小鉄はこう言うカッコをして 暫らくぼげらぁ~~~っとしてる。
中学の時を思い出した。
スキーをやる為に 親類の家に行ったんだ。
その土地の親類は 不思議な事に固まっている。
つまりな 角の家から 角の家まで…10件位い続いているんだよ。
繋がってる?
北の角の家は食堂屋で 次が牛乳屋で 次がコケシ製造で…
まぁ そんな事は良いけど 南端の家から「御飯を食べに来い」と言われて行ったんだ。
従兄弟と遊んでたら 襖がガタゴトガタゴト…
がっ! て開いたら おれ達は完全に固まっちまった。
虎が入って来たんだ。
子虎だ。
来る…尚も来る…真っ直ぐ来る…ぐんぐん来る…
ぐるるるるぅ~~~… 唸っちゃってる。
しかも よりによって おれの所へ来ようとしている。
もう駄目ぼ。
完全に おれを見据えて来た。
おれは小さい声で 隣で固まってる従兄弟に「た す け て」と言ったんだけど…
子虎は容赦無く おれの膝の上に乗った。
乗ってるんだけど 子虎がでかいから 胡坐をかいた両足から 完全にはみ出ているんだよ。
しかものかかし おれの顔を見ながら ぐるるるるぅ ぐるるるるぅって 唸るんだ。
再び助けを求めようと 従兄弟の方を向いたら…
助けてくれ! も何も 従兄弟は口を開けっ広げ 声を出さずに泣いちゃってるんだ。
叔母さんが入って来た。
「あららららぁ~~~良いごだ(良い状態だね)タマは兄ちゃんに抱っこされてぇ~~~」
って 超呑気な事を言うんだ。
泣いている従兄弟は 完全に叔母さんに無視されている。
後ろから 親戚の同年代の子が入って来て「あのな そいつ 撫でると噛み付くから」って
馬鹿顔晒して言うんだ。
おれは意を決して 叔母さんに「重いから…どかして頂戴」と言ったら
「タマ タマ!降りな」と 叔母さんが言うと やっと降りたんだ。
だけど よぉ~~~く見たら…??? ??? ???
おれは叔母さんに聞いた。
「それ…ネコ? 虎? どっち???」
叔母さんも馬鹿声で「あぁ~~~来る人 良く間違えるんだぁ~。こいつは ネコ」
おれは強烈に思う。
ネコにも限度が ネコにもホドが有るってよ。
叔母さんは従兄弟を見て「なして泣いてんだ?ん??? ほら退けっ」って言って
従兄弟が しゃくり上げながら退いたら…
畳がぐっしょり しょんべんむぐし(小便漏らし)だ。
叔母さんは くりっとおれの方を向いて「おめぇも むぐしたか?」と聞くから
「いや むぐしてない」と言い返した。
とんでもハップンだよ。
実は ちびっていた。
夕御飯を並べながら叔母さんは 「ほら こっちに座れ」と言い おれ達は着替えを済ませてから座った。
来た。
恐怖が 再びおれの所へ来た。
タマと言う化け猫が 性懲りも無く おれの隣にお坐りした。
親戚中が座り…
叔父さんが「おい おめぇ~タマに 御飯持って来てやれ」と言うんだ。
まさかのまさこ おれの隣に座ってるタマの目の前に 御飯を持って来た馬鹿息子。
タマは喉を鳴らしながら わっしがっし食うんだよ。
しかもな おれ達が食っている五目御飯と同じで 同じ量だ。
横目でちらちらっと見ていたら あっという間の出来事だ。
無い…五目御飯が無い。
すると いきなりタマが なぁ~~~~~~~~~~~~~ごぉ~~~~~~~!って…
叔父さんは「何だぁ~タマ お代わりか?」って言うんだ。
おれも早食いだけど まだまだ半分も食っていないんだぜ。
こいつ また五目御飯を…
味噌汁を飲んだ。
???…?????…??????????…味噌汁が…
ちょぉ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~甘い!!!!!
婆様が へらへら笑いながら「うまいすぺ?(美味いだろ?)みそする(味噌汁)」
皆が飲んだら「何だ!」とか「なしてあまい?!」とか叫ぶ。
婆様は「んだって(だって)○○ちゃんと○○ちゃん来てるすぺ(来てるだろう)
子供は甘い物がよがす(良いんだよ)」って。
よがす って言われても いくらなんでも 味噌汁に砂糖だぜ?!
馬鹿が居た。
馬鹿が隣に居たんだ。
タマだ。
ぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃって 味噌汁を飲んでる。
しかも 鍋だ。
婆様は勝ち誇った顔で「なして飲まねぇ~!? みでみろ(見なさい)タマ飲んでっぺ!」
と 声を大にした。
砂糖入りの味噌汁を 馬鹿ネコと比較されちゃったおれ達は 渋々渋谷で飲んだ。
おれはその時に聞いたんだ。
「叔父ちゃん タマ何歳?」って。
叔父さんは即答で「20年だ」って。
茶虎って凄いんだな。
これを思い出し書きながら 膝の上に乗っている小鉄を見た。
でかい…
こいつも20年経ったら…
考えるのは 止めだ。
元気に すくすくと育って欲しい。
適当な大きさに。
中学の時を思い出した。
スキーをやる為に 親類の家に行ったんだ。
その土地の親類は 不思議な事に固まっている。
つまりな 角の家から 角の家まで…10件位い続いているんだよ。
繋がってる?
北の角の家は食堂屋で 次が牛乳屋で 次がコケシ製造で…
まぁ そんな事は良いけど 南端の家から「御飯を食べに来い」と言われて行ったんだ。
従兄弟と遊んでたら 襖がガタゴトガタゴト…
がっ! て開いたら おれ達は完全に固まっちまった。
虎が入って来たんだ。
子虎だ。
来る…尚も来る…真っ直ぐ来る…ぐんぐん来る…
ぐるるるるぅ~~~… 唸っちゃってる。
しかも よりによって おれの所へ来ようとしている。
もう駄目ぼ。
完全に おれを見据えて来た。
おれは小さい声で 隣で固まってる従兄弟に「た す け て」と言ったんだけど…
子虎は容赦無く おれの膝の上に乗った。
乗ってるんだけど 子虎がでかいから 胡坐をかいた両足から 完全にはみ出ているんだよ。
しかものかかし おれの顔を見ながら ぐるるるるぅ ぐるるるるぅって 唸るんだ。
再び助けを求めようと 従兄弟の方を向いたら…
助けてくれ! も何も 従兄弟は口を開けっ広げ 声を出さずに泣いちゃってるんだ。
叔母さんが入って来た。
「あららららぁ~~~良いごだ(良い状態だね)タマは兄ちゃんに抱っこされてぇ~~~」
って 超呑気な事を言うんだ。
泣いている従兄弟は 完全に叔母さんに無視されている。
後ろから 親戚の同年代の子が入って来て「あのな そいつ 撫でると噛み付くから」って
馬鹿顔晒して言うんだ。
おれは意を決して 叔母さんに「重いから…どかして頂戴」と言ったら
「タマ タマ!降りな」と 叔母さんが言うと やっと降りたんだ。
だけど よぉ~~~く見たら…??? ??? ???
おれは叔母さんに聞いた。
「それ…ネコ? 虎? どっち???」
叔母さんも馬鹿声で「あぁ~~~来る人 良く間違えるんだぁ~。こいつは ネコ」
おれは強烈に思う。
ネコにも限度が ネコにもホドが有るってよ。
叔母さんは従兄弟を見て「なして泣いてんだ?ん??? ほら退けっ」って言って
従兄弟が しゃくり上げながら退いたら…
畳がぐっしょり しょんべんむぐし(小便漏らし)だ。
叔母さんは くりっとおれの方を向いて「おめぇも むぐしたか?」と聞くから
「いや むぐしてない」と言い返した。
とんでもハップンだよ。
実は ちびっていた。
夕御飯を並べながら叔母さんは 「ほら こっちに座れ」と言い おれ達は着替えを済ませてから座った。
来た。
恐怖が 再びおれの所へ来た。
タマと言う化け猫が 性懲りも無く おれの隣にお坐りした。
親戚中が座り…
叔父さんが「おい おめぇ~タマに 御飯持って来てやれ」と言うんだ。
まさかのまさこ おれの隣に座ってるタマの目の前に 御飯を持って来た馬鹿息子。
タマは喉を鳴らしながら わっしがっし食うんだよ。
しかもな おれ達が食っている五目御飯と同じで 同じ量だ。
横目でちらちらっと見ていたら あっという間の出来事だ。
無い…五目御飯が無い。
すると いきなりタマが なぁ~~~~~~~~~~~~~ごぉ~~~~~~~!って…
叔父さんは「何だぁ~タマ お代わりか?」って言うんだ。
おれも早食いだけど まだまだ半分も食っていないんだぜ。
こいつ また五目御飯を…
味噌汁を飲んだ。
???…?????…??????????…味噌汁が…
ちょぉ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~甘い!!!!!
婆様が へらへら笑いながら「うまいすぺ?(美味いだろ?)みそする(味噌汁)」
皆が飲んだら「何だ!」とか「なしてあまい?!」とか叫ぶ。
婆様は「んだって(だって)○○ちゃんと○○ちゃん来てるすぺ(来てるだろう)
子供は甘い物がよがす(良いんだよ)」って。
よがす って言われても いくらなんでも 味噌汁に砂糖だぜ?!
馬鹿が居た。
馬鹿が隣に居たんだ。
タマだ。
ぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃぺちゃって 味噌汁を飲んでる。
しかも 鍋だ。
婆様は勝ち誇った顔で「なして飲まねぇ~!? みでみろ(見なさい)タマ飲んでっぺ!」
と 声を大にした。
砂糖入りの味噌汁を 馬鹿ネコと比較されちゃったおれ達は 渋々渋谷で飲んだ。
おれはその時に聞いたんだ。
「叔父ちゃん タマ何歳?」って。
叔父さんは即答で「20年だ」って。
茶虎って凄いんだな。
これを思い出し書きながら 膝の上に乗っている小鉄を見た。
でかい…
こいつも20年経ったら…
考えるのは 止めだ。
元気に すくすくと育って欲しい。
適当な大きさに。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます