心機一転

2020年01月06日 | Weblog

心機一転とは、区切りをつけてよい方向に舵を切るようなそんな意味。

ここではそんな大仰なものではなく、新しい年を迎えたし、今日から仕事初めだったし、何か日常に変化を付けたいなくらいの軽い気持ち。

自分の部屋で夜のしじまに浸り、物事を考える時間があってもいいのではないか、どうせ考えるのなら、思うがまま、文章に残してみてはどうか。

そんな程度の話である。

 

さて、年末に、自分の部屋とか、職場であてがわれている仕事部屋とか、例年より少しだけ丁寧に片付けてみた。

うまく、というか、狙い通りに片付くと居心地が変わる。

頭の中も整理できたような、もっと言えば生活そのものが整ったような、そんな錯覚に陥る。

 

ところで、この「片付け」。

一言で「片付け」といっても、いろんなポリシーがあるようだ。

自分の場合、作業をするスペースを作ったり、動線を確保したり。

それによって、いかに機能的にモノを配置するか。

ここが最重要ポイントとなる。

「全然片付いてないやん。」

わかってない。

いかにひとつひとつのモノたちが、考え抜かれて、機能的に配置されているか。

それは人にわかってもらうためのことではないのでどうでもいい。

 

モノを視界に入らないようにどこかへしまう。

そういうポリシーの人もおられる。

そういう人がやる気になって家中を「片付け」はじめると厄介だ。

モノがなくなる。

とは言いすぎだけれど、何をどこへしまったのか、片付けた本人を含めて「わからない」ということがたまに起きる。

こうなるとやっかいで、家中を片っ端から捜索することになる。

捜索の果てにあきらめることも・・・。

 

目をつぶっても、手を伸ばせば目的のモノが取り出せる、という状態を理想とする自分にとってこれは苦痛であり、ストレスにほかならない。

ただこれはやはり人によってポリシーが異なり、自分も含めて曲げられない世界観の1つなので、安易に修正を求めてはいけないなとも思う。

世の中すべからく、「妥協点をどこに求めるか」。

これこそ究極のコミュニケーション能力ではないかと思うがいかがなものか。

 

整理整頓。

これをシステマティックに考えると、引き出し単位であれ、部屋の単位であれ、大まかに次の6つのステップが必要となる。

① 今あるものを一旦すべて並べてみる。

② 日常的に使うもの、日常ではないが必要なもの、すでに不要になってしまったもの、取っておいても使うチャンスのないものなど、

  レベルの差はあれ、分類してみる。

③ 広い意味で不要と判断したものを容赦なく捨てる。

④ 埃を拭いたり、汚れを取り除く。

⑤ しまう場所を再設計する。

⑥ 優先順位に基づいて配置していく。

①~③が整理。④~⑥が整頓。

 

とは言いながらこれも時間との闘い。根気との闘い。

しつこいようだが、世の中すべからく、「妥協点をどこに求めるか」。

 

もしかしたら、生活とは、「妥協点をどこに求めるか」のくりかえしなのか。

生きるとは・・・。

 

話が長くなった。

この辺で妥協しておきたい。

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