行く末遠ければ

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地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

痛恨の無得点敗戦。苦手克服ならず、今季ホーム初黒星 鹿児島ユナイテッドFC戦

2023-07-02 14:36:17 | カターレ富山
0-2ペで敗戦。
昨シーズンにホームとアウェイでそれぞれ4失点の完敗を喫した鹿児島。そのリベンジを果たさねばならなかった今節でしたが。
リベンジは叶わず、昨シーズン最終戦で鹿児島に敗れて以来のホーム戦黒星。
他会場の結果も踏まえて首位陥落こそならなかったものの・・・「ホームで負けるとは、こういうことか」ということを思い出させられた敗戦は、やはり苦いものでした。

あいにくの雨模様、観客数は2000人を割り込むという、いささか寂しい状況での試合となりましたが。それでも、駆け付けたファン・サポーターの期待に応えねばならなかったところ。
基本的に前節のメンバーを踏襲するスタメンとなったなか、キャプテンの脇本が今シーズン初スタメンとして名を連ねることとなりました。
やはり、一筋縄ではいかないーーーそんなふうに感じられた、鹿児島のプレーぶり。
MF五領 淳樹の圧力、前線で体を張ってボールを収めるMFロメロ フランクなど、実績ある選手が実力を発揮。それに手を焼かされるかたちで、押される展開が続きました。
雨で濡れたピッチ状況を考慮しながらプレーせねばならなかったところ、それでも鹿児島は持ち味のパスワークを披露。それに対処するにあたり、気の抜けない、集中力を切らさないことが求められました。

よく言われるところの、「決めるべきところで決めきれないと、手痛いしっぺ返しをくらうことになる」というジンクス。
まさに、その通りになってしまいました。
鹿児島の連携に手を焼き、押し込まれる時間帯も多かったながらも。カターレが全くのノーチャンスであったかと言えば、さにあらず。
鋭いカウンターからチャンスを創出、相手ゴールを脅かす場面も1度や2度ではありませんでしたが。
ただ、それを決めきることができなかった。
すると。
やはり、ジンクス通りとでも言うか。しっぺ返しを受けることに。
57分、中途半端なクリアとなった自陣でのスローインからつながれるかたちで、DF渡邉 英祐にミドルシュートを決められてしまい、先制されることに。
ディフェンスに当たってコースが変わる不運も重なり、止め切れなかったところもありますが・・・やはり、鹿児島側のずっと継続してきた攻めの姿勢に屈したかたち、という感は否めません。
同点、逆転を狙わなければならなかったカターレではあったものの、どうにも勢いは鹿児島側のまま。
それでも奮闘していたカターレだったものの・・・劣勢に追い打ちをかけるように。
82分、期待をかけていた大畑が2枚目のイエローで退場。1人少なくなってしまうことに。
前回対戦にあたる昨シーズン最終戦においても、退場者が出て数的不利、そこをこらえきれずに敗戦を喫してしまったわけですが。
そんなアドバンテージを得て安穏としている鹿児島では、やはり無く。
87分、途中出場のFW福田 望久斗に試合を決定づけるような追加点を挙げられてしまい。
それでも、あきらめることは無かったカターレ。不利な状況にあっても走り続け、CKをもぎ取るなどチャンスも演出しましたが。
ただ、それが得点に結びつくことはなく。
試合終了。
今シーズン初のホーム戦敗戦。しかも無得点と。
昨年完敗を喫した鹿児島にリベンジを誓った今節であったものの・・・またも苦手克服とはならず、痛すぎる黒星となってしまったのでした。

上位直接対決で敗れて、5あった鹿児島との勝ち点差を2に縮められることに。
昨季の敗戦の印象を払拭するチャンスを、「首位にはやはり勝てなかった」という心的ダメージを与えて突き放すチャンスを、逃してしまったことの大きさ。
そして、ここぞ!という試合に敗れたダメージは、大きいです。
今節だけのことじゃない。
次節は、やはり上位直接対決としてのアウェイ愛媛戦。万が一にも連敗を喫することになれば、これまでの積み重ねが瓦解してしまう可能性すらありますが。
それでも。
前節までで首位カターレと2位愛媛との勝ち点差は2。カターレが敗れたことで入れ替わる可能性も少なからずあったところ、今節の松本-愛媛戦の結果がドロー。敗れながらも辛うじて1差で首位キープという結果となりました。
この結果を、ただのラッキーとするのか、それとも意味のある勝ち点差1と捉えるのか。
敗れたショックは、大きい。
けれど、それを受け止めつつも、乗り越えていかねばならない。
偶然やまぐれだけでは、首位にはなれないーーーそれを、決して忘れてはなりません。
まぐれであろうとラッキーであろうと。本当にそれだけしか無かったとしたら、もっと早々にメッキが剥がれる、化けの皮が剥がれる事態になっているはず。
逆説的に言えば、そうではないからこそ、今があるわけで。

悔しい敗戦となりましたが、ここでしょげていては前に進めない。
ショックは大きいけれど、取り返しのつかない事態に陥ったわけではないこともまた、事実であり。
今こそ試される、リバウンドメンタリティ。
立ち上がり、乗り越えなくては。
コメント
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