雰囲気的には羽生二冠があっさり持っていっておかしくないですよね。第63期名人戦の終わったときには「御上段に掛けて恥ずかしくない書道の腕を持つまでは取れないんでしょう。」と思っていました。今回森内名人が防衛するようなら、羽生二冠に必要なのは字の練習と本気で考えたくなるでしょう。矛盾するようですが、封じ手の場面では不利とは思いませんが後手は持ちたくありません。
・作ったページにリンクを貼らなかったり、リンクを消したページを残したり
・左側のメニューにリンク切れがあったりなかったり
・リーグ戦表をEXCELの吐き出したHTML向けソースのままで掲載している
(Firefoxでみるとフリ仮名が表示されてグチャグチャに)
・棋士紹介ページを段位で分けている
(変更するのは段位毎紹介のページだけでいいだろうに、昇段すると置いてあるフォルダが変わるもんだから、検索エンジンでのリンク切れが生じる さらにランキング一覧からのサイト内リンクも切れまくる)
(8/2追記)お、棋戦情報一覧が改善されてる。でもリンク切れは放置(笑)。
・左側のメニューにリンク切れがあったりなかったり
・リーグ戦表をEXCELの吐き出したHTML向けソースのままで掲載している
(Firefoxでみるとフリ仮名が表示されてグチャグチャに)
・棋士紹介ページを段位で分けている
(変更するのは段位毎紹介のページだけでいいだろうに、昇段すると置いてあるフォルダが変わるもんだから、検索エンジンでのリンク切れが生じる さらにランキング一覧からのサイト内リンクも切れまくる)
(8/2追記)お、棋戦情報一覧が改善されてる。でもリンク切れは放置(笑)。
仕事から帰ってきてテレビつけたら、池辺晋一郎の横で「あのー、そのー」とか言っている。びっくりした。曲目はヴァイオリンよりですね。なぜ第九?なのかは見てたらわかるかね。 →なるほど。生で聞いていたとは。最後の方、カメラが映していた茶髪のねーちゃんは国立音大生とは思えないほど歌えてなさそーだった。
古河女流がHPを更新(女流棋士について2)、自説を展開。内容については暇なときに突っ込むとして、最後の部分で、
と書いています。独立にはどのような形であれ反対であり、連盟が女流棋士の枠をなくす場合には現役を引退するつもりだったようです。今後は、女流棋士制度の存続に努めるのでしょう。(2007-03-25 08:27:01)
何のための12月1日独立決議だったのかわからない結果になってしまいました。今後、(1)女流棋士会廃止 (2)女流棋士室の廃止 (3)対局時の交通費支給なし (4)記録係の廃止 (5)待遇改善要望不可を(万が一)連盟が実施したとしたら、それに対しては批判はしますが、女流に対して同情する気にはなれないでしょうね。(2007-03-31 23:37:40)
古河女流の更新、先行独立・・・。12月1日に賛成とか棄権とか反対とか言っていたのはただのアンケートだったんでしょうか。昨年の半ばから独立が可能かどうか調査していて、その結果をもとに採決をしたものと思っていましたが、実際は何の採決でもなかったと。準備委員会を作るか作らないかの採決?3分の2を超える女流が独立準備委員会を支持しなかったということは、違うでしょう。ますますわからなくなってきました。準備委員会の面々に独立は決めてないよと、直接言った形跡がないのも不思議。本人たちには言わずに「彼女達はそんなにも独立をしたかったのか」とまったく接触がなかったような表現。一部外者の感想だと言われても信じられます。準備委員会側も旗幟の鮮明な人にはコンタクトしなかったのかも知れません。2、3年後、時間が経って無害になった頃に情報が出揃うんじゃないかな~と、期待してます。
私以外の女流棋士全員が移籍したとき、どんなに良好な経営状態でも私は新法人には不参加です。現役女流棋士ではない立場で将棋連盟で活動できるようにお願いすることになると思います。今回も、残留希望者が他にいなければもう少しでそうなりそうでした・・・。
と書いています。独立にはどのような形であれ反対であり、連盟が女流棋士の枠をなくす場合には現役を引退するつもりだったようです。今後は、女流棋士制度の存続に努めるのでしょう。(2007-03-25 08:27:01)
何のための12月1日独立決議だったのかわからない結果になってしまいました。今後、(1)女流棋士会廃止 (2)女流棋士室の廃止 (3)対局時の交通費支給なし (4)記録係の廃止 (5)待遇改善要望不可を(万が一)連盟が実施したとしたら、それに対しては批判はしますが、女流に対して同情する気にはなれないでしょうね。(2007-03-31 23:37:40)
古河女流の更新、先行独立・・・。12月1日に賛成とか棄権とか反対とか言っていたのはただのアンケートだったんでしょうか。昨年の半ばから独立が可能かどうか調査していて、その結果をもとに採決をしたものと思っていましたが、実際は何の採決でもなかったと。準備委員会を作るか作らないかの採決?3分の2を超える女流が独立準備委員会を支持しなかったということは、違うでしょう。ますますわからなくなってきました。準備委員会の面々に独立は決めてないよと、直接言った形跡がないのも不思議。本人たちには言わずに「彼女達はそんなにも独立をしたかったのか」とまったく接触がなかったような表現。一部外者の感想だと言われても信じられます。準備委員会側も旗幟の鮮明な人にはコンタクトしなかったのかも知れません。2、3年後、時間が経って無害になった頃に情報が出揃うんじゃないかな~と、期待してます。
石橋がブログで公開した藤森会長へのFAXの写しにデジャブを感じる。昨年そのまま出てネタとしてスルーされていたような気さえする。1年間を通して出てきていた噂がまとめられているだけのようで新鮮味がないせいだろうか。
石橋が公表した2006年3月8日の米長発言からは、発言権を含めた待遇改善を図りつつの残留を認める気配は微塵も感じられない。
しかし、2006年12月5日の古河の文章を読むと残留は可能な選択肢であるようにも読める。これは、4月14日の理事会の指導が比較的穏当で古河が残留も有力な選択肢であると考えたのか、残留しての将来がいかに暗くても独立のリスクは取るべきでないと古河が判断したからなのか、単に古河が鈍感で出て行くしかないことを理解してないだけなのか。(3月8日FAXの情報を共有していれば、方法・時期については異論があっても、独立か廃業かしか選択肢はなく、12月1日時点での棄権・反対は女流棋士全員の廃業を主張するに等しいと思う。)
残留希望の女流は(1)女流棋士会廃止 (2)女流棋士室の廃止 (3)対局時の交通費支給なし (4)記録係の廃止 (5)待遇改善要望不可 を承諾しているとすれば深刻。特に(3)は大きく、東西の対局も実質不可。連盟は対局室使用料の徴収(天引)まで考えている? 理事会の主張どおり、残留した女流のみ対局権利があるとすれば、対局が組みづらくなったうえに、女流の手取りは激減、従来の形での女流棋戦は解消となったりして。
遠山四段・神崎七段は、石橋のWeb上での公表には驚いているものの、米長の発言内容については驚いてはいない。世間に知られてはまずいと認識しているということか。遠山四段はさわやか日記を棚上げして、石橋による公表が「大喧嘩」の発端になると批判しているので、米長の主張も支持している可能性あり?と思ったが、名人戦問題のときも、こんな感じだった。こういう書き方しかしない人なのだろう。
(2007-03-15 03:26:25)
毎日新聞が(再)要請書を取り上げて、Yahooにもあがってきた。経緯を追っていない人間には、12月に女流が突然独立を言い出しているように見えてしまい、単なるわがままと捉えられはしないかと心配だ。
(2007-03-15 12:58:09)
棋士・記者が米長の言動を問題ないと考えているのを知って驚いている。石橋のFAX公開を問題とする視点はあっても、その内容に対する批判も検証も出てこない。米長の主張は真実で、女流不要は棋界男性の総意ということか。
(2007-03-16 01:12:52)
残留派が会合と会見、独立派が説明会を開いた。要は米長の「ご指導」を交渉のたたき台と見るか、女流に対する最後通牒と見るかの違い。実際の交渉の場にいなかった残留派は、連盟と何らかの妥協が可能だと甘い夢を見ている気がする。
(2007-03-16 23:34:55)
女流棋士の独立闘争 将棋連盟、個々に「残留」確認書(朝日新聞)
理事会側の主張がよくわかると思うのでメモ。
古河女流による『女流棋士について1』。古河女流が現在の女流棋士のあり方に特段の不満をもっておらず、米長会長は昨年4月14日に今後の展望について公開されたFAXのごときことは言わず、かつ女流棋士シュリンクの方針を連盟理事会が正式には表明していないことがわかりました。(2007-03-18 23:22:32)
意思確認文書を再送付=女流棋士独立問題-将棋連盟(時事通信)
正直な感想は「湧いてる?」
石橋が公表した2006年3月8日の米長発言からは、発言権を含めた待遇改善を図りつつの残留を認める気配は微塵も感じられない。
しかし、2006年12月5日の古河の文章を読むと残留は可能な選択肢であるようにも読める。これは、4月14日の理事会の指導が比較的穏当で古河が残留も有力な選択肢であると考えたのか、残留しての将来がいかに暗くても独立のリスクは取るべきでないと古河が判断したからなのか、単に古河が鈍感で出て行くしかないことを理解してないだけなのか。(3月8日FAXの情報を共有していれば、方法・時期については異論があっても、独立か廃業かしか選択肢はなく、12月1日時点での棄権・反対は女流棋士全員の廃業を主張するに等しいと思う。)
残留希望の女流は(1)女流棋士会廃止 (2)女流棋士室の廃止 (3)対局時の交通費支給なし (4)記録係の廃止 (5)待遇改善要望不可 を承諾しているとすれば深刻。特に(3)は大きく、東西の対局も実質不可。連盟は対局室使用料の徴収(天引)まで考えている? 理事会の主張どおり、残留した女流のみ対局権利があるとすれば、対局が組みづらくなったうえに、女流の手取りは激減、従来の形での女流棋戦は解消となったりして。
遠山四段・神崎七段は、石橋のWeb上での公表には驚いているものの、米長の発言内容については驚いてはいない。世間に知られてはまずいと認識しているということか。遠山四段はさわやか日記を棚上げして、石橋による公表が「大喧嘩」の発端になると批判しているので、米長の主張も支持している可能性あり?と思ったが、名人戦問題のときも、こんな感じだった。こういう書き方しかしない人なのだろう。
(2007-03-15 03:26:25)
毎日新聞が(再)要請書を取り上げて、Yahooにもあがってきた。経緯を追っていない人間には、12月に女流が突然独立を言い出しているように見えてしまい、単なるわがままと捉えられはしないかと心配だ。
(2007-03-15 12:58:09)
棋士・記者が米長の言動を問題ないと考えているのを知って驚いている。石橋のFAX公開を問題とする視点はあっても、その内容に対する批判も検証も出てこない。米長の主張は真実で、女流不要は棋界男性の総意ということか。
(2007-03-16 01:12:52)
残留派が会合と会見、独立派が説明会を開いた。要は米長の「ご指導」を交渉のたたき台と見るか、女流に対する最後通牒と見るかの違い。実際の交渉の場にいなかった残留派は、連盟と何らかの妥協が可能だと甘い夢を見ている気がする。
(2007-03-16 23:34:55)
女流棋士の独立闘争 将棋連盟、個々に「残留」確認書(朝日新聞)
理事会側の主張がよくわかると思うのでメモ。
古河女流による『女流棋士について1』。古河女流が現在の女流棋士のあり方に特段の不満をもっておらず、米長会長は昨年4月14日に今後の展望について公開されたFAXのごときことは言わず、かつ女流棋士シュリンクの方針を連盟理事会が正式には表明していないことがわかりました。(2007-03-18 23:22:32)
意思確認文書を再送付=女流棋士独立問題-将棋連盟(時事通信)
正直な感想は「湧いてる?」
今年の“一番長い日”に千駄ヶ谷に行って将棋から卒業しようかな、と思っていたのだが、行く理由があまりなくなってしまった。どうしよう。
女流独立の準備委員会が寄付を募っているようだが、結構疑問符がつけられている。日本将棋連盟会長がネット上で撒いている情報から見るに、今のところ連盟は女流組織に1銭も出すつもりはなさそう。女流組織は無一文? 今年度の女流棋戦の収入が新組織に入らないなら、スポンサーはそれなりに確保できていても、とりあえずの1年を過ごす運転資金がないのかも、と思ったり。そうならそうと正直に言って欲しかったり。
(02/03)
(追記)
女流棋士新法人 女流将棋協会(仮称)設立にむけてご寄付のお願い読んだら
ちゃんと書いてありました。
女流独立の準備委員会が寄付を募っているようだが、結構疑問符がつけられている。日本将棋連盟会長がネット上で撒いている情報から見るに、今のところ連盟は女流組織に1銭も出すつもりはなさそう。女流組織は無一文? 今年度の女流棋戦の収入が新組織に入らないなら、スポンサーはそれなりに確保できていても、とりあえずの1年を過ごす運転資金がないのかも、と思ったり。そうならそうと正直に言って欲しかったり。
(02/03)
(追記)
女流棋士新法人 女流将棋協会(仮称)設立にむけてご寄付のお願い読んだら
すでに各方面から多数のご支援申し入れを頂戴してはおりますが、新法人設立および運営にあたっては、多額の資金を要します。
(中略)
ご寄付は、設立準備費用として有効に使わせていただき、さらにその後の新法人の運営安定資金、女流棋界発展の礎といたしたく存じます。
(中略)
ご寄付は、設立準備費用として有効に使わせていただき、さらにその後の新法人の運営安定資金、女流棋界発展の礎といたしたく存じます。
ちゃんと書いてありました。
図書館に行きましょう。
マイクロフィルムはお勧めしません。目が疲れます。4時間が限界です(充分?)。
縮刷版が収蔵されているところを探しましょう。それも復刻版。ほんまもんの縮刷版は紙が酸性紙なのかな?すごくボロボロ。頁をめくるとペリペリと行きそうです(ほんとに何回かいっちゃったのは内緒)。どういう作用でなったのか紙が粉になってたこともあります。
マイクロフィルムはお勧めしません。目が疲れます。4時間が限界です(充分?)。
縮刷版が収蔵されているところを探しましょう。それも復刻版。ほんまもんの縮刷版は紙が酸性紙なのかな?すごくボロボロ。頁をめくるとペリペリと行きそうです(ほんとに何回かいっちゃったのは内緒)。どういう作用でなったのか紙が粉になってたこともあります。
名人戦の本契約金3億6000万円、普及協力金1億1200万円、朝日オープン8000万円、王将戦7800万円で〆て年額6億3000万円が朝日・毎日両新聞社から将棋連盟に流れることになった。
7億切ったら連盟はごねるという予測を書いたけどこれは大ハズレ。
気になるのは朝日オープンの行方。現在、新聞・ネット・スカパーのデータ放送(囲碁名人戦と併せて210円/月)で展開されているが、このうちどこまでを新生名人戦に譲るのか。ネットはともかく新聞の朝刊は順位戦に奪われて当然、夕刊にスペース取ってもらえるのかしら。データ放送も名人戦を並べると納まりが良く
朝日オープンの出番はなし。既にある毎日の中継と喰い合うからコノママの方が良いかもしれないけど。王将戦と同じように系列の日刊スポーツに載せるのでは?という予測は有力に見える。しかし、王将戦の観戦記も紙面から浮いて見えるしねえ、あまり賢いやり方とは思えない。どうするんでしょう。
あと、連盟に対して意地の悪い見方をひとつ。毎日新聞の報告には“普及協力金は、将棋連盟の具体的な案件に即して両社が拠出する。”とある。これは連盟の企画が良ければ1億1200万円まで負担するけど、新聞社にとって意味がなければ一銭も出さないとも読める。
7億切ったら連盟はごねるという予測を書いたけどこれは大ハズレ。
気になるのは朝日オープンの行方。現在、新聞・ネット・スカパーのデータ放送(囲碁名人戦と併せて210円/月)で展開されているが、このうちどこまでを新生名人戦に譲るのか。ネットはともかく新聞の朝刊は順位戦に奪われて当然、夕刊にスペース取ってもらえるのかしら。データ放送も名人戦を並べると納まりが良く
朝日オープンの出番はなし。既にある毎日の中継と喰い合うからコノママの方が良いかもしれないけど。王将戦と同じように系列の日刊スポーツに載せるのでは?という予測は有力に見える。しかし、王将戦の観戦記も紙面から浮いて見えるしねえ、あまり賢いやり方とは思えない。どうするんでしょう。
あと、連盟に対して意地の悪い見方をひとつ。毎日新聞の報告には“普及協力金は、将棋連盟の具体的な案件に即して両社が拠出する。”とある。これは連盟の企画が良ければ1億1200万円まで負担するけど、新聞社にとって意味がなければ一銭も出さないとも読める。
観戦記がこれから新聞紙上で生き残るのは愈々難しい。結構充実した竜王戦第2局の中継を見て改めてそう思った。あれだけの情報量を棋譜と共に与えられて、新聞掲載の観戦記を読もうというのはよほどの物好きではないか。今はまだいい。紙のメディアしか見ないファンがいるから。
私の考えるところの、観戦記の価値は
1.棋譜の解説
2.対局情景の描写
3.棋界情報の提供
4.文章
くらい。
紙面が限られているというボトルネックがあるからか、いずれも物足りない。
1.は基本的にもう破綻している。タイトル戦のようなあらゆる将棋メディアで扱われるものについては、雑誌を読むなり、テレビを見るなりすれば補完できる。しかし、他で扱われないほとんどの対局の解説はどうしてくれようか。読者の多種多様な解説に対する要求を満たすのは不可能だとしても、まとまりのない観戦記の多いこと。筆者自ら「逆転」と書いておきながら、なぜ逆転したのか、どうすれば逆転しなかったのか書かないのまである。ひどい。
2.3.は書き手に依存するところが大きい。業界外タレントのゲスト観戦ならともかく、年に何本も観戦記を書くライターや記者たちが、自分の朝の行状や、棋士との(対局当日とは関係ない)交友関係を読者に読ませて何が嬉しいか。名人戦騒動が勃発してしばらくの毎日観戦記もバカヤローだ。対局中の棋士の行動に絡めて書くならともかく、単なる毎日の主張を観戦記のスペースでしてどうすんねん。
観戦記にまず求められるのは整った1.とそれなりの2.3.だが、それがなくても4.さえ面白ければ読む人はいる。
しかし、4.単独で面白い観戦記が多いとは到底思えないし、その原因を紙幅の制限に負わせることはできない。観戦記の担い手は、棋士・女流棋士・将棋専業ライター・担当新聞記者が大半を占める。プロの文筆家ではないので、文章だけを見た場合はつまらなくて当然だ。わかりやすく整った文章を書く能力と、面白い文章を書く能力は別物だ。書き手の多くはエッセイストでも小説家でもないのだから、彼らの文章に面白さや感動を求める方が酷かも知れない。また、ほぼ業界内の人間で固められているため、新聞社側・連盟側という多少の違いはあっても、視点が固定されていて切り口に新鮮味がかけるのも問題だ。
(2006-11-23)
遠山雄亮のファニースペース経由、My Life Between Silicon Valley and Japanby梅沢望夫 毎日新聞2006/12/05夕刊「ダブルクリック」欄・第九回「将棋の魅力」より最後段落を引用
私の考えるところの、観戦記の価値は
1.棋譜の解説
2.対局情景の描写
3.棋界情報の提供
4.文章
くらい。
紙面が限られているというボトルネックがあるからか、いずれも物足りない。
1.は基本的にもう破綻している。タイトル戦のようなあらゆる将棋メディアで扱われるものについては、雑誌を読むなり、テレビを見るなりすれば補完できる。しかし、他で扱われないほとんどの対局の解説はどうしてくれようか。読者の多種多様な解説に対する要求を満たすのは不可能だとしても、まとまりのない観戦記の多いこと。筆者自ら「逆転」と書いておきながら、なぜ逆転したのか、どうすれば逆転しなかったのか書かないのまである。ひどい。
2.3.は書き手に依存するところが大きい。業界外タレントのゲスト観戦ならともかく、年に何本も観戦記を書くライターや記者たちが、自分の朝の行状や、棋士との(対局当日とは関係ない)交友関係を読者に読ませて何が嬉しいか。名人戦騒動が勃発してしばらくの毎日観戦記もバカヤローだ。対局中の棋士の行動に絡めて書くならともかく、単なる毎日の主張を観戦記のスペースでしてどうすんねん。
観戦記にまず求められるのは整った1.とそれなりの2.3.だが、それがなくても4.さえ面白ければ読む人はいる。
しかし、4.単独で面白い観戦記が多いとは到底思えないし、その原因を紙幅の制限に負わせることはできない。観戦記の担い手は、棋士・女流棋士・将棋専業ライター・担当新聞記者が大半を占める。プロの文筆家ではないので、文章だけを見た場合はつまらなくて当然だ。わかりやすく整った文章を書く能力と、面白い文章を書く能力は別物だ。書き手の多くはエッセイストでも小説家でもないのだから、彼らの文章に面白さや感動を求める方が酷かも知れない。また、ほぼ業界内の人間で固められているため、新聞社側・連盟側という多少の違いはあっても、視点が固定されていて切り口に新鮮味がかけるのも問題だ。
(2006-11-23)
遠山雄亮のファニースペース経由、My Life Between Silicon Valley and Japanby梅沢望夫 毎日新聞2006/12/05夕刊「ダブルクリック」欄・第九回「将棋の魅力」より最後段落を引用
紙面という物理的制約の範囲内で将棋の面白さをどう表現するか。それは新聞の将棋欄でもずっと追求されてきた。これからはそれに加え、ネットの無限性を活かし「将棋の魅力」の深さをいかに表現し伝達するか。将棋のさらなる普及のためにはそれが急務だと痛感したのである。
これに尽きる。ただ新聞観戦記が独自の価値を回復できるだろうか。メニューというか教科書というか、入口として機能するよりない気がする。(2006-12-15)
10月末に廃止された将棋博物館の所蔵物の寄贈先、大阪商業大学・アミューズメント産業研究所。
しばらくすれば、ここのニュースに日本将棋連盟から寄贈を受けたことが載ったりするんだろうか。
神崎健二七段の日記で紹介されている蒔絵入将棋盤は、あちらの展示にふさわしいものだが、木村義雄十四世の写真は連盟の歴史として連盟が保持しとくべきものでは?どちらにしろ、私は物には興味がないのでこのあたりはどうでもよい。気になるのは旧大橋家文書を中心とする文書史料。展示に利用するのは一向にかわまないが、研究者が簡単にアクセスできる仕組にも組み込んで欲しいと思う。大学の研究機関だし、直に電凸するのでなく、(手近な大学)図書館経由で問い合わせれば閲覧許可が出たりするのかな?リストが公開されれば複写申込なども簡単にできるので、連盟に口を利いてもらわなければ見られない状態よりはずっと良いのかも知れない。Virtual Musiumのような形で公開されたら、万々歳。近デジの方式ならなお良いがね。
(追記)
週刊新潮に載ってた東 和男理事の「将棋盤も傷つけてしまったので、倉庫に置きっぱなしでした」てのには絶句。やっぱり木村家から連盟に渡ってから傷つけたものだったか… 恐らく例の蒔絵の奴についていた傷のこと。見栄え良く修繕しようと思ったら、王将戦のタイトル料より金がかかったりして(笑)。使用時の傷ならともかく、誰も責任をとらず3年以上ほってあるのも、ちょっと信じ難い。寄贈だか寄託だか知らんがこの機会に手を打っておくべき。
しばらくすれば、ここのニュースに日本将棋連盟から寄贈を受けたことが載ったりするんだろうか。
神崎健二七段の日記で紹介されている蒔絵入将棋盤は、あちらの展示にふさわしいものだが、木村義雄十四世の写真は連盟の歴史として連盟が保持しとくべきものでは?どちらにしろ、私は物には興味がないのでこのあたりはどうでもよい。気になるのは旧大橋家文書を中心とする文書史料。展示に利用するのは一向にかわまないが、研究者が簡単にアクセスできる仕組にも組み込んで欲しいと思う。大学の研究機関だし、直に電凸するのでなく、(手近な大学)図書館経由で問い合わせれば閲覧許可が出たりするのかな?リストが公開されれば複写申込なども簡単にできるので、連盟に口を利いてもらわなければ見られない状態よりはずっと良いのかも知れない。Virtual Musiumのような形で公開されたら、万々歳。近デジの方式ならなお良いがね。
(追記)
週刊新潮に載ってた東 和男理事の「将棋盤も傷つけてしまったので、倉庫に置きっぱなしでした」てのには絶句。やっぱり木村家から連盟に渡ってから傷つけたものだったか… 恐らく例の蒔絵の奴についていた傷のこと。見栄え良く修繕しようと思ったら、王将戦のタイトル料より金がかかったりして(笑)。使用時の傷ならともかく、誰も責任をとらず3年以上ほってあるのも、ちょっと信じ難い。寄贈だか寄託だか知らんがこの機会に手を打っておくべき。
早指で2局。1敗1勝。1局目は相手が風車にして、双方手詰まり、無理に動いたところをうまく切り返されて、と金量産されて投了。2局目は矢倉模様だったが、こちらの2五歩に、3三角と飛車先を受けてきたので棒銀にした、相手の対処が悪く、攻め潰して終了。
この棋力判定問題集もRSSに(なぜか数年前のものが)ひっかかっていたのでやってみた。見たことのある問題が多いので棋歴の長い人なら高得点が取れそう。解答時間は解説・答え合わせ含めて30分。24では中級tab~上級tabの住人。昭和20年代の詰将棋問題集の棋力判定だと8~10級。初段には足りないくらいと自己査定してよい?
解答 | 得点 | 自信 | ||
---|---|---|---|---|
第1問 | ▲2二角成 | 2 | ◎ | |
第2問 | ▲7二角 | 2 | ◎ | |
第3問 | ▲7一角△9二玉▲7二と | 2 | ◎ | |
第4問 | ▲5三桂打 | 2 | △ | |
第5問 | ▲8三歩△同飛▲8四歩 | 2 | ◎ | |
第6問 | ▲2四歩△同歩▲同飛 | 2 | ◎ | |
第7問 | ▲8二金 | 2 | ◎ | |
第8問 | ▲4一銀 | 2 | ◎ | |
第9問 | ▲2四歩 | 2 | ◎ | |
第10問 | ▲3一角△1二玉▲1三香 | 2 | ◎ | |
第11問 | ▲2二銀 | 2 | ◎ | |
第12問 | ▲5五桂 | 2 | ◎ | |
第13問 | ▲2四歩 | 2 | ◎ | |
第14問 | ▲1三桂成△同玉▲2六香 | 2 | ◎ | |
第15問 | ▲7四桂 | 2 | ◎ | |
第16問 | ▲2四歩 | 2 | ◎ | |
第17問 | ▲3七同桂 | 2 | ○ | |
第18問 | ▲4六歩 | 2 | ○ | |
第19問 | ▲9八飛 | 2 | ○ | |
第20問 | ▲2六角 | 2 | △ | |
第21問 | ▲2四桂 | 2 | ◎ | |
第22問 | ▲2四歩△同歩▲2五歩 | 2 | ◎ | |
第23問 | ▲3三歩 | 2 | ◎ | |
第24問 | ▲6二金 | 2 | ◎ | |
第25問 | ▲5四歩△同銀▲7四銀 | 2 | △ | |
第26問 | ▲5六歩 | 2 | ◎ | 銀多伝云々がなければ▲6八銀か▲7八金 |
第27問 | ▲4一金△同玉▲6一飛 | 2 | ◎ | |
第28問 | ▲3四歩△同銀▲3五歩 | 2 | ◎ | |
第29問 | ▲9六歩△同香▲9八歩 | 2 | ◎ | |
第30問 | ▲4八歩 | 2 | ◎ | この一手とあればわかる |
第31問 | ▲4一竜△同玉▲2二金 | 2 | ◎ | |
第32問 | ▲5二歩 | 2 | ◎ | |
第33問 | ▲6六銀 | 2 | ○ | |
第34問 | ▲4六角 | 1 | × | △7七銀不成の局面が大して良いとも思えず |
第35問 | ▲1八飛 | 2 | ◎ | |
第36問 | ▲2一飛成△同玉▲2三銀 | 2 | ◎ | |
第37問 | ▲3二竜△2二銀▲2四桂 | 2 | ◎ | |
第38問 | ▲6三歩成 | 2 | ◎ | |
第39問 | ▲7八飛 | 0 | × | |
第40問 | ▲4五銀 | 2 | × | |
第41問 | ▲1五歩 | 2 | ◎ | |
第42問 | ▲7二竜△同銀▲9三金 | 2 | ◎ | |
第43問 | ▲4六銀 | 2 | ○ | |
第44問 | 0 | × | ||
第45問 | ▲8八銀 | 2 | ◎ | 実戦なら読み切らない |
第46問 | ▲3一銀 | 2 | ◎ | |
第47問 | 0 | × | ▲3三銀△同金直から離れられず | |
第48問 | ▲2九角 | 2 | ◎ | 時間さえあれば |
第49問 | ▲5二金△3一玉▲3二銀 | 2 | ◎ | |
第50問 | ▲3三角△2二金▲3一竜 | 2 | ◎ | |
93 |