R&Rf Blog "The Ladder To The Stars"

ミニチュア製作を中心に日々感じたことをランダムに綴っていきます。

1/12 ブリットと1967マスタング(1/12 BULLITT and 1967 Ford Mustang Fastback)

2012-09-30 | 製作

 去年の今頃、1/12のマスタングに乗せるブリットを作ってほしいと依頼があった。その時まで1/12のマスタングといえばRevellの1966年式のプラモデルしか知らなかったので、このWEN-MAC製のマスタングを知ったときはちょっとした驚きだった。ほとんど日本では知られていないのではないだろうか。いかにもアメリカらしい大きくて頑丈なモーターライズのトイカーでなんと単一電池2個でライトをつけて走るという言うなれば「マッスル(トイ)カー」!!シャーシは金属製で重量感もたっぷり。

 当初はホイールやリア部分をブリットの1968マスタングGT390仕様に可能なだけ近づけて改造しようと思っていたが、考えていくうちに、中途半端に改造するよりモーターライズやこの大雑把な玩具の愛すべき持ち味をそのまま残したほうがいいように思えて最小限の改造に留めた。結局フロントグリルのエンブレムを切り取ったのとボディ色を水色からダークグリーンのメタリックにして内装をホワイトからブラックにしただけ。結果これで正解だったと思う。

 フィギュアはハンドルを持ったシンプルなドライビングポーズ。1/12というこれまでより少し大きなサイズでもあり、表情等はいつもより念を入れたつもり。加えて今回試してみたかったことのひとつ、ツイードジャケットのヘリンボーン柄の表現。柄をデカールにして、それを細かく切り張りしマークソフターでなじませながら貼り付けていった。ある程度狙い通りに表現できた。

 タイトル写真は木製の専用飾り台に乗せたもの。本来マスタングに乗せる目的で作ったが、いざ乗せてみると造形のほとんどが隠れてしまうので表に出して飾れるように飾り台を作った。

 映画「ブリット」(“BULLITT”1968)は西部劇が衰退しつつある時代にそれに代わるように刑事ものが台頭し始めたきっかけとなった作品。当時はそのカーチェイスが話題になり、この映画を機にカーチェイスはアクション映画の約束事のひとつとなった。しかしいまだにこの映画のドライビングの緊張感は色褪せない。最後の猛スピードで走るマスタングを止めるシーンは実際にブレーキが壊れていたらしいが、レーサーのマックイーンだからできる芸当でリアルそのもの。

またこの映画でのファッションのさりげなさ。濃紺のタートルネックに端正なブラウンのジャケットとちょっとひねった感じのスエードブーツ。そして軍用腕時計。すべてがしっくりしてバランスとれている。野暮ったさが微塵もない。これぞスティーブ・マックイーン!

         

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ウォーキング再開 ~ 厩出し

2012-09-21 | 日記

 身近な人は分かってくれてはいるがまた今年も春から夏にかけて身辺に色んなことがありすぎた。でもそんなことも永遠には続かないもので今は一段落して再び平穏な日常に戻れそうだ。この間依頼品の製作は続けてはいたがトヨタ2000GTをはじめとしたプライベートな製作はほとんど手をつけていない。でもそろそろ再開できそうだ。

 今朝から鈍った身体を覚醒させるべくウォーキングを再開した。とりあえず1時間ほど歩いてみたが、その途中の道端に彼岸花が咲いていた。もうそんな時季なんだなぁ。お彼岸だなぁ。タイトル画像は6時前のものなので暗いけど彼岸花はちゃんと目をひいた。東京あたりは九州と日の出が1時間くらい違うから東京はこの時間だともう明るいんだろうけど 

 「厩出し(うまやだし)」という言葉がある。これは農耕馬が働き始める時期として春を告げる季語と考えるのが一般的かもしれないが、自分が小さい頃大人たちはこの言葉を、「なまった体で久しぶりに肉体労働をするとすぐに息が上がって使いものにならないこと」という意味合いで季節を問わず使っていた。

 今朝のウォーキングはまさに「厩出し」状態。しかしやはり体を動かすのは気持ちいい。

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久々のライブ鑑賞

2012-09-06 | 日記

「泉谷しげるライヴ&トークin日向2012」

口蹄疫復興のライブを3年前から毎年継続して宮崎で催している泉谷しげる。今年は口蹄疫の被害に遭った市町村11箇所をミニライブで回るという新企画。宮崎のライブに行きたくても行けない自分のようなファンには本当にありがたい企画。2日目となるJA日向会館のライブに行ってきた。

いやいや写真のように場違いと思えるような年配者の客層。それでもさすが泉谷!結果ノリノリの大盛況。8時終了予定が9時終了に。

彼のライブは遠い昔の池袋文芸座のオールナイトライブ以来。昨今ネットで物議をかもした話題も俎上に載ったが、それはそれは楽しいライブだった。「野性のバラッド」と「つなひき」が聞けただけでも大満足だったのにそれ以上のパワーをもらえた。

東日本大震災でさえ日常の中で忘れがちになりそうなのに、口蹄疫の復興支援を6年間やると言って継続実行している泉谷氏には心から敬意を表し、ありがとうと言いたい。

来年も行くよ。

 

 

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