名人戦問題の決着についての感想

2006-12-28 23:06:06 | 将棋
 名人戦の本契約金3億6000万円、普及協力金1億1200万円、朝日オープン8000万円、王将戦7800万円で〆て年額6億3000万円が朝日・毎日両新聞社から将棋連盟に流れることになった。
 7億切ったら連盟はごねるという予測を書いたけどこれは大ハズレ。
 気になるのは朝日オープンの行方。現在、新聞・ネット・スカパーのデータ放送(囲碁名人戦と併せて210円/月)で展開されているが、このうちどこまでを新生名人戦に譲るのか。ネットはともかく新聞の朝刊は順位戦に奪われて当然、夕刊にスペース取ってもらえるのかしら。データ放送も名人戦を並べると納まりが良く
朝日オープンの出番はなし。既にある毎日の中継と喰い合うからコノママの方が良いかもしれないけど。王将戦と同じように系列の日刊スポーツに載せるのでは?という予測は有力に見える。しかし、王将戦の観戦記も紙面から浮いて見えるしねえ、あまり賢いやり方とは思えない。どうするんでしょう。
 あと、連盟に対して意地の悪い見方をひとつ。毎日新聞の報告には“普及協力金は、将棋連盟の具体的な案件に即して両社が拠出する。”とある。これは連盟の企画が良ければ1億1200万円まで負担するけど、新聞社にとって意味がなければ一銭も出さないとも読める。

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