも言うことはないのですが・・・前節が前節であっただけに、悪しき影響を引きずっていないかという懸念はぬぐえないところです。
そして・・・ただでさえチーム状態に深刻な影響を与えてしまっている怪我人問題が、ここに来てさらに続発。苔口、ヨシタクと、相次いで負傷離脱が発表されてしまうという有様です。
もちろん、不本意な現状を打開したい一心で練習に打ち込んだ末のことでしょうが・・・だからといって怪我をしてしまったのでは、本末転倒かと。
福田が累積停止から復帰する一方で、入れ替わるように池端が出場停止。本当に、メンバー選考ひとつままならない状況です。

しかし。
やらなければならないことそのものは、なんら変わることはありません。
惨敗を喫した結果は、変えられない。変えられるのは、今節以降の試合をどう戦うか。そして、どう勝つか。
勝つために必要不可欠なのは、何が無くとも得点。
得点どころか、シュートどころか、攻撃機会すらほとんど無いほどに機能しなかった前節の反省を受けて、攻撃陣が奮起できるかどうかにかかっていると言えましょう。
やはり、期待したいのは黒部。
前所属の古巣を相手に、前回、前々回の対戦では恩返しを出来ませんでした。本人としても、やはり特別な思いがあることかと。
キャリアにおいて、福岡に在籍したのは2年。その後移籍したカターレでは、今年で3年目。その間のカターレ富山への貢献というものは、関わる皆が知るところです。
今や、富山の黒部。
確かに、苦しいチーム状態。だからこそ、頼れるベテランのゴールがチームにもたらす勇気というものの価値は、計り知れません。
ならばこそ。
勝利に導くゴールを、決めてほしい。そして、勝ってほしい。

失った信頼は、プレーで、勝利という結果で取り戻せ!
勝利をあきらめたりしない。見捨てるようなことなどしない。
だから、勝て!
勝って、ホームに歓喜を届けろ!!!
勝たれ!!!富山!!!!!
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【J特】更新され続ける“今季最悪”。見せ場のひとつもなく、無様に惨敗を喫する  横浜FC戦

2012-05-14 23:59:13 | カターレ富山
0-3で敗戦。
シーズンも1/3を消化している時点でのチーム状態を示す言葉ではないのですが・・・それでも、言わねばなりません。
ここまで何度も繰り返してきた“今季最悪の試合”を、また更新してしまう内容でした。


富山市のグランドプラザでおこなわれたパブリックビューイングで観戦。
天候に恵まれたこともあり、おそらくは想定以上の集客となったのではないでしょうか。
地域貢献を掲げるカターレにあって、ここでのPVは初のこと。メインとなる試合観戦はもちろんのこと、イベントとして成功させることもまた、重要な試みであったかと。

しかし。

試合終了後の同会場をつつんだ、さめざめとした空気といったら。
なにも言うことの出来ない、いたたまれない気持ちとともに会場をあとにするしかありませんでした。
前半シュート0、後半もわずかに3。枠内は0ではなかったか。そんな状態で勝てるわけがありません。
いや、得点どころか、シュート以前の問題。相手側ペナルティエリア付近にまで攻め込む回数そのものが、ほんの数えるくらいしかなかったのだから。
まるで、ピッチを自陣側から3/4程度しか使わない制約があったかのようなありさま。
スイスイと面白いようにパスを繋げる相手をよそに、ボールを持ってもまったくつながらず。精度が悪いとか以前の、問題外。
苦し紛れに出したパスは簡単にカットされ、単調に放り込んだロングボールはあっさりと跳ね返されて攻撃のかたちが作れずじまい。

終始苦しい状態にさらされながらでは、そりゃ、失点もするというもの。
その失点のしかたすら、最悪。
劣勢なら劣勢なりにしのがなければならなかった33分という時間帯に、中央からミドルシュートを叩き込まれて失点。
鳥取戦でやられたシーンのリプレイかのよう。同じような場面で同じように失点する。反省が、まるで活かされていません。
反省がまるで活かされていないと言えば、2点目。
先制を許してしまったとはいえ、まだ最少失点差。後半早々に追いつけば、また違った展開になったでしょうに。
後半開始からわずか5分で失点。これも、駄目パターンとしてこれまでにもあったシチュエーションです。
そして、駄目押しの3点目。
池端が次節出場停止となる累積4枚目の警告をもらって意気消沈した直後・・・。確かにポストに跳ね返ったボールが当たってゴールに入ってしまった、というのは不運もありますが、それでも、そもそもシュートを撃たせてしまったこと自体が問題なわけで。アンラッキーで片付けることはできません。

連戦のさなかで体力的にきつくて運動量が落ちていた、というわけではありません。1週間のインターバルがあったのだから。
確かに、相手のパス回しの技術はこちらを凌駕するするものであったでしょう。技術の差というものは、素直に認めるところです。
しかし。
だったら、なぜ動かない?なぜ、自分から動いて有利な条件でパスをつなごうとしない?
疲労ではなく、明らかに判断力の低さが精度の低下を招き、流れを悪くしていました。
いったい、なにをしているのかと。

4バックにして失点が減った?違うな。相手の決定力不足に助けられていただけ。
それよりも深刻なのは、攻撃のかたちがまったく作れていないこと。
4バックにしてからの得点は、だまし討ちに近いかたちの速攻からのヨンドクミドルと、セットプレーがたまたま決まったことと、あとは疲れた相手に福田の高さで無理矢理ねじこんだだけ。どれも、流れからいいかたちをつくって最終的に得点に結びつけた、というものではありません。
この試合に関して言えば、シュートはおろか、その流れすらまともにつくれなかったというひどい有様だったわけで。
いったい、攻撃にかける意識というものを、どこにやってしまったのかと。
攻撃なくして得点なし。得点なくして勝利なし。
そのことをほんとうにわかっているのか?という疑問さえ浮かぶような・・・素人にそう思わせてしまうような、ガッカリ過ぎる内容でした。

とにかく、ここまでの悪い内容がこれでもかというくらいに凝縮したようなひどい試合でした。
負の連鎖、失意の闇は底なしなのかと。
今季最悪が、次々更新され続け・・・今節が底であると言い切れないのが、また怖いところです。

監督がコメントで「勝者のメンタリティにならなければならない」と語っていますが・・・。
いまのところ、敗者のメンタリティがあり得ないレベルでたかまっているのですが。

何度でも、書きます。
「勝つことでしか自信は身につかない」

失望させられるのは、もうたくさんです。
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