++おさんぽ日和+++

都内在住の栄養士。
2歳・ノンとの毎日を綴ります。
育児photo川柳、離乳食、日々思うコトetc

帰国一周年

2010-03-29 | 日々のできごと
ずっと昔から、NHKラジオ外国語講座のファンです。

通訳もしてた祖父がこれで色んな言語をマスターしたと知って、最初に聞いたのは英語。
「地味なもの聞いてるねー」と友人から言われながらも、大学の頃から10年聞いてた。
大杉正明先生という清泉女子大の教授の番組で、ほんっとうに面白かった!
顔も声も好きだったなぁ。
品の良い、ちょい悪オヤジみたいで。
イギリスの大学に客員教授として呼ばれたからと、番組を降りた時は、
私泣きました。

NHKじゃないけど、大学受験生向けのチャンネルがあって、
受験時代はこれに熱中。学校の授業より1000倍面白かった。日本史とか!
親の時代からあるチャンネルらし。

ジャカルタに居る間も、一時帰国中は英語のテキスト買って必ず聞いてた。
根は不真面目なくせに、なぜかこれだけは続けられる。
それだけ魅力的な番組ってことですねー。
ただ残念なのは、語学のセンスがあるわけではないので
ちっともマスターは出来てない・・。
右の耳から左の耳に抜けてマス。

ジャカルタから帰って来た時、ちょうど新年度講座が始まるタイミングだったので、
中国語を聞き始めました。
二胡を習ってると、曲名を読めたらイイナと思うし、やっぱり中国のことを
もっと知りたくなったから。
ジャカルタでは中国人の先生に二胡を習ってたし中国人もたくさんいたから、ホントはあちらで勉強すればよかったんだけどー。

その中国語講座が、1年終わった~

そして気づけば、今日で本帰国一周年。
早かったなぁぁ。
でも、色んなことがあったなぁ。



これはリビングに飾ってる写真。
ジャカルタで住んでたマンションの部屋から見えた景色です。
去年の昨日まで、毎日この景色を見ていたなんて信じられないような気持ち。

でも、何かにつけインドネシアを思い出し、懐かしみ、本当に楽しかったと全てのことを愛おしく思う。
そしてあの6年間で感じたことや考えたことのうち、生涯忘れないようにしようと
いつも心の中に大切に留めていることもある。
やっぱり間違いなく、あの景色を見ていたのだし、自分もあの景色の中にいたのだ。。



中国語講座も今日から新学期。
帰国1周年の日に新学期を迎えるとは、なんだか幸先いいぞぅ。
発音難しくて落ちこぼれてるけど、音がとてもキレイな中国語。
がんばって続けたいな。
そして2年目の日本生活も、何が起きるか楽しみ!


スミレも咲いてた。

2010-03-27 | おさんぽ中の景色
五島庭園にはお茶室、東屋もあってお散歩の途中休憩出来る。
囲炉裏が趣ありますなー。

コブシを見上げてばかりいたけど、下を見ても春らしいものがたっくさん♪

スミレがいっぱい咲いていた。
パンジーもいいけど、やっぱり日本スミレの佇まいがイイ。



スミレというと楚々としたイメージだけど、こんな風に岩の間からグイグイ顔を出してる逞しいコも!



コケすらも、ちゃんと新しい芽を出して春仕様。



緑のじゅうたん。



春らしくなったかと思うと寒さが戻って来たり。
冬から春って、こんなに行きつ戻りつしてましたっけ。
忘れちゃった。

インドネシアの乾季と雨季は、激しい気温差があるわけじゃないし衣替えもないから
体がキツかった覚えはない。
でも日本の冬から春って、体がついていかなくてちょっとシンドイ。
前の日20度まで上がったのに、翌朝5度とか。。
だけど草花を見ると、確実に春の息吹を感じさせてくれて、パワーをもらえる気がします。

コブシとモクレン

2010-03-26 | おさんぽ中の景色
さー今日の写真は花盛り!
上野毛の五島庭園に、コブシを見に行きました。



遠くから見ると、白くて霞みたい。



東急グループの総本山・五島庭園。
ツツジや藤etc四季折々の花が咲く、広大な敷地。
この時期行くのは初めて♪



近くで見ると、ヒラヒラ白くて蝶のよう。



満開!



これでもかってくらい、満開!!



こちらはモクレン。



かの西太后が愛した白モクレン。
高貴な人を意味するそうで、西太后は自分の屋敷の入り口にも植えていたようです。



今までコブシとモクレンてゴッチャになってたけど、こうして見比べてみると
全然違う。
コブシは軽やか。モクレンの花びらは、大きくて遠くからだとビロードみたいに高級感漂う。色もクリームがかった白なんですネ。

五島庭園、つづく

うららかな春の日差しのもと。

2010-03-25 | おさんぽ中の景色
「うららかな春の日差しのもと 木々の若芽も次第にふくらんでまいりました。」

小学5年生の時読んだ、「卒業生を送る言葉」の冒頭。
この後私が「6年生の皆さん ご卒業おめでとうございます」と言うと、5年生全員が続けて
「おーめーでーとーうーごーざーいーまーす!」と声を合わせて唱える。
こんな風に私が音頭取って(?)その後皆が続ける送辞が、延々続くのでした。


「全員揃うまで練習すべし」と言い渡されるも、簡単に声が揃うハズもなく・・。
お調子者のコが、わざと大幅にズラして唱えるのを「コンニャロー」と睨みながら
来る日も来る日も練習。
あまりに何度も唱えたために、もう何十年も経ってる今でも諳んじてる。

特にこの「うららかな春の日差しのもと」という一文は、毎年春になると必ず思い出す。

うららか。
春のフワフワした空気を表すのに、これほどふさわしい言葉が他にあるでしょーか。

桜のつぼみが今にもはじけそうに膨らんで、「スタンバイオッケーですぜ」て顔してる。
待ち切れず、フライングで咲いちゃってる花も見かける。

今くらいが、一番イイ。
咲いちゃうと、あとは散るだけなんだもん。
これから咲くぞ~~~~と待ち焦がれてる、この高揚感!
春ってイイナと思えるベストシーズン。

舞台見に行くときも同じ。
前日に「明日の今頃、開演だぁ」と思ってるのが、最高に幸せ。
幕が開いちゃうと、あとは幕が下りるだけ。当たり前だけど。
フィナーレの辺りは「あー終わっちゃうよー」と、ちょっとしたお別れ気分になる。


写真は、コブシと梅が重なり合って咲いているちょっと珍しい光景。
コブシの花びらが、日に透けてとてもキレイ。

うららかな春の日差しのもと。
二胡の先生のライブに行って来ました。母を連れて。
春をテーマにした曲が多く、楽しかったー。

うららかな春の日差しのもと。
今年はどんな桜が見れるでしょーか。
ほんとに楽しみ。







ニュピのような嵐

2010-03-21 | おさんぽ中の景色
バリ島には、「ニュピ」というヒンドゥー教の祭日があります。

この世の悪を、まとめて地上から追い出そうというお祭り。
村々で作った、オゴオゴと呼ばれる山車を担いで夜通し練り歩く。
悪者をイメージしたオゴオゴが、バリ島中に現れる。
ディズニーの悪役パレードみたい。

そしてその翌日は、悪が一つ残らず去った後の、善だけの世界を喜ぶお祭り。
明かりもつけず、仕事もせず、皆家の中で静かに過ごすのです。

空港も閉鎖されてしまう。
一度だけバリでニュピを過ごしたことがあるけど、波の音しか聞こえず、それはそれは静かなバリ島でした。

日本に帰って来てから、台風や強い風が吹く日は「ニュピみたいだな」と感じることがあります。
ゴーゴー音を立てる猛烈な風は、悪いモノを吹き飛ばしてくれるような気がする。
だから強い風の翌朝は、静寂に包まれて、キレイなものだけが残ってるようで
清々しい気分になる。

昨夜の嵐は、まさにそんな感じ。
地球がどうにかなっちゃうんじゃないか?と思うくらい、すさまじい嵐でした。


今朝起きると、やっぱり汚いモノ、悪いモノが飛んで行ったような爽快感。
呑川まで散歩して来ました。



呑川。
桜の名所です。
かなり距離が長いので、満開の時は長い長い桜のトンネルになります。
咲いたらまた来ようっと。

滅多に通らない深沢の商店街を歩いていたら、見覚えのある像が!



ガルーダ像

不老不死を現すヒンドゥー教の神様。
バリ島では、あらゆる所で見かけます。
それがなぜか、何屋さんかも分からない小さなお店の軒先に立っていた。
しかもジョウロの横に・・。

やっぱり嵐はニュピなんだ。
そう確信したのでした。