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R&Rf Blog "The Ladder To The Stars"

ミニチュア製作を中心に日々感じたことをランダムに綴っていきます。

1/36 華麗なる賭け ロールスロイスとトーマス・クラウン 1/36 Custom figure THOMAS CROWN with his Rolls Royce TC100

2017-06-06 | 製作

 1/43サイズ フィギュアの次なるモチーフに華麗なる賭け(Thomas Crown Affair 1968)を選んでリペイント用に1/43の中古ミニカーをゲットしたのはいいが、よく見るとこれは1/43より明らかに大きい。Corgi製のこれは自分の所有している1/18のパラゴン製のロールスロイスのサイズから推測するにどうも1/36だと思われる。Corgiは1/36でブリットやトランザム7000のフィギュア付きのミニカーを販売しているが、これも同サイズであろう。ただフィギュアを作って並べる場合にはつり合いがとれないとおかしいので1/36でフィギュアを作ることにした。
 ロールスロイスは映画の型はシルバーシャドウだがこれはコーニッシュ。同じ2ドアでフォルムは変わらないので どうせリペイントするので安価で手に入るこちらにした。厳密に言うとドアの三角窓がないが。
 リペイントだけでは芸がないので左ハンドルに改造し左のドアミラーを付けてみた。またShinichiro氏のアドバイスもあり後でタイヤにホワイトリボンを施してみたが、これによってグッと足元が引き締まり高級感が増した気がする。

 「華麗なる賭け」はマックイーンの映画の中でも最も好きな映画のひとつでそのスタイリッシュなスーツの着こなしや身のこなしにほれぼれする作品である。でもさすがに1/36ではスーツのグレンチェック柄の表現は無理だった。マックイーンの愛用したペルソールのサングラスもポイントのひとつ。このサイズじゃペルソールとは分からないけどね(笑)

           

 


1/25 ゲッタウェイ シェビー1955ステップサイド トラック 1/25 Chevy 1955 Stepside Truck

2017-05-26 | 製作

 スティーブ・マックイーンの「ゲッタウェイ」(Getaway  1972)のラストシーンで主人公ドク・マッコイとキャロルがメキシコへ逃げる時に乗っていた廃品回収のトラック。

これも製作を始めて完成まで5年以上かかってしまった。休んでた期間の方がずっと長いが。

 これはAMTのキットを使った。かなり前にどこかのモデル雑誌にこのトラックの作例投稿があったと思うが、それを見て刺激を受けて製作を始めた。
 そのまま作っても面白くないのでボコボコのポンコツ状態に改造して積荷まで作りこんでみた。ボディの変形は熱して思いの形にした。後でパーツが合わなくなるような変形では困るのでそこを考慮して手加減したのが難しかった。あと映画に出てくるトラックはキットと違いリアウインドウが狭いスタンダードタイプなのでここは作りこんだ。フロントグリルもそのままでは中のラジエーターが見えないので薄く削りこんで覗けるようにした。

ホイールは他のキットから鉄チンホイールを流用しそれに合わせたタイヤを使用した。

 ダメージのキズと表記の文字はデカール。資料が映画のみなのでリアの文字の判明にとても時間がかかった。”We dispose of Everything”とある。

積荷の建築資材?(映画ではそう言っている)はドラム缶以外は作りこみ。1/25となるとちょうど合う物がみつけられなかった。波板のゴミバケツは特に苦労したが3Dモデリングならずっと簡単にできるんだろうな。

 この車はただ作るだけでは何の面白みもない。以前1/43の同タイプのミニカーを改造し普通にリペイントしてみたがなんか違う気がした。この車はボコボコにしたうえでウェザリングと積荷があってこそだと改めて思った。

 ゲッタウェイのラストでは銀行強盗後に裏切り等にあいながら、追跡者を殲滅して現金を持ってメキシコに無傷で逃げのびるが、ハリウッド映画のラストとしては珍しい終わり方である。しかしドクは銀行強盗はやったかもしれないが終始一貫して無益な殺しはしていない。だからこそ この終わり方に納得できるのかもしれない。相手も当時ロマンスまっただ中のアリ・マッグローだしね。

(SSS Project No.0010  No.0011)
     


1/43 タクシードライバー トラヴィスとNYチェッカーキャブ 1/43 Custom figure TAXI DRIVER Travis and NY Checker Cab

2017-04-29 | 製作

 1/43サイズのミニカーはリペイントや改造が比較的やりやすいので ちょっとしたマイブームになっている。

ちょっと前にタクシードライバーのブルーレイ同梱のチェッカーキャブをゲットしたがステッカー類がいいかげんなのに不満だった。ボンネットにはメダリオンではなく42の数字が貼り付けてあるしルーフにはなぜかタンカースジャケットのキングコングワッペンが貼り付けてある始末。そこでIXO製の同タイプの車を見つけたので以前にやった1/18のデカールをリサイズしてこれに貼りなおすことにした。ついでにポスターの鉄板ポーズでフィギュアも作ってみた。フィギュアの高さ42mm。
 チェッカーキャブは新たに左前輪のみスチールホイールに変え、他にサイドガーニシュを付けルーフの掲示灯をNY風の2段にした。ボンネットの八角形メダリオンはデカール。

 最後の写真でブルーレイ同梱のチェッカーキャブと並べてみた。同梱版はノンスケールなのでIXO製より一回り大きい1/38くらいだろうか。
同梱版 全長135mm プラスチックボディ。  
IXO製 全長118mm 1ダイキャストボディ。

   

 

 


1/18 ポルシェ917K #21 用ドライバーフィギュア Custom figure for 1:18 Porsche 917K #21

2017-04-22 | 製作

ここのところ自分の中で再燃してきた「栄光のル・マン」ブーム。1/43でラストシーンの再現までしてしまったが、今回は1/18での再現。この映画を象徴するような指立てのポーズは色々な解釈がされている。中にはアイリッシュの起源まで遡った深読み解釈までもある。それがVサインであれ2着であれ なんであれ、あのシーンのレースの緊張から解き放たれた時のマックイーンの笑みが大好きだ。ドキュメンタリー映画「スティーブ・マックイーン その男とル・マン」(The man and Le Mans  2015)のポスターに使用されているこのポーズはプロモーション用の写真なので渋面をしているが、自分の感覚からするとこのポーズでは微笑んでいるのが絶対条件なのだ。この映画が好きな人だったら理解していただけると思う。

 背景のポルシェ917Kはオートアート製の20番をカラーリングとゼッケンを21番にリペイント。そしてレース後の雰囲気を出すためにタイヤブラックを吹き付けて汚し塗装した。

1/18のポルシェ917Kガルフカラーは最近NOREVから20番と21番が発売されている。

私の「栄光のル・マン」ブームはもうしばらく続きそうだ。次回はまた1/43で。
    


1/43 栄光のル・マン ポルシェ917K #20用フィギュア Custom figure for Porsche917K #20

2017-02-26 | 製作

 今回は映画” 栄光のル・マン(Le Mans 1971)”からポルシェ917K #20用フィギュア1/43サイズ。以前ラストシーンの#21用のフィギュアは作ったが、やはり主人公のメインの車は#20なので、前後するがレース開始をイメージしてヘルメット装着バージョンを作ってみた。こうしたポーズのフィギュアは既存品でたくさんあるとは思うが前回のものと対をなすものとして作ってみたかった。

 写真のミニカーはブルム製の1.000個初期限定版。現在はパッケージを変えて再販されていて購入しやすくなっている。この限定版はなぜかリアカウルのゼッケンの向きが逆である。通常ならエラー品になるところだがみんなこの向きになっている。現行品は修正されている。

  


1/24 スティーブ・マックイーンとホンダ エルシノアCR250M 1/24 Steve McQueen riding Honda CR250M

2017-02-01 | 製作

 40年以上前のお話、スティーブ・マックイーンがCMでお茶の間に登場した、しかもバイクにまたがってさっそうとオフロードを駆け抜けるオリジナルフィルム!それは厳密には商品宣伝のCMではなく交通マナーを啓蒙するためのものだったが、結果的にはこのホンダ エルシノアというバイクの商品宣伝になったのは言うまでもない。ビデオなどのない当時はオンエアーのたびに何をしていても最優先事項として凝視していたものだ。
https://www.youtube.com/watch?v=J8nJvgSlSiM

その一年前にはドキュメンタリー映画「栄光のライダー」(On Any Sunday -1971-)を観て中学生の我々の間でママチャリでウィーリーをするのがブームになっていた。あまりに熱中しすぎてペダルの部分がガタガタになって自転車屋のおばさんに叱られたのを覚えている。

そういう思い入れがあるのでぜひミニチュアを作りたいとかねがね思い続けていた。マックイーンの乗っているエルシノアは公道仕様のMT250ではなく競技仕様のCR250M。

以前「大脱走」のトライアンフを1/24で作ったが、タイヤがオフロード用ではないのが唯一心のこりとこのブログでも書いた。今回のエルシノアは競技用であるので先ずオフロードタイヤであることが最低条件だった。そのためタイヤとスポークホイールは他のミニチュアのものを使い、それ以外の部分はほとんどフルスクラッチとなった。ホンダ初の2ストロークエンジンゆえにエンジン部はわりと簡単にできたし競技用なので計器類が付いてないのは幸いだった。ただCR250Mのマフラーはかなり複雑な形なので何回もやりなおした。ブレーキワイヤーや空気抜きのチューブは0.8mmのプラグコードを使用。

1/24はバイク単品では小さすぎるのでライディングフィギュアを加えた。ポーズは色々検討したがやはりウィーリーに落ち着いた。台座に1.5mmの洋白線を支柱にしてこれにバイクの下部を差し込みウィーリー状態で飾れるようにした。
今回も細部のリサーチに関してはShinichiro氏に多大なお世話になった。(SSS project #9)

このエルシノアは1/12でも作りたいと考えていて、ゆくゆくはトライアンフTR6、ハスクバーナ400CR、エルシノアCR250Mと3台1/12で並べてみたい。
(SSS Project No.0009)
    

 


1/12スティーブ・マックイーンのモトクロス用ヘルメットとハスクバーナ400CR Steve McQueen’s Helmet and Husqvarna 400CR

2017-01-17 | 製作

 昨年SSS projectのShinichiro氏がここ宮崎に来てくれて二人で朝まで飲んで騒いでとても楽しい日を過ごしたが、その時マックイーンの愛用したスウェーデンのオフロードバイク”ハスクバーナ”の話で盛り上がり、その後ほどなくして彼から1/12のHUSQVARNA CROSS 400が届いた。お返しにマックイーンのオフロード用のヘルメットを作ることにした。ゴーグルとチンガードも作る予定だったが、チンガードはオミットした。ヘルメットのバイザーはマックイーンの使用していることで知ったとても珍しいバックミラー付。ヴィンテージタイプのゴーグルは透明部分にプラ板を使っていかにもそれらしく仕上げた。1/12とはいえあまりに小さいのでゴーグルはヘルメットに接着固定している。満点ではないが出来には結構満足している。

 1/12の古い70年代のレベル製の未組立のプラモ(マルコム・スミスの「ハスクバーナ」)を持っているので1年前からこの完成モデルの存在を知りながらも買うのをためらっていた。もしプレゼントされなかったらいつまでたってもこのヘルメットは作らなかっただろうなぁ。感謝。

         


2017 新年あけましておめでとうございます Happy New Year 2017

2017-01-01 | 製作

 今年は酉年。昨年暮れからここ宮崎でも鳥インフルエンザが確認されピリピリしているが、過去の口蹄疫等の経験もあってか 今回のことが起こった後の防疫や封じ込めの対応はとても速かった。年が明けても予断は許さない状況ではあるが。
 すべてにおいて経験則はなにものにも勝る。失敗の経験(鳥フルは不可抗力ではあるが)あってこそ迅速な無駄のない対応ができるというものだろう。つまり通常の仕事においても失敗を恐れずにやってこそ成功の道が拓けると思っている。最近は情報過多なのでやる前に頭でっかちになってわかった気になっている者が多すぎる。熱いやかんに触れたことがないと本当の「熱い」いという感覚や危険なことはわからないと思うんだが。

 ということで、今年も失敗を恐れずスキルを磨き、今よりも少しでも高いステージを目指しましょう。

 本年もよろしく!

 (写真は新婚さんへの贈呈用に作ったミニチュアの鳥の巣と卵 ―卵の直径約15mm―)


1/43「栄光のル・マン」のラストシーン デラニーとストーラー(1/43 Micael Delaney and Erich Stahler in “Le Mans”)

2016-12-17 | 製作

 「栄光のル・マン」(‘Le Mans’1970)は今でも何度も繰り返し観る大好きな映画のひとつである。

 この度1/43のフェラーリ512Sのイエローの#12を眺めているうちに映画のデラニーのライバル ストーラーの512Sを作ろうと思い立ち改造リペイントしてみた。こうなると映画のラストシーンが再現したくなるというもの。デラニーストーラーの1/43のフィギュアを作りポルシェ917Kの#21と並べてみた。
 この映画の有名なラストシーン レース中に自身の917K#20でクラッシュしリタイアを余儀なくされたデラニーは今回のレースを諦めていたところ、ポルシェを優勝に導いてくれと依頼され急遽#21に乗り込むことになる。それから終盤ライバル ストーラーの乗るフエラーリ512Sの#8とのデッドヒート。デラニーは事故の恐怖心をも乗り越えてポルシェチームの#22を援護しながら2位でフィニッシュ。

レース後に車を降り顔を合わせたストーラーと遠くからジェスチャーでVサインするデラニーにストーラーは渋面で応える。セリフなしのお互いにレース結果を納得し相手をたたえているこのシーンはレーサーの気持ちが手に取るようにわかる。最後にそれらの気持ちを到底理解できないでいる未亡人を映してこの映画は終わる。 

 ストーラーの512Sはアシェットの1/43 #12のフロントスポイラーを削り取ってリムーバーで色をはがしてリペイント、自作デカールを貼り付けた。
 フィギュアは約40mm。ユニフォームのデカールも自作だが、あまりに小さすぎて貼り付けるのに苦労した。文字がつぶれてしまっているところもある。特にストーラーのヘルメットの表現には苦労した。直径5mm程度の球体へのデカール貼付はかなりのスキルを要した。
 1/43ポルシェ917K  #21はブルム製。

        


 


「トランザム7000」のバンディットとポンティアック 1977ファイアーバード トランザム Bandit and Pontiac 1976 Firebird Trans Am(1/18)

2016-11-13 | 製作

バート・レイノルズ主演のとても愉快な映画「トランザム7000」(Smoky and the Bandit 1977)から登場車ファイアーバード トランザムに合わせたバンディットのフィギュアを作ってみた。

バンディットの相棒でトラックを運転するスノーマンに扮しているのはカントリー界では有名なジェリー・リード。彼はカントリーギタリストとしても有名でチェットアトキンスと共作アルバムも数枚出しているほどのギタリストである。公開当時から彼のファンだったし、当時バートレイノルズも「脱出」(Deliverance  1972)や「 ロンゲスト・ヤード」(The Longest Yard  1974)なども好きだったし彼もこの時期人気絶好調だったので迷わず劇場に足を運んだ。

これはシリーズ化され3作まで作られたが個人的には1作目がダントツに好きである。適度な軽快感が心地よい。このトランザムは横からののシルエットが大好きで、ブラックボディにゴールドのピンストライプ、フードにフェニックスのマーク、しかもTバールーフで言うことなし。この写真のミニカーは1/18アーテル製の1作目のもの。2作目の1980年型はグリーンライトから出ているがやはり1作目の1977年の型がいい。グリーンライトからも近日中に1作目の型が1/18で発売されるらしい。

 さてフィギュアはポージングはシンブルだがお腹のぽっこり感とベルボトム ジーンズがポイントでバンディットの雰囲気を出してみたつもり。

 この映画ではやはりトランザムと並んでスノーマンの18輪のケンワースW900トラックも魅力のある車で、1/18では無理なので1/32位で作ってみようとたくらんでいる。