++おさんぽ日和+++

都内在住の栄養士。
2歳・ノンとの毎日を綴ります。
育児photo川柳、離乳食、日々思うコトetc

二度目のバラ

2011-05-27 | 育児photo川柳

                            「身ふたつで 二度目のバラの 香り嗅ぐ」

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都立園芸高校のバラ園に行って来ました。
毎年5月の恒例行事。
広い敷地に種類豊富なバラが咲き乱れてる様子は圧巻です。

甘い香りに誘われて、去年は臨月の大きなお腹で行ったのでした。
ゆらゆら揺られながら、ノンもお腹の中でバラの香りをクンクン嗅いだことでしょう。
今年は身ふたつになって、お散歩です。



バラが咲いた~バラが咲いた~真っ赤なバラが~♪



白いバラもイイ。
香りがふんわり優しくて。



ここの高校生は、見学者にも「こんにちわっ」と挨拶してくれるので気持ちがいい。
去年「妊娠おめでとうございます。元気な赤ちゃん産んで下さい」と言ってくれた
1年生の男の子、どうしてるかな。イイコだったな。
元気に生まれてお転婆娘になってますヨ、と伝えたいな。




コンサートデビュー

2011-05-23 | 日々のできごと
ちょっと前の話ですが。
5月5日こどもの日、都立大学にあるパーシモンホールのコンサートに出かけて来ました。

デパートのホールなどで聞ける気軽なミニコンサートは何度か一緒に行きましたが、
ノンにとってちゃんとしたコンサートデビュー。
私はこのところライブで音楽聞きたくて中毒症状のようだったから嬉しくて!



「鯉のぼり」で始まったコンサート。
4人のオペラ歌手が童謡や唱歌、オペラのアリアを歌い継ぎます。
「鯉のぼり」は豪華な4重唱。
始まった瞬間、ノンが大きくリズムを取って、左に右に揺れながら舞台に釘付け。
楽器は伴奏のピアノだけだったけど、生音の迫力は子供にもビシビシ伝わります。

途中で眠くなってぐずり始めたので、席を立って後ろの方でハイハイさせながら聞いてました。

高校時代はバンドを組んでいたほどロック好きの夫が、歌詞カードを手に
「あ・る・こー あ・る・こー わたしはー元気ー」と熱唱してるのを見ると、
「あぁ。子供は大人をここまで変えるのだなぁ」と感慨深くなります。

本格的なオーケストラのコンサートや先生の二胡ライブは子供不可なので中々行けないけど、
子供OKなものを見つけてこれからどんどん聞きに行きたいな~。生の音楽!!





まっすぐな木立ち

2011-05-15 | 育児photo川柳
                           「まっすぐな 木立ちの前で 背を伸ばす」


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ノンはおしゃべり。絵本を見ながら、遊びながら、ベビーカーに乗りながら
ゴニョゴニョよく話してる。
オウム返しすると、すごく喜ぶ。
一応、会話してるつもり。
彼女なりに言いたいコトが伝わった満足感があるのかな。

歯が生えるたびに、息の漏れ方が変わるらしく「ゴニョゴニョ」の音が変化していく。
今は「イロイロイロ」「ヨコイヨコイヨコイ」。
夫と「横井さん」と呼んでる。横井ノンさん。

「ウーウー」と、ウーだけでずいぶん長く喋っている時、その抑揚を聞いてドキっとした。
私が文句を言ってる時の抑揚そのままだったから!
ちゃーんと聞いてるんですネ。反省。。
最近首を振ったりバイバイしたり、色んな仕草を真似するようになった。
悪いコト真似されたら大変。
話し方、気をつけなくちゃ~。

背筋をシャンと伸ばすという気持ちで、この川柳詠みました。

鶏肉と焼き麩の煮物

2011-05-14 | 離乳食
パルシステムの「3種の野菜入り焼き麩」は、カボチャ、にんじん、ほうれん草が練りこんであるので
彩りが○。
小さいから水に戻さなくても使えるので重宝してマス。
今日は大人用のヒジキと大豆の炒り煮から、ヒジキを刻んで一緒に煮ました。
鉄分が取れる&黒がアクセントになると思います。

「木」が放つもの

2011-05-12 | 思うこと
先月の話ですが、両親の箱根旅行にノンと二人で乱入してきました。
産後初の温泉を堪能したまでは良かったのですが、枕が変わったせいかノンの夜泣きがすさまじく、
朝6時まで泣き続けるという有り様。大人は皆ヘロヘロで、何をしに行ったのやら・・。

それはさておき、、、
泊った箱根離宮のエントランスに不思議な巨大オブジェが飾ってありました。

最初目に入った瞬間から、昔見たことがあるかのような、どこか懐かしい感覚を覚えたオブジェ。

作品の説明カードを見て納得!
なんとこのオブジェ、インドネシアの「チーク」で作られたもの。

wikipediaによると、チーク(teak)は、クマツヅラ科の落葉高木の総称。
アジアの熱帯モンスーン気候地方に分布する。材質は堅く、伸縮率が小さく、水に強いので、船舶・家具などの用材や建築材として広く使用される。「チーク」という名前はインド南部ケーララ州の言葉マラヤーラム語の「thekku」に由来する。

13世紀に船の材料として使われていたチークを、日本人アーティストがオブジェに作り替えたそうです。
ちょうど同じ頃、箱根に温泉が湧き出たとの縁で、このホテルで飾っているそうな。
木が踊っているような、生きているような躍動感に溢れています。

どっしりとしたチークの重々しさ。
ツヤのある明るい色。
遠くインドネシアから運ばれたこの木を、懐かしさいっぱいの気持ちで撫でました・・。

そういえば、先日お邪魔したジャカルタフレンドMちゃんの東京宅でも、同じような懐かしさを感じました。

家に帰って来て「はて、どうしてだろう?」と考えてみると、彼女の家にもやはり
インドネシアの木材で作られた家具がいくつかあったことを思い出しました。

Mちゃんも私もお気に入りだったジャカルタのカフェレストランで購入されたもので、
色もニスも塗ってない自然な作り。
「木」そのものって感じ。

やっぱり「木」というのは、その土地そのものなんだなぁと思うのです。

我が家にはカゴなどのインドネシア雑貨はあるものの、持ち帰った家具はありません。
カゴは確かにアジアっぽい雰囲気は醸し出しますが、「木」が放つものに比べると小さい。

インドネシアの「木」が配された空間だったから、Mちゃん邸にいるとまるでインドネシアに居るような気持ちに
なれたのだと気付きました。

その土地に何十年、何百年も根を張った木。
たとえ伐採されて家具やオブジェとして姿を変えたとしても、その土地の息づかいを忘れないのですね。

アジアの木材というと安価なイメージがありますが、ずいぶん値上がっているみたい。
我が家には東南アジア産の木枠を使った照明があり、もう一つ買い足したいとメーカーに問い合わせたところ
「自然素材のものは、製造中止してます」とのこと。

インドネシアの小さな島々では、パーム油を作るべく森林伐採してヤシの畑に変える動きが止まりません。
丸裸になって行くインドネシアの森・・。
住みかを奪われたオラウータンたちが、森を追われています。
「エネルギー戦争」という言葉は、インドネシアも無縁ではないのです。

貴重なインドネシアの木材、日本の木材、世界の木材。
「木」の放つものが泣き声にならないように、大切にしなければと思います。