行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第18節 FC琉球戦

2023-07-14 23:08:53 | カターレ富山
ホーム・県総で開催された天皇杯3回戦・新潟戦が、雷雨の影響で試合途中に中止となり、後日残りの時間ぶんを開催するという、前代未聞の事態から中2日。
同じく県総で戦うこととなるリーグ戦の第18節。11位・FC琉球と対戦します。
鹿児島・愛媛の上位直接対決で連敗し、首位陥落となってしまったカターレですが。
これがもしも、2巡目の18試合目であったなら、残り2試合で首位との勝ち点差2は、途轍もないプレッシャーとしてのしかかっていたやもしれませんが。
今はまだ、1巡目の18試合目。連敗状態で楽観している場合ではないかもしれませんが、それでも。首位陥落を嘆いて悲観する暇があったら、いかに奪還するかに最大集中せねばならないところ。
2018シーズンの最終戦以来となる、琉球との対決。まずは、3試合ぶりとなる勝利を、勝ち点3を挙げること。
想定外の展開となった天皇杯から準備期間がわずかしかありませんでしたが、それでも。
必勝を期して臨む試合。必ずや、勝ちきらねばなりません。

2018シーズンに優勝し、J2昇格を果たした琉球。その後継続してJ2で戦っていましたが、昨シーズン21位となり無念の降格。J3に舞い戻ることとなってしまいました。
1年での復帰を掲げて臨むこととなった今シーズンですが、今シーズンここまでなかなか振るわず、中位に甘んじてしまっている状況。
そんななかで、5月半ばに倉貫 一毅監督を解任、チームの立て直しを図ることに。
その後、暫定で喜名 哲裕スポーツダイレクター補佐が指揮を執っていましたが、6月14日付をもって正式に監督に就任することに。
その就任直後はFC大阪に0-3、PK戦の末に敗れた天皇杯2回戦・熊本戦を挟んで宮崎にも0-3で公式戦3連敗と厳しい状況が続きましたが。
それでも、7月に入って状況は良化。
第16節の讃岐戦では、先制を許しながらも前半終了間際の連続ゴールで逆転。リードを守り切って勝利をおさめると。
続く松本戦でも、試合開始直後にいきなり失点するも、今度は試合終了間際の連続ゴールで劇的逆転勝利。2連勝を成し遂げました。
やればできるという確かな手ごたえとともに乗り込んでくる琉球。勢いのままに2連敗中の富山も飲み込み、3連勝を達成せんと手ぐすねを引いていることでしょう。
琉球にとっては5年ぶりのアウェイ富山戦。ほとんどの選手にとっては初めてのスタジアムということになるでしょうが。
2試合6失点と落ち目、さらには天皇杯3回戦からわずかに中2日という富山の状況は、決して万全とは言えない。ならば、勝機は十分にある!というところではなかろうかと。
累積警告で主力の福村 貴幸と武沢 一翔が出場停止というネガティブ要素もあるものの、それでも。
先の富山を破って首位を奪取した愛媛は、松田 力、ベン ダンカンという主力を欠きつつも、その穴を埋めた深堀 隼平のハットトリックの大活躍で勝利してみせた。ならば同じように、自分たちもニューヒーローの活躍で富山撃破をやってやれ!というところかと。
現時点では3位と11位という水をあけられている状況ながらも、臆することなく立ち向かえば、勝機はあろうと。

迎え撃つ、カターレ。
ただでさえ中2日の3連戦で、メンバー選考に苦慮させられる状況であったところ、それに追い打ちをかける事態に。
中止となっていた新潟戦は、19日に延長後半から試合再開。その際、出場メンバーは中断時と同じでなければならず。
いくら、いつもの90分ではなく15分だけとはいえ。それにかかる準備までもが1/6になるわけではありません。
むしろ、その15分に全てをかけて、1点ビハインド状態をひっくり返さねばならないことを思えば。しかも、すでに新潟に手の内を知られている状況とあっては。あるいは、普通に試合をする以上に大変かもしれません。
望む望まざるに関わらず、天皇杯出場メンバーは確定。それを見越しつつの、先の愛媛戦をベースとしたスタメンとなることでしょうけれど。

そんななかで期待したいのは、琉球との前回対戦時・2018シーズンから現在まで在籍している、椎名、今瀬、柳下、陽次たちでしょうか。
その年のシーズン開幕戦が、アウェイでの琉球戦。そこで、あれよあれよといううちに大量4失点。意地で3点を返したものの、初戦から敗れてしまうことに。
それがケチのつき始めで、その後坂道を転がり落ちるように不振を極め。ゴールデンウイークには最下位にまで落ち込み、当時の浮氣監督の更迭にまでつながってしまうことに。
それに対し、幸先の良いスタートを切った琉球は、その後も順調に勝ち点を積み重ね。ついには優勝を果たし、J2昇格を勝ち取ったのでした。
そして迎えた、その年のシーズン最終戦での再戦。
勝って有終の美を飾りたかった琉球と、ホームでなんとか一矢報いたかったカターレとの対戦。試合はカターレが先制したものの、後半に追いつかれてしまうことに。
しかし、このままドローかという試合終了間際の90+3分、途中出場の佐々木 一輝が劇的な決勝ゴール。見事に勝利し、苦しかったシーズンの締めくくりを、優勝クラブ撃破という勝利で飾ったのでした。
その試合に出場していた、今瀬、柳下、陽次の3人。天皇杯組でない彼らは、ほぼ確定的に今節の琉球戦に出場することになろうかと。
そのなかでも期待したいのが、陽次。
先月の6月無敗を成し遂げたカターレにあって、MVP級の働きをした彼ですが。
ここまで7月2連敗、全敗という状況、3連敗などもってのほかという流れを、再びの活躍でもって断ち切ってほしいです。
前回対戦から5年、イッキのほうはチームを去ったものの、陽次のほうは未だ健在。
ならばこそ。再び「佐々木」が琉球撃破の立役者となり、ホーム県総に歓喜を届けるーーーそんな活躍を、是非にも!

上位直接対決に屈するかたちで6ポイントマッチを落とし、いまや追う立場のカターレ。これ以上離されるわけにはいきません。
なんとしても勝って、たとえ今節の首位復帰がなかったとしても、自力優勝の可能性をキープし続けることは、最低限必要です。
むしろ。
土曜18時開始の琉球戦に勝利し、瞬間的にでも首位奪還を果たすこと。そうすることで、同日19時開始の愛媛、そして翌日の鹿児島にプレッシャーをかけることにつながります。だったら、やるしかないでしょうよ。

連敗して、首位から陥落した。それは事実。
けれども。
奪還の可能性が断たれたわけでもなんでもない。極論を言えば、最終戦終了時に首位であればそれで済むこと。
そうするために、できることをやりきる。すなわち、さしあたっては今節の勝利に全力を尽くす。
連敗中であっても、何もかもがダメで救いがない状況などでは、決してない。
余裕のないスケジュールにあっても、格上の新潟に対しても、敢然と立ち向かってみせた。豪雨のピッチでも、全力でボールを追い続けた。
そんな選手たちの姿は、今節の出場メンバーたちの心にも、響いているに違いありません。
自分たちがリーグ戦はしっかりと勝ちきるから、安心して天皇杯延長戦に臨んでくれ!そんな覚悟を、結果に、ホーム戦勝利に繋げなければ!!

ピンチは、チャンス!
不利な条件での試合は、チームとしてのまとまり、底力を引き出す絶好の機会でさえあります。
ならば。
その恩恵を、勝って存分に享受するほかないでしょうよ!
チーム一丸、勝利に突き進め!!!

勝たれ!!!富山!!!!!

コメント
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