++おさんぽ日和+++

都内在住の栄養士。
2歳・ノンとの毎日を綴ります。
育児photo川柳、離乳食、日々思うコトetc

平和の鳥

2010-02-13 | 日々のできごと
ジャカルタの雑貨屋さんミトラハディプラナのカード。
何度かブログでも触れました。
一番好きなのは鳥の図案。
でも、手元にないことが最近分かってガックリきてたのでした。
鳥かごが沢山描かれたものや、鳥の群れが描かれたものetc色々あったはずだけど
人に送っちゃったみたいで一枚も残っておらず。。

そしたら偶然にも、ジャカルタの友達から鳥柄のカードが年賀状として届きました♪
クリスマスバージョンなのかな。
もみの木の周りに鳥が描かれてる。
んー。やっぱりキレイ。
カードには友達の近況が写真とともに記されていて、とても懐かしかった。

カードの工房はスマトラ島にある。
2004年の大地震での震源地は、スマトラ島沖でした。
22万人の死者を出した未曾有の悲惨な天災。

世界中から義捐金や支援物資が送られたけど、市民たち隅々に届くことはなかった。
国の上層部が横取りしちゃうから。
インドネシア政府の腐敗体質はずーっと昔から悪名高いものですが、こんな時にまで!?と憤ったのを覚えています。

でも、先月起きたハイチの大地震はもっとひどかった。
配給所で市民同士の取り合い、略奪が頻発してた。
人から食べ物を奪い取って逃げようとした男が警察に射殺される映像は、まるで内戦のよう。
聞けば、ハイチは中米で最も貧しい国なのだとか。
どうしてそんな国で、地震なんて起こすのー。かみさまヒドイよ。

親を失った子供が、欧米に売られていってるって・・。
ろくに捜索もなされないまま「親は死んだ」と言われて売られていく子もいるって・・。
ハイチは、以前から人身売買が盛んに行われているそうです。




たった今、オリンピックの開幕式がテレビに映し出されてる。
選手も観客もみんなニコニコ。
これだけ見てると、世界は小さくてひとつなんだなぁって感じる。
でも、ハイチのことを思うと絵空ゴトのように見えて、「全然平和なんかじゃないよなー」と空しさも覚えてしまうのです。