R&Rf Blog "The Ladder To The Stars"

ミニチュア製作を中心に日々感じたことをランダムに綴っていきます。

クリント・イーストウッド 誕生日おめでとうございます(Happy birthday to Clint Eastwood)

2021-05-31 | 製作

 

 今日5月31日はクリント・イーストウッドの91歳の誕生日。自分が憧れていたヒーローたちはことごとく亡くなってしまったが彼は今も元気で監督業も俳優業もこなしている。彼と同じ時を生きているというだけで幸せである。

  今回のポンチョスタイルのフィギュアは当初から前開きと前閉じの二種類作ろうと思っていた。このタイプのポンチョをすっぽり被っただけの前を開けてないタイプのフィギュアはドール人形ならいざしらず、これまでなかったかもしれない。どちらかというと販売向きではないからね。だからこそどうしても一体作ってみたかった。初期のイーストウッドのイメージを強烈に印象付けたスタイルでもあるから。

 三月末に作り始めたが製作中に彼の誕生日が近いのに気づき、何とか誕生日に間に合わせたかった。ぎりぎりセーフでした。個人的にはこの前閉じのタイプを作ってみたいとずっと思っていた。

 イーストウッドは老いても創作意欲が衰えない。彼の監督作品はどれも質が高い。最新作は「リチャード・ジュエル」(Richard Jewel 2020)だがあと数本は撮ってもらいたい。彼は今も私にとって現役のヒーローなのだから。

    

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1/12 「夕陽のガンマン」フィギュア(1/12 custom figure Monco “For a few dollars more”)

2021-05-27 | 製作

 幼少の頃西部劇ごっこに熱中し銃口にコルクの付いた玩具で遊んでいた。中学生になるとTV放映からマカロニウエスタンにハマってしまった。それまでのハリウッド西部劇とは違い暴力的で音楽も魅力的で拳銃の音すら斬新だった。粗製乱造ウエスタンの非常にマンガチックな設定も中学生にウケる要因だったんだろう。その中でもセルジオ・レオーネ監督の作品は別格だった。マカロニウエスタンのレオーネ作品でブレイクしたクリント・イーストウッドは自分の中ではマックイーンと並ぶアイドルの一人である。思えば彼のフィギュアをまだ一個も作っていないことに気付いた。
 というわけで今回は「夕陽のガンマン」(For a few dollars more 1965)の主人公モンコ。 この映画の主人公はコスチュームに特徴満載で久しぶりに力の入った製作だった。ざっと挙げると、髭面、葉巻、ポンチョ、シープスキンのベスト、リストカフ、アンディ・アンダーソンのガンベルト、拳銃のラトルスネークグリップがある。細かいところではブーツや拍車の形や帽子の上部のほころびもマニアックなポイントかもしれない。そういったものをひとつひとつ確かめるように楽しみながら作っていった。右足に重心を置いた佇まいもイーストウッドならでは。

 今回も新しい試みをしている。先ず当初考えたのはポンチョを脱着できること。ベストのみでも飾れる。この手のガレージキット系のフィギュアでは一体化が普通である。それからポンチョ裾のフリンジの表現。1/12のこの縮尺(高さ165mm)では厳しかったがポンチョ姿であればこの表現は絶対に外せないところ。レジン製のポンチョに手芸糸を植え込んで糸は接着剤でカチカチに固めている。ポンチョを脱いだ時のためポンチョスタンドも作った。
 そしてとりわけ悩んだのがポンチョの色。基本的にはブラウン系だろうが、写真によってはグリーンぽく見えたりする。ブラウンやカーキやグリーン系を調合して何とか思う色が出せた。ポンチョの柄やシャツの柄の表現はデカール。

 どうにか当初イメージしていた形にはできたと思う。ガンベルトに収めているピースメーカーは接着はしていないが右腕を接着固定しているので抜くことはできない。頭部のみポンチョ脱着のために外せる。ポンチョ脱着できるので次は前閉じのポンチョのバージョンを作ってみようと思っている。

         


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ウエスタンハットの俳優別の個性的な形 The characteristic brim shape of Actor’s western hat

2021-05-14 | 製作

 梅雨入りの合間を縫ってちまちまと少しずつ彩色しております。今回はウエスタンハット(テンガロンハット)。

西部劇においてそれぞれの帽子のつばの形が俳優によってほとんど決まっている。作品は変われども俳優のその形は変わらない。これは帽子も顔の一部として認識しているのかな。詳しいことはわからないが俳優の所属する事務所やエージェントがそういうとらえ方をしているのかなと思ってしまう。「荒野の七人」を観てもスティーブ・マックイーンやチャールズ・ブロンソンの帽子の形はそれぞれ異なり他の映画においても同じである。だから帽子を見るだけで誰だかわかってしまう。

 ウエスタンにハマっていた中学生の頃、麦わら帽子のツバにさえ憧れのスターと同じような形にしていたものだった。

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1/12 コルト・ピースメーカー(ラトルスネーク・グリップ) 1/12 Colt Peace maker wearing the rattle snake grips

2021-05-07 | 製作

 三月下旬から取り掛かっている新作に思いのほか時間がかかっている。というか次から次へと欲が出てきて完成が長引いている。ようやく彩色にかかろうとはしているが悪天候も重なり塗装も長引きそうな予感なのでここらで一部のアイテムをアップしよう。

 コルト・ピースメーカー(フロンティア)である。お分かりのように製作しているのは西部劇のフィギュアなのだが、この拳銃はフィギュアではガンベルトに収まった状態なのでグリップだけ作ればいいところを全部作ってしまった。こんなふうだからいたずらに時間がかかってしまう。

 この拳銃のグリップにはガラガラヘビの装飾が施されている。ウエスタンに詳しい方ならこれで誰を作っているのかおわかりだろうが、こんな無駄なことすら厭わない程今回は久しぶりに楽しみながら製作している。
 今しばらくお待ちください。

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