++おさんぽ日和+++

都内在住の栄養士。
2歳・ノンとの毎日を綴ります。
育児photo川柳、離乳食、日々思うコトetc

荒れてます。

2012-06-30 | 思うこと
イヤイヤ期真っただ中のノンさん。

あれもイヤ、これもイヤ、「違う違う違うーーーっ」と映画監督のダメ出しみたいなセリフを吐くことも。
パン食べたいというから差し出すと、「これ食べたくないの!!」と床に叩きつける。
トイレもしてるのにしてないって言い張る、アマノジャクブームでもある。

ここ1カ月程ヒートアップしていて、中学生みたいな悪態付くようになった。
「うるさい!」「あっち行け!!」を連発。

どこで覚えたんだ??と考えると、思い当るのは「アンパンマン」。
ずーっとテレビ見せてなかったのに、私がGWにオヤシラズを抜歯した痛みに耐えきれず、やむにやまれず
子守役として、生後2年越しのテレビを解禁したのでした。

アニメ見る前から大大大好きだったアンパンマン。
子供番組には目もくれず、ひたすらアンパンマンだけを見たがる。
乾いた砂に波が押し寄せたように、すっかりアンパンマンが脳みその隅々までしみ込んでしまった。。

ドキンちゃんやバイキンマンって我儘だし、言葉づかい悪ーい。
これ流していいの!?ていうくらい残忍なことするし。
ノンも「怖いから消して」と叫ぶ。消すと「アンパンマン見たい」と泣く、の繰り返し。

母に向かって「あっち行け!」と言って「撤回しなさいっっっ」と母を本気で激怒させたことも多々あり。

一体どうしたんだ・・・。

どうしていいか分からなくて頭を抱えていたら、「引っ越しの時に子供が荒れる」という情報をキャッチ。

親がバタバタして忙しいと、子供に伝染したり、ピリピリした雰囲気を察知するらしい。
あんまり遊んでもらえないし。

そういえば、外遊びもあんまり出来てなかったなー。

今日は倉庫に預ける作業日。
業者さん来るのは午後からだから、午前中は公園にレッツゴー!

そしたら、マンションのお向いさん一家が来てました。
ノンより一つ上の男の子がいて、ママは第二子を妊娠中。

かくかくしかじかで・・と話てみたら、パパが
「子供には波がありますよね。これは親の問題が子供に映し出されてしまっているのか、子供自身の問題なのか、僕も悩んでしまうんです」とのこと。
あちらは、ママが妊娠中ということが、ビミョーに複雑な気持ちを子供に落としているのだそうです。


分かりますー。

子供に「おや?」と思う時は、親自身の精神状態に問題があって、それが子供にシンクロしちゃってる。
でも渦中に居る間は気付かないし、自分のことでいっぱいいっぱいだから
「んもー!どうしてこんなに荒れてるの!?」と子供に怒っちゃう。
ますます事態が悪化。

でも自分のことが一件落着して子供もフーッと落ち着くと、
「そうだった・・私がイライラしてるとこの子もリンクするんだった」と思い出す。

ママの心が平穏なのが何より大事、とあちこちに書いてあるし、そうだよな、そうしようって頭では分かってるんですけど。
24時間365日出来てる人っているのかしらん。。「いない」って誰か言って!

ノンちゃーん!!引っ越しもうすぐ終わりだからね!








新天地へ出発!

2012-06-25 | 日々のできごと
今の家を契約する時お世話になった不動産屋のNさんから、突然電話がありました。
「部屋の募集が出てたから、もしかして退去されたのかと思って」とのこと。

部屋を探すためにジャカルタから一時帰国して、一緒に何軒も回ったNさん。
運命的に今の部屋「204号室」と出会えて、実家の側で子育て出来たのはNさんのおかげ。

寒い2月で、南国帰りの私はガタガタ震えながらNさんとカーテン寸法測ったり、部屋中の寸法測ったり。
いい方だし、さっぱりしてるけど心温かな接客の仕方が私好みで意気投合。

社内外の友達にMさんを紹介してたので、その後何件も契約に結び付いたそう。
「実は今月もジャカルタから帰任の方と契約させて頂いたんです」と嬉しい報告。
口コミって凄い!
Mさんのお仕事ぶりが良いからだと思いますー。

だけど、もう部屋の募集が出てるのか。
それが賃貸の宿命とはいえ、気に入ってる部屋なだけに、寂しいなぁ。
やっぱり自分の家じゃないのね。。当たり前だけど。

今日の写真は、ジャカルタ行く前1年だけ住んだ懐かしの社宅。



夫が渡米する前「社宅がどうなってるか、見に行ってみよう!」と急に言いだし、突撃してみた。

社宅前の通り。日韓合同開催ワールドカップを、我が家に大勢集まって観戦したことがありました。
その時ここに駐車した人が皆、駐禁取られちゃった・・。



当時お金ないのに(今も別に変わんないけど)、夫が週末サーフィン帰りに友達を連れて帰って来るので、
いかにお金かけずご飯を振る舞うか、無い知恵を絞ってました。

一回3千円、と食材の予算を決めて、安いお店を駆け回ったー。
日暮里で乗り換えて毎日栄養士の学校通ってたので、日暮里の魚屋さんで250円のアサリを買ってアサリご飯炊いたり、サッカーの時はギョーザを200個位作った覚えがある!
若かった~~~。
今でも日暮里の商店街は時々夢に出てくる程。。



安くて美味しいパン屋さん。
パンの耳もらって、フレンチトーストみたいなお菓子作ってヤロー達に出したこともあったっけ。
寮母さんのように、毎週「たーんとお食べ」とご飯こしらえてた。。

「もう来れないかも」と、記念にたっくさんパン買っちゃった。
天然酵母のパン、サンドイッチ、バケット、バナナマフィン、コロッケパンetcぜーんぶ美味しい。


変わったようで、変わらない。

下町の雰囲気が懐かしかった♪
15分土手を歩くと柴又に着く。
寅さん団子の向かい「船橋屋」であんみつや葛餅食べるのも楽しみでした。
のんびりした京成線、駅の周り、ほそーい小道。
だし巻き卵専門店とか、下町ならではの面白いお店もありました。

全てここから始まったんだよな、て思い出した。
結婚した時私はホントにコドモで、保護者が親から夫に変わっただけ、みたいな状態でした。
この社宅からジャカルタに旅立った日のこと、思い出すと、ちょっとはマシになれたのかな??
不安でいっぱいだったけど、ここから出発して、なんとかジャカルタで7年も暮らし、無事日本に戻って来れた。

だから今回も、だいじょうぶかな??

社宅に行って、昔の自分を思い出して、少しそう思えました。




変わったようで、変わらない。
だけどこの日204号室に帰る途中、雲の合間にスカイツリーが現れた。
確実に月日は経ってるのですね。
変化してるのですね。

今回は3人そろって、204号室から新天地へ出発進行!












「楽」

2012-06-21 | 離乳食
6歳未満の男の子に初めて「脳死」の診断が下されました。
そして心臓、肺、肝臓、が移植手術され、すべて成功。

男の子のご両親、移植された方々のご家族は今どうしていらっしゃるのでしょう。



男の子は、今月7日に脳に低酸素症があることが分かったそうです。
それからたった1週間後に「脳死」の状態になりました。
7日、男の子が重篤な状態であると知ったご両親は、その後臓器提供することを決められました。

こういうコメントを出されています。
「やんちゃな息子に振り回されながらも、楽しい毎日を送って来られた。本日、息子は私たちのもとから遠くへ飛び立っていきました。このことは私たちに とって大変悲しいことではありますが、大きな希望を残してくれました。
息子が誰かの体の 一部となって、長く生きてくれるのではないかと。そして、このようなことを成しとげる息子を
誇りに思っています」




このニュースを聞いた時、茫然としてしまいました。
もし自分だったらどうしてただろう。

子供が重い病気と知って、パニックを起こすでしょう。その後臓器提供を申し出ることなど出来ない状態なのではないかと思うのです。
臓器を少しでも良い状態で取りだすために、遺体をひどく傷つけるといいます。
それを小さな子供に施す。自分の子供が傷だらけになる。
綺麗な状態で天国に送りだしてあげたいというのも、当然の親心でしょう。

子供の臓器提供については、本人の意思かどうか判断しかねる、という意見もあります。
今回も医療倫理専門家が、お坊さんを従えて異を唱える会見開いてました。
だけど、ご両親の決断にとやかく言って欲しくない!

なんて尊いんだろう。。なんて凄いことが起きたんだろう。。他にことばが見つかりません。




肝臓が移植手術された病院は、偶然私が出産した病院でした。
肝不全の女の子に移植されたとのこと。

この病院は産科もあるけど子供の医療を扱う国立研究機関なので、日本全国から重い病気の子供たちが集まって来ます。
妊婦健診で訪れる度、「どうして自分は健康なんだろう」と毎回思うくらい、大変な子供たちがたくさんたくさん。
「どうか元気な子供が生まれますように」
そう願うことが、贅沢過ぎることのように感じてました。
また、子供たちに会わなければ自分の健康に感謝しない自分の浅はかさ、愚かさに嫌気もさしていました。

七夕にはエントランスに大きな笹の葉が現れ、病気が治るようにお母さんたちが書いた短冊がびっしり飾られていたのが今も忘れられません。



病院には「楽」という文字の巨大モニュメントもありました。
人間や鳥、草花で「楽」をかたどっている素敵なもので、とても好きでした。
退院の時、検診の時、何度もその前で写真を撮りました。

病気が治って「楽」になりますように。
病気が治って「楽」しい毎日が来ますように。

それは誰もが望むこと。

だけどこの男の子は、病気が治ることはなかったけれど、
他の人たちを「楽」にしてあげることが出来た。




男の子から命を受け継いだ二人の子供と一人の女性に、楽しい毎日が訪れますように。
そしてどうか、男の子のご両親にも心穏やかな日が訪れますように。。



南国気質

2012-06-17 | 思うこと
これは、インドネシアにいた頃所属してたJakarta Chinese Tradiional Orchestraの練習風景です。


手前は揚琴という楽器。
その他、長箏、琵琶、笛子、二胡など。
曲によってコントラバスを弾く人がいたり、すごく柔軟。

なぜか毎回おやつの時間があるのも楽しみでした。
ピサンゴレン(揚げたバナナ)や屋台で売ってるシフォンケーキetc
ローカルの美味しいものたくさん教えてもらった♪


練習は指揮者のお宅にて。
夜遅くまで、窓開けっ放しで相当大きな音出してるのに、苦情が来たことは一度もありません。
それどころか、ご近所さんがビールやお茶片手にフラリと現れ新聞読みながら練習聞いてたり、おばちゃまたちが団体でやって来て音楽に合わせて体を揺らしていたり。
そして一曲終わるとヤンヤヤンヤと拍手してくれる。

温かい雰囲気で、音楽ってホントにいいな!と心から思いました。

オケの方々も中国語が全く出来ない私にとても優しく「いつでも戻っておいで」とお箏の女性がバティックを贈ってくれました。。
指揮者の指示は中国語。チンプンカンプンだったけど、一たび音が鳴り始めれば言葉は要らない。
音楽は本当に国境を越えるんだなーと肌身で感じました。


練習が終わった後も、指揮者のピアノに合わせていつまでも皆で歌ったり、
「日本の歌も歌えるよ」と「昴」を合唱したり、居心地が良くて楽しかったなぁぁ。

日本に帰って来て二胡のレッスンを再開して、あのオケがどれほど貴重な体験だったか改めて知りました。
他の中国楽器とセッションする機会なんて、そうそうあるもんじゃない!


イライラして自分に余裕がない時、ピリピリした状況に遭った時、あの穏やかな南国気質がたまらなく懐かしく思い出されます。


オケはこの夏シンガポール、台湾、中国などツアーに出るそう。「join us」と言ってくれてすごーく行きたいけど、、遠くからエールを送りたいと思います。
加油!!

いつかまたジャカルタに行くことがあったら是非仲間に入れて欲しいな。。

誕生会

2012-06-14 | そとごはん
梅雨の晴れ間に、2歳の誕生日会をしました。
奥沢のKOSTにて。
自由が丘と九品仏の間、線路沿いにある可愛いお店。



両親と弟夫婦も来てくれて、みんなでカンパーイ。

前菜盛り合わせ。
ゴーヤとミョウガの和え物やキッシュ、ソラマメの湯葉など珍しいものばかり。
どれも美味だし目にも鮮やか。



鯛のポワレ。ソースはバルサミコ酢と醤油ベース。
下に敷いてあるのはキャベツとにんじん。
KOSTはフレンチだけど、家庭料理。白いご飯にも合いそうなイイ味!
KOST自家製パンも美味しかった。

今日の写真は実家のコンデジで撮ったのですが、レンズが明るいかも。撮りやすい♪軽いしー。




デザートは5種類から選べる!
これは柚子のジェラートで、薄いくずきりがペロンと上に乗っかっている。





バースデープレート!



KOSTは、奥沢プリンで有名なパティスリーRのレストラン版。
なのでデザートは全てRのもの。
マカロンもタルトも美味しかった。

大人用のレストランでコース料理なんて久しぶり。
騒ぎ出したノンを3回外に出して線路沿い歩いたりしたけど、私は美味しいご飯を堪能出来ました。
本人は家でメロンパン食べてるほうが、いいみたいですが。
じっとしてなくちゃいけない、静かにしてなくちゃいけないっていうのがイヤなんですよね~。